Hitachi

Cosminexus V11 BPM/ESB基盤 サービスプラットフォーム システム構築・運用ガイド


3.1.15 ユーザ定義受付の定義情報を設定する

ユーザ定義受付のうちSOAP受付では,次に示す定義情報を設定できます。

定義情報を設定する前提条件,および設定方法について次に説明します。

注意事項

ユーザ定義受付,およびユーザ定義受付を利用するビジネスプロセスを削除した場合,ここで設定した定義情報は無効となります。削除後に,ユーザ定義受付およびユーザ定義受付を利用するビジネスプロセスを再配備する場合,必ずユーザ定義受付の定義情報を設定し直してください。

〈この項の構成〉

(1) 前提条件

SOAP受付の定義情報を設定するには,HCSCサーバが起動状態である必要があります。

HCSCサーバの状態の確認方法については,「5.3.16 HCSCサーバの情報を確認する」を参照してください。

(2) 設定方法

SOAP受付の定義情報を設定するには,まずユーザ定義受付ランタイム定義ファイルを作成します。ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルのテンプレートファイルは,cscurcptnconfig.propertiesのファイル名で次のディレクトリに格納されています。

<サービスプラットフォームのインストールディレクトリ>\CSC\config\manager\templates\cscurcptnconfig.properties

テンプレートファイルを任意の場所にコピーしたあと,定義情報を編集して,ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルを作成します。ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「6.6.2 ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル」を参照してください。

ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルを作成したら,運用環境でcsccompoconfigコマンドを実行して定義情報を設定します。設定した定義情報は,HCSCコンポーネントを再開始したときに反映されます。csccompoconfigコマンドの詳細については,マニュアル「サービスプラットフォーム リファレンス」の「csccompoconfig(HCSCコンポーネントの定義)」を参照してください。

HCSCサーバに配備されているSOAP受付に定義情報を設定するか,クラスタ内のHCSCサーバに配備されているSOAP受付に定義情報を設定するかによって実行形式が異なります。

HCSCサーバに配備されているSOAP受付に定義情報を設定する場合

HCSCサーバ名,およびSOAP受付の受付IDを指定して実行します。

指定したHCSCサーバ上のSOAP受付に,ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルで指定した定義情報が設定されます。

csccompoconfig -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -operation set -propfile <ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル> -csc <HCSCサーバ名> -name <受付ID>
クラスタ内のHCSCサーバに配備されているSOAP受付に定義情報を設定する場合

クラスタ名,およびSOAP受付の受付IDを指定して実行します。

指定したクラスタに配備されているSOAP受付に,ユーザ定義受付ランタイム定義ファイルで指定した定義情報が設定されます。

csccompoconfig -user <ログインユーザID> -pass <ログインパスワード> -operation set -propfile <ユーザ定義受付ランタイム定義ファイル> -cluster <クラスタ名> -name <受付ID>