Hitachi Command Suite
Dynamic Link Manager Software
ユーザーズガイド(Linux®用)
3000-3-G24-60
目次
- 前書き
- はじめに
- 対象読者
- マニュアルの構成
- 読書手順
- このマニュアルで使用している記号
- コマンドまたはユティリティの文法で使用している記号
- ファイル名で使用している記号
- 1. HDLMの概要
- 1.1 HDLMとは
- 1.2 HDLMの特長
- 2. HDLMの機能
- 2.1 HDLMで管理するデバイス
- 2.2 システム構成
- 2.2.1 FC-SANを使用するシステム構成
- 2.2.2 IP-SANを使用するシステム構成
- 2.3 LU構成
- 2.4 プログラム構成
- 2.5 HDLMドライバとHDLMデバイスの位置づけ
- 2.6 HDLMデバイスの論理デバイスファイル
- 2.7 ロードバランスによる負荷分散
- 2.7.1 ロードバランスが適用されるパス
- 2.7.2 ロードバランスのアルゴリズム
- 2.8 パス切り替えによるフェイルオーバとフェイルバック
- 2.8.1 自動パス切り替え
- 2.8.2 手動パス切り替え
- 2.8.3 パスの状態遷移
- 2.9 間欠障害の監視(自動フェイルバック使用時の機能)
- 2.9.1 間欠障害の確認
- 2.9.2 間欠障害監視の設定
- 2.9.3 間欠障害監視の動作
- 2.9.4 ユーザの操作による間欠障害情報の変化
- 2.10 パスヘルスチェックによる障害検出
- 2.11 ダイナミックI/Oパスコントロール機能による負荷分散
- 2.11.1 ダイナミックロードバランスコントローラ機能とは
- 2.11.2 ダイナミックI/Oパスコントロール機能について
- 2.12 障害管理
- 2.12.1 採取するログの種類
- 2.12.2 障害情報のフィルタリング
- 2.12.3 HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を使用した障害情報の収集
- 2.12.4 HDLMインストール障害情報収集ユティリティ(installgetras)を使用したインストール障害情報の収集
- 2.13 監査ログの採取
- 2.13.1 HDLMで監査ログに出力する種別と監査事象
- 2.13.2 監査ログ出力の前提条件
- 2.13.3 監査ログの出力先とフィルタリング
- 2.13.4 監査ログの出力形式
- 2.14 Global Link ManagerによるHDLMの統合管理
- 2.15 クラスタ対応
- 3. HDLMの環境構築
- 3.1 HDLMのシステム要件
- 3.1.1 HDLMがサポートするホストとOS
- 3.1.2 HDLMがサポートするストレージシステム
- 3.1.3 Red Hat Enterprise Linux AS4/ES4を使用する場合の関連製品
- 3.1.4 Red Hat Enterprise Linux 5を使用する場合の関連製品
- 3.1.5 Red Hat Enterprise Linux 6を使用する場合の関連製品
- 3.1.6 SUSE LINUX Enterprise Server 10を使用する場合の関連製品
- 3.1.7 SUSE LINUX Enterprise Server 11を使用する場合の関連製品
- 3.1.8 Oracle Enterprise Linux 4を使用する場合の関連製品
- 3.1.9 Oracle Enterprise Linux 5を使用する場合の関連製品
- 3.1.10 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 5を使用する場合の関連製品
- 3.1.11 Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用する場合の関連製品
- 3.1.12 メモリ所要量とディスク占有量
- 3.1.13 HDLMがサポートするLU数とパス数
- 3.1.14 HDLMがサポートする仮想環境
- 3.2 環境構築の流れ
- 3.3 HDLMのインストールの種別
- 3.4 HDLMのインストールについての事前知識
- 3.5 環境を構築する場合の注意事項
- 3.5.1 ハードウェアの設定についての注意事項
- 3.5.2 Linuxに関する注意事項
- 3.5.3 インストールについての注意事項
- 3.5.4 再インストールまたはアップグレードインストールについての注意事項
- 3.5.5 Device Managerエージェントについての注意事項
- 3.6 HDLMのインストール
- 3.6.1 HDLMを新規インストールする前の準備
- 3.6.2 JP1/NETM/DMを使用してHDLMをリモートインストールする場合の準備
- 3.6.3 HDLMの新規インストール
- 3.6.4 HDLMを再インストールまたはアップグレードインストールする前の準備
- 3.6.5 HDLMの再インストール
- 3.6.6 HDLMのアップグレードインストール
- 3.6.7 HDLMのサイレントインストール
- 3.6.8 ディスク複製OSインストール
- 3.7 ブートディスクを管理するためのHDLMのインストール
- 3.7.1 ブートディスク環境へHDLMをインストールする場合の注意事項
- 3.7.2 ブートディスク環境へHDLMをインストールする手順の概要
- 3.7.3 HDLMデバイスをブートディスクとして使用するための設定
- 3.7.4 HDLMデバイスをブートディスクとして使用している環境でのアップグレードインストール
- 3.7.5 HDLMデバイス上の論理ボリューム(LVM2)をブートディスクとして使用するための設定
- 3.7.6 HDLMデバイス上の論理ボリューム(LVM2)をブートディスクとして使用している環境でのアップグレードインストール
- 3.7.7 HDLMデバイスからのOSの起動に失敗した場合の対処
- 3.8 LUKSの設定
- 3.8.1 LUKSを使用する場合の注意事項
- 3.8.2 LUKS環境へのHDLMの適用
- 3.9 mdデバイスの設定
- 3.9.1 mdデバイスを設定する場合の注意事項
- 3.9.2 mdデバイスの作成
- 3.9.3 mdデバイス環境へのHDLMの適用
- 3.10 LVM2の設定
- 3.10.1 LVM2を使用する場合の注意事項
- 3.10.2 HDLMデバイスを使用して新規に論理ボリュームを作成する
- 3.10.3 シングルパス環境でSCSIデバイス上に作成済みの論理ボリュームをHDLMデバイスに移行する場合
- 3.11 Xenの設定
- 3.12 KVMの設定
- 3.13 CLUSTERPROの設定
- 3.13.1 監視対象デバイスをHDLMデバイス,監視方法をディスクモニタリソースに設定する
- 3.13.2 監視対象デバイスをディスクハートビートで指定済みのRAWパーティション,監視方法をRAWモニタリソースに設定する
- 3.14 Heartbeatの設定
- 3.15 Oracle RACの設定
- 3.16 RHCMの設定
- 3.16.1 RHCMを使用する場合の注意事項
- 3.16.2 Red Hat Enterprise Linux AS4/ES4を使用している場合
- 3.16.3 Red Hat Enterprise Linux 5またはRed Hat Enterprise Linux 6を使用している場合
- 3.17 VCSの設定
- 3.18 パス構成の確認
- 3.19 HDLMの機能の設定
- 3.19.1 変更前の設定内容の確認
- 3.19.2 機能の設定
- 3.19.3 変更後の設定の確認
- 3.20 プロセス別トレース情報ファイル
- 3.20.1 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリを使用する場合の注意事項
- 3.21 HDLMデバイスのキャラクタ型デバイスファイルの作成
- 3.21.1 Red Hat Enterprise Linux 5またはRed Hat Enterprise Linux 6を使用している場合
- 3.21.2 Red Hat Enterprise Linux AS4/ES4またはSUSE LINUX Enterprise Serverを使用している場合
- 3.22 ファイルシステムの構築(ボリューム管理ソフトウェアを使用しない場合)
- 3.22.1 ファイルシステムのマウント
- 3.22.2 ファイルシステムの作成例
- 3.23 自動マウントの設定
- 3.23.1 新規にHDLMデバイスを設定する場合
- 3.23.2 すでにSCSIデバイスを設定している環境から移行する場合
- 3.24 HDLMの設定解除
- 3.24.1 HDLM管理対象のデバイスへの操作
- 3.24.2 Heartbeatの設定解除
- 3.24.3 Oracle RACの設定解除
- 3.24.4 RHCMの設定解除
- 3.24.5 VCSの設定解除
- 3.24.6 Xenの設定解除
- 3.24.7 KVMの設定解除
- 3.24.8 LVM2の設定解除
- 3.24.9 mdデバイスの設定解除
- 3.24.10 LUKSの設定解除
- 3.24.11 HDLMのアンインストール
- 3.24.12 Hitachi Network Objectplazaトレース共通ライブラリ(HNTRLib2)のアンインストール
- 4. HDLMの運用
- 4.1 HDLMの使用上の注意事項
- 4.1.1 OS共通の注意事項
- 4.1.2 Red Hat Enterprise Linux AS4/ES4またはOracle Enterprise Linux 4を使用する場合の注意事項
- 4.1.3 Red Hat Enterprise Linux 5,Red Hat Enterprise Linux 6,Oracle Enterprise Linux 5,Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 5,またはOracle Unbreakable Enterprise Kernel 6を使用する場合の注意事項
- 4.1.4 SUSE LINUX Enterprise Server 10を使用する場合の注意事項
- 4.1.5 SUSE LINUX Enterprise Server 11を使用する場合の注意事項
- 4.2 カーネルパッケージの更新またはOSのアップデートパッケージの適用
- 4.2.1 Red Hat Enterprise Linux AS4/ES4,Oracle Enterprise Linux 4,Oracle Enterprise Linux 5,Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 5,Oracle Unbreakable Enterprise Kernel 6またはSUSE LINUX Enterprise Serverの場合
- 4.2.2 Red Hat Enterprise Linux 5またはRed Hat Enterprise Linux 6の場合
- 4.3 コマンドを使用したHDLMの運用
- 4.3.1 コマンドを使用する場合の注意事項
- 4.3.2 パスの情報を参照する
- 4.3.3 パスの状態を変更する
- 4.3.4 LUの情報を参照する
- 4.3.5 HDLMデバイス,SCSIデバイスおよびLDEV情報の対応を確認する
- 4.3.6 パスの統計情報を初期値にする
- 4.3.7 動作環境を参照または設定する
- 4.3.8 ライセンス情報を参照する
- 4.3.9 ライセンスを更新する
- 4.3.10 HDLMのバージョン情報を参照する
- 4.3.11 HDLMのコンポーネント情報を参照する
- 4.4 HDLMマネージャの起動と停止
- 4.4.1 HDLMマネージャの起動
- 4.4.2 HDLMマネージャの停止
- 4.5 HDLMの常駐プロセス
- 4.6 HDLM運用環境の構成変更
- 4.6.1 HBAの交換
- 4.6.2 ファイバケーブルの交換
- 4.6.3 ファイバチャネルスイッチの交換
- 4.6.4 HDLMデバイスの構成変更
- 4.6.5 HDLMデバイス名の変更
- 4.6.6 新規HDLMデバイス作成について
- 4.6.7 BladeSymphonyのI/Oドロワーを追加する場合の注意事項
- 5. トラブルシュート
- 5.1 HDLM障害情報収集ユティリティ(DLMgetras)を使った障害情報の収集
- 5.2 メッセージでの障害情報の確認
- 5.3 パス障害時の対処
- 5.3.1 メッセージの監視
- 5.3.2 パス情報の取得
- 5.3.3 障害パスの抽出
- 5.3.4 障害発生ハードウェアの絞り込み
- 5.3.5 障害個所の特定・ハードウェアへの障害対処
- 5.3.6 パスを稼働状態に変更
- 5.4 プログラム障害時の対処
- 5.4.1 メッセージの監視
- 5.4.2 プログラム情報の取得
- 5.4.3 プログラム障害への対処
- 5.4.4 HDLMの購入元会社,または保守会社に連絡
- 5.5 パスやプログラム以外の障害時の対処
- 6. コマンドリファレンス
- 6.1 コマンド概要
- 6.2 clear パスの統計情報を初期値にする
- 6.2.1 形式
- 6.2.2 パラメタ
- 6.3 help オペレーションの形式を表示する
- 6.3.1 形式
- 6.3.2 パラメタ
- 6.4 offline パスを閉塞状態にする
- 6.4.1 形式
- 6.4.2 パラメタ
- 6.5 online パスを稼働状態にする
- 6.5.1 形式
- 6.5.2 パラメタ
- 6.6 set 動作環境を設定する
- 6.6.1 形式
- 6.6.2 パラメタ
- 6.7 view 情報を表示する
- 6.7.1 形式
- 6.7.2 パラメタ
- 6.8 add パスを動的に追加する
- 6.8.1 形式
- 6.8.2 パラメタ
- 6.9 delete パスを動的に削除する
- 6.9.1 形式
- 6.9.2 パラメタ
- 7. ユティリティリファレンス
- 7.1 ユティリティ概要
- 7.2 DLMgetras HDLM障害情報収集ユティリティ
- 7.2.1 形式
- 7.2.2 パラメタ
- 7.2.3 収集される障害情報
- 7.3 dlmcfgmgr HDLM構成定義ユティリティ
- 7.3.1 形式
- 7.3.2 パラメタ
- 7.4 dlmchname HDLMデバイス名変更ユティリティ
- 7.4.1 形式
- 7.4.2 パラメタ
- 7.4.3 デバイス名変更定義ファイルの編集方法
- 7.5 dlmmkinitrd ブートディスクサポートユティリティ
- 7.5.1 形式
- 7.5.2 パラメタ
- 7.6 dlmpr HDLMパーシステントリザーブ解除ユティリティ
- 7.6.1 形式
- 7.6.2 パラメタ
- 7.7 dlmsetopt HDLMドライバオプション設定ユティリティ
- 7.7.1 形式
- 7.7.2 パラメタ
- 7.8 dlmstart HDLM起動ユティリティ
- 7.8.1 形式
- 7.9 dlmupdatesysinit システムスクリプト更新ユティリティ
- 7.9.1 形式
- 7.10 installgetras HDLMインストール障害情報収集ユティリティ
- 7.10.1 形式
- 7.10.2 パラメタ
- 7.10.3 収集される障害情報
- 7.11 installhdlm HDLMインストールユティリティ
- 7.11.1 形式
- 7.11.2 パラメタ
- 7.11.3 インストール情報設定ファイルの編集方法
- 7.12 installux.sh HDLM共通インストーラユティリティ
- 7.12.1 形式
- 7.12.2 パラメタ
- 7.12.3 ログファイルについて
- 8. メッセージ
- 8.1 メッセージ一覧を参照するための前提知識
- 8.1.1 メッセージIDの出力形式と意味
- 8.1.2 メッセージおよびメッセージの説明で使用する用語
- 8.1.3 メッセージの言語種別
- 8.2 KAPL01001~KAPL02000
- 8.3 KAPL03001~KAPL04000
- 8.4 KAPL04001~KAPL05000
- 8.5 KAPL05001~KAPL06000
- 8.6 KAPL06001~KAPL07000
- 8.7 KAPL07001~KAPL08000
- 8.8 KAPL08001~KAPL09000
- 8.9 KAPL09001~KAPL10000
- 8.10 KAPL10001~KAPL11000
- 8.11 KAPL11001~KAPL12000
- 8.12 KAPL12001~KAPL13000
- 8.13 KAPL13001~KAPL14000
- 8.14 KAPL15001~KAPL16000
- 8.15 Hitachi Command Suite共通エージェントコンポーネントのリターンコード
- 付録A. Linuxのコマンドおよびファイルの注意事項
- A.1 /proc/partitionsファイルについての注意事項
- A.2 Linuxのコマンドについての注意事項
- A.3 iostatコマンドについての注意事項
- A.4 mkfsコマンドについての注意事項
- A.5 fdiskコマンドについての注意事項
- A.6 sarコマンドについての注意事項
- A.7 fdiskコマンドまたはpartedコマンドについての注意事項
- A.8 partedコマンドについての注意事項
- A.9 vgrenameコマンドおよびlvrenameコマンドについての注意事項
- 付録B. weak-modulesスクリプトを使用している製品の障害時の対処
- B.1 概要
- B.2 weak-modulesスクリプトを使用している製品のインストール
- B.3 weak-modulesスクリプトを使用している製品のアンインストール
- 付録C. kdump機能の設定手順
- C.1 前提条件
- C.2 設定手順
- C.3 注意事項
- 付録D. バージョン間の機能差異
- D.1 7.6以降と7.6より前のバージョンとの機能差異
- D.2 7.2以降と7.2より前のバージョンとの機能差異
- D.3 6.2.1以降と6.2.1より前のバージョンとの機能差異
- D.4 6.1以降と6.1より前のバージョンとの機能差異
- D.5 6.0以降と6.0より前のバージョンとの機能差異
- D.6 05-94以降と05-94より前のバージョンとの機能差異
- D.7 05-91以降と05-91より前のバージョンとの機能差異
- D.8 05-90以降と05-90より前のバージョンとの機能差異
- D.9 05-80以降と05-80より前のバージョンとの機能差異
- D.10 05-71以降と05-71より前のバージョンとの機能差異
- D.11 05-70-/A以降と05-70-/Aより前のバージョンとの機能差異
- D.12 05-70以降と05-70より前のバージョンとの機能差異
- D.13 05-63以降と05-63より前のバージョンとの機能差異
- D.14 05-40以降と05-40より前のバージョンとの機能差異
- 付録E. このマニュアルの参考情報
- E.1 関連マニュアル
- E.2 このマニュアルでの表記
- E.3 このマニュアルで使用している略語
- E.4 KB(キロバイト)などの単位表記について
- 用語解説
- 索引
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