Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Linux®用)

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3.1.2 HDLMがサポートするストレージシステム

HDLMがサポートするストレージシステムを次に示します。

この項の構成
(1) ストレージシステム
(2) HBA(FC-SANを使用する場合)
(3) NIC(IP-SANを使用する場合)
(4) Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合

(1) ストレージシステム

HDLMは下記のストレージシステムに適用します。

FC-SANを使用する場合

IP-SANを使用する場合

適用できるストレージシステムはデュアルコントローラ構成が前提です。HUB接続環境で使用する場合,接続されているすべてのホスト,およびすべてのストレージシステムのループIDを一意に設定してください。なお,HDLMを使用するために必要なマイクロプログラムバージョンについてはHDLMのソフトウェア添付資料を参照してください。ストレージの設定情報についてはストレージシステムの保守マニュアルを参照してください。

注意事項
BladeSymphony環境およびブートディスク環境で適用できるストレージシステムについては,使用しているOSやバージョンに応じて次の項を参照してください。

(2) HBA(FC-SANを使用する場合)

適用できるHBAについては,HDLMのソフトウェア添付資料を参照してください。

(3) NIC(IP-SANを使用する場合)

適用できるNICについては,HDLMのソフトウェア添付資料を参照してください。

(4) Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合

Hitachi RapidXchangeで管理している中間ボリュームで,データを交換する場合の関連プログラムを次の表に示します。

表3-11 Hitachi RapidXchange管理の中間ボリュームを扱う場合の関連プログラム

カーネルアーキテクチャ※1 カーネル 関連プログラム
IA32※2 2.6.32-279.el6.i686 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU)01-05-66/26以降
2.6.32-279.19.1.el6.i686
EM64T/AMD64※3 2.6.32-279.el6.x86_64 File Access Library and File Conversion Utility(FAL/FCU)01-05-66/26以降
2.6.32-279.19.1.el6.x86_64

注※1
OS配布元からバイナリ形式で提供されているカーネルだけサポートします。

注※2
HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,IA32用のカーネルがインストールされた環境です。

注※3
EM64T/AMD64の環境での注意事項を次に示します。
  • HDLMがサポートする環境は,Intel社製CPUまたはAMD社製CPUのOpteronのシステムに,EM64TとAMD64用のカーネルがインストールされた環境です。
  • EM64T/AMD64の環境では,次に示すRPMパッケージが必要です。HDLMをインストールする前に,これらのRPMパッケージをインストールしてください。
    ・libstdc++-RPMパッケージのバージョン情報.i686.rpm
    ・libgcc-RPMパッケージのバージョン情報.i686.rpm
    ・glibc-RPMパッケージのバージョン情報.i686.rpm
    RPMパッケージのバージョン情報は,OSのバージョンによって異なります。

なお,Hitachi RapidXchangeの詳細は,マニュアル「SANRISE2000/SANRISE9900/SANRISE Universal Storage Platform/Hitachi Universal Storage Platform V Hitachi Virtual Storage Platform FAL for AIX FAL for HP-UX FAL for Solaris FAL for Windows FAL for NCR UNIX FAL for HI-UX/WE2 FAL for Tru64 UNIX FAL for LINUX ユーザーズガイド」を参照してください。

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