Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Linux®用)

[目次][索引][前へ][次へ]


4.2.2 Red Hat Enterprise Linux 5またはRed Hat Enterprise Linux 6の場合

Red Hat Enterprise Linux 5またはRed Hat Enterprise Linux 6を使用している場合,HDLMはインストールした状態で,カーネルパッケージの更新またはOSのアップデートパッケージの適用ができます。

この項の構成
(1) HDLMデバイスをブートディスクとして使用していない場合
(2) HDLMデバイスをブートディスクとして使用している場合
(3) HDLMデバイス上の論理ボリューム(LVM2)をブートディスクとして使用している場合

(1) HDLMデバイスをブートディスクとして使用していない場合

HDLMデバイスをブートディスクとして使用していない場合,カーネルパッケージを更新またはOSのアップデートパッケージを適用する手順を,次に説明します。

  1. 3.6.4 HDLMを再インストールまたはアップグレードインストールする前の準備」の手順を実行します。
  2. カーネルパッケージを更新,またはOSのアップデートパッケージを適用します。
  3. システムスクリプト更新ユティリティ(dlmupdatesysinit)を実行します。
    dlmupdatesysinitユティリティの詳細については,「7.9 dlmupdatesysinit システムスクリプト更新ユティリティ」を参照してください。
  4. ホストを再起動します。

(2) HDLMデバイスをブートディスクとして使用している場合

HDLMデバイスをブートディスクとして使用している場合,カーネルパッケージを更新またはOSのアップデートパッケージを適用する手順を,次に説明します。

  1. 3.6.4 HDLMを再インストールまたはアップグレードインストールする前の準備」の手順を実行します。
  2. 設定ファイルを編集して,SCSIデバイスが設定された状態でOSを起動するように定義を変更します。
    3.7.4 HDLMデバイスをブートディスクとして使用している環境でのアップグレードインストール」の手順1から手順16を実行してください。
  3. カーネルパッケージを更新,またはOSのアップデートパッケージを適用します。
  4. システムスクリプト更新ユティリティ(dlmupdatesysinit)を実行します。
    dlmupdatesysinitユティリティの詳細については,「7.9 dlmupdatesysinit システムスクリプト更新ユティリティ」を参照してください。
  5. ホストを再起動します。
  6. HDLMデバイスをブートディスクとして使用するための設定をします。
    3.7.4 HDLMデバイスをブートディスクとして使用している環境でのアップグレードインストール」の手順18から手順32を実行してください。

(3) HDLMデバイス上の論理ボリューム(LVM2)をブートディスクとして使用している場合

HDLMデバイス上の論理ボリューム(LVM2)をブートディスクとして使用している場合,カーネルパッケージを更新またはOSのアップデートパッケージを適用する手順を,次に説明します。

  1. 3.6.4 HDLMを再インストールまたはアップグレードインストールする前の準備」の手順を実行します。
  2. 設定ファイルを編集して,SCSIデバイスが設定された状態でOSを起動するように定義を変更します。
    3.7.6 HDLMデバイス上の論理ボリューム(LVM2)をブートディスクとして使用している環境でのアップグレードインストール」の手順1から手順20を実行してください。
  3. カーネルパッケージを更新,またはOSのアップデートパッケージを適用します。
  4. システムスクリプト更新ユティリティ(dlmupdatesysinit)を実行します。
    dlmupdatesysinitユティリティの詳細については,「7.9 dlmupdatesysinit システムスクリプト更新ユティリティ」を参照してください。
  5. ホストを再起動します。
  6. HDLMデバイスをブートディスクとして使用するための設定をします。
    3.7.6 HDLMデバイス上の論理ボリューム(LVM2)をブートディスクとして使用している環境でのアップグレードインストール」の手順22から手順38を実行してください。

[目次] [前へ] [次へ]


All Rights Reserved. Copyright© 2011, 2013, Hitachi, Ltd.