Dynamic Link Manager Software ユーザーズガイド(Linux®用)
- この項の構成
- (1) Red Hat Enterprise Linux AS4/ES4またはRed Hat Enterprise Linux 5の場合
- (2) SUSE LINUX Enterprise Serverの場合
(1) Red Hat Enterprise Linux AS4/ES4またはRed Hat Enterprise Linux 5の場合
- -v
- dlmmkinitrdユティリティ実行時のログを,コンソールに出力する場合に指定します。
- -f
- すでにある初期RAMディスクイメージファイルと同じ名前のファイルを作成する場合に指定します。このオプションを指定してdlmmkinitrdユティリティを実行すると,作成される初期RAMディスクイメージファイルを上書きします。
- -fstab fstab-name
- ルートデバイスファイルシステムを決定するためのfstabファイルを指定します。デフォルト値は,/etc/fstabです。
- initrd-image
- dlmmkinitrdユティリティが作成する初期RAMディスクイメージファイル名をフルパス,または相対パスで指定します。
- kernel-version
- 初期RAMディスクイメージファイルを作成するために使用するカーネルを指定します。
Red Hat Enterprise Linux 5の場合の実行例を,次に示します。
/opt/DynamicLinkManager/bin/dlmmkinitrd /boot/initrd- 2.6.18-194.el5-hdlm.img `uname -r`
(2) SUSE LINUX Enterprise Serverの場合
初期RAMディスクイメージファイルを作成するに当たって,イメージファイル名や作成先のパスを指定しない方法とパラメタを使って指定する方法があります。
- パラメタの指定を省略した場合
- 現在動作中のカーネルを使用して,/bootディレクトリ以下に初期RAMディスクイメージファイルを作成します。
- カーネル「vmlinuz-バージョン」のデフォルトの初期RAMディスクイメージファイル名は「initrd-バージョン.hdlm」になります。
- 例
- カーネル「vmlinuz-2.6.16.46-0.14-bigsmp」の初期RAMディスクイメージファイル名は「initrd-2.6.16.46-0.14-bigsmp.hdlm」になります。
- -i initrd-image
- dlmmkinitrdユティリティが作成する初期RAMディスクイメージファイル名を指定します。初期RAMディスクイメージファイルを,デフォルトのファイル名称(initrd-バージョン.hdlm)以外に作成したい場合に使用します。
- 初期RAMディスクイメージファイル名をフルパスで指定した場合
- 同時に-bパラメタを指定しても,-bパラメタの指定は無効になります。
- 初期RAMディスクイメージファイル名を相対パスで指定して,-bパラメタを同時指定しなかった場合
- /bootディレクトリからの相対パスになります。
- 初期RAMディスクイメージファイル名を相対パスで指定して,-bパラメタを同時指定した場合
- -bパラメタで指定した初期RAMディスクイメージの作成先からの相対パスになります。
- -b boot-directory
- 初期RAMディスクイメージファイルの作成先のパスを指定します。初期RAMディスクイメージファイルを,デフォルトのディレクトリ(/boot)以外に作成したい場合に使用します。
- -h
- ブートディスクサポートユティリティ(dlmmkinitrd)の形式を表示します。
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