3.2.4.1 予定表管理機能

予定表管理機能では、作業項目をグループ化して管理するための予定表の作成、確認、および編集を行います。
予定表の作成は、既存の予定表をコピーして作成することが可能です。また、ユーザー自身で予定表テンプレートを事前に用意しておき、そのテンプレートを使用して作業項目を一括で追加することも可能です。
予定表にひもづく作業項目の追加、確認、および編集は「作業項目管理機能」で行います。

(図)予定表管理機能画面

(図)予定表管理機能画面 (図)予定表管理機能画面

[予定表管理機能]画面の構成について以下に示します。

(表)予定表管理機能画面の構成要素

構成要素 説明
操作ボタン 予定表の以下の操作を行えます。
  • 作成:予定表の作成を行います。
  • コピー:既存の予定表をコピーして新規の予定表の作成を行います。
  • 削除:予定表の削除を行います。
  • スケジュールを開く:「作業項目一覧」が表示され、予定表の内容をガントチャート形式で確認できます。
[予定表一覧]のチェックボックスにチェックすると作成ボタンは非活性になり、コピーボタン、削除ボタン、およびスケジュールを開くボタンが活性化します。
フィルタエリア 条件を設定して予定表のフィルタを行います。詳細については「フィルタエリア」を参照してください。
予定表一覧 以下の場合の予定表の一覧が表示されます。
  • 自分自身が所属するグループが[担当グループ]に割り当てられている予定表
  • 自分自身で作成した予定表
[予定表一覧]の項目については「予定表一覧」を参照してください。

【フィルタエリア】

[フィルタエリア]では、フィルタ項目を複数組み合わせて予定表をフィルタすることが可能です。
フィルタ結果は、[予定表一覧]に表示されます。
他のページに遷移した場合、設定したフィルタ内容は削除され初期状態に戻ります。

[フィルタエリア]の項目について以下に示します。

(表)予定表のフィルタエリアの項目

項目 説明
「フィルタ追加」カラム 三画アイコンをクリックしてフィルタカラムを追加します。フィルタカラムは「(表)予定表一覧の項目」([担当グループ]、[テンプレート]を除く)と同じになります。
チェックアイコン チェックした項目がフィルタに適用されます。チェックしていない項目は、操作ボタンの適用ボタンをクリックすると削除されます。
適用ボタン 設定したフィルタ条件を適用して予定表をフィルタします。

【予定表一覧】
[予定表一覧]の項目について以下に示します。

(表)予定表一覧の項目

項目 説明
操作する対象を選択するためのチェックボックスです。
名前 予定表の名前
クリックすると[予定表の詳細]画面が表示されます。[予定表の詳細]画面では、予定表の編集も行えます。
説明 予定表の説明
担当グループ 予定表に割り当てられたグループ
テンプレート 予定表の作成時に設定した[予定表テンプレート]
コピーアイコンをクリックするとGitLab内の予定表テンプレートファイルのURLをコピーします。URLは予定表テンプレート適用時のバージョンのものになります。詳細については「予定表テンプレートのバージョン管理」を参照してください。
作成者 予定表を作成したユーザー名
作成日時 予定表が作成された日時


(1)予定表の作成

作成ボタンをクリックし、表示された[予定表を作成]画面で以下の内容を入力して保存ボタンをクリックすると、予定表が作成されます。
予定表を作成するユーザーには、スケジュールタブにアクセスするためのロール以外に、Primitiveロール「calendar_user」を割り当てる必要があります。ロールについての詳細は「Ops I上のロールとサポート機能の対応関係」を参照してください。

(表)予定表を作成画面の入力項目

項目 要否 説明
名前 Yes 予定表の名前
先頭と最後に半角、全角スペースは使用できません。
使用できる字数は、1~256文字です。
担当グループ Yes 虫眼鏡アイコンをクリックして担当グループを割り当てます。複数選択可能です。
ここで割り当てたグループのみ、作業項目の[担当グループ]で割り当てることができます。
予定表テンプレート No 虫眼鏡アイコンをクリックして予定表テンプレートを選択します。
Calendar」のYAMLファイルで作業項目を定義したものを「予定表テンプレート」として事前にリポジトリに登録しておくことができます。そのテンプレートを選択することで、定義された作業項目を一括で登録することができます。
説明 No 予定表の説明
使用できる字数は、0~10,000文字です。ただし、文字入力を行うと<p>などのHTMLタグが自動で付与されるため、入力した文字数が最大文字数未満でも「入力したデータが指定可能な最大文字数を超えています。」というメッセージが出力されることがあります。本メッセージが出力された場合は、入力内容の修正をお願いします。


(2)予定表のコピー

既存の予定表を元にして新しい予定表を作成したい場合、予定表をコピーすることができます。予定表をコピーした場合、予定表にひもづく作業項目も含めてコピーされます。

コピー方法は、コピーしたい予定表のチェックボックスをチェックし、コピーボタンをクリックします。コピー元の予定表の情報が反映された[予定表コピー]画面が表示されるので、以下の内容を入力して保存ボタンをクリックすると予定表が作成されます。


(表)予定表のコピー画面の入力内容

項目 要否 説明
コピー元の予定表 No コピー元の予定表の名前
参照のみ可能な項目です。
名前 Yes 予定表の名前
使用できる字数は、1~256文字です。
担当グループ Yes 虫眼鏡アイコンをクリックして担当グループを割り当てます。複数選択可能です。
ここで割り当てたグループのみ、作業項目の[担当グループ]で割り当てることができます。
予定表テンプレート No コピー元の予定表で[予定表テンプレート]を設定していた場合、その[予定表テンプレート]の名前が表示されます。参照のみ可能な項目です。
説明 No 予定表の説明
使用できる字数は、0~10,000文字です。ただし、文字入力を行うと<p>などのHTMLタグが自動で付与されるため、入力した文字数が最大文字数未満でも「入力したデータが指定可能な最大文字数を超えています。」というメッセージが出力されることがあります。本メッセージが出力された場合は、入力内容の修正をお願いします。

以下の項目はコピーされないので、コピー後に設定する必要があります。
また、定期的な作業項目や単一の作業項目にワークフローを関連づけている場合、そのワークフローにひもづく情報(実際の開始日時やステータスなどの実績)もコピーされません。作業項目の[開始日]などを設定し、ワークフローが実行されると新たに情報がひもづけられます。
作業項目管理機能の各画面の詳細については「作業項目管理機能」を参照してください。


(表)コピーされない項目

機能 画面 項目
予定表管理機能 予定表の詳細画面 担当グループ
作業項目管理機能 定期的な作業項目の詳細画面 定期的な予定の設定タブ:開始日、終了日、回数
単一の作業項目の詳細画面 予定の設定タブ:開始日、終了日
個別の作業項目の詳細画面 個別の作業項目はコピーされません。コピーした定期的な作業項目または単一の作業項目で[開始日]を設定することで新たに作成されます。


(3)予定表の削除

削除する予定表のチェックボックスをチェックし、削除ボタンをクリックします。ダイアログが表示されるので、チェックボックスにチェックしてOKボタンをクリックすると予定表が削除されます。削除した予定表に属する作業項目と、その作業項目にひもづくスケジュールも削除されます。
削除した予定表に含まれる作業項目にワークフローがひもづけられている場合、そのワークフローの実行履歴は削除されません。実行履歴とは、実績となる実行日時やグループやユーザーの割り当て情報を指します。



(4)予定表の詳細画面の表示と編集

[予定表一覧]で予定表の名前をクリックすると、[予定表の詳細]画面が表示されます。[予定表の詳細]画面は[予定表を作成]画面と同じです。パンくずリストには当該の予定表のIDが表示されます。
[予定表の詳細]画面では予定表の編集も行えますが、[予定表テンプレート]は参照のみ可能な項目になります。