JP1/Advanced Shell

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9.3 シェル標準コマンド

シェル標準コマンドとは,組み込みコマンドのことです。

組み込みコマンドは,シェル本体に組み込まれたコマンドであり,シェル自身によって実行できます。JP1/Advanced Shellは,組み込みコマンドとして次の2つの種類があります。

<この節の構成>
.コマンド(シェルスクリプトを実行する)
:コマンド(引数を展開する)
aliasコマンド(エイリアスを定義する)
breakコマンド(繰り返し処理を抜ける)
builtinコマンド(組み込みコマンドを実行する)
cdコマンド(カレントディレクトリを移動する)
commandコマンド(コマンドを実行する)
continueコマンド(繰り返し処理を中断して繰り返し処理の先頭に戻る)
echoコマンド(引数で指定した内容を標準出力に出力する)
evalコマンド(引数を1つにまとめてコマンドとして実行する)
execコマンド(コマンドを実行して終了する)
exitコマンド(シェルを終了する)
exportコマンド(シェル変数をエクスポートする)
falseコマンド(終了コード1を返す)
getoptsコマンド(引数を解析する)
killコマンド(シグナルを送信する)
letコマンド(数値計算を行って評価する)
printコマンド(標準出力に出力する)
pwdコマンド(カレントディレクトリのパスを出力する)
readコマンド(標準入力から読み込んで変数に格納する)
readonlyコマンド(変数の属性を読み込み専用に変更する,または読み込み専用の変数を表示する)
returnコマンド(関数または外部スクリプトから復帰する)
setコマンド(シェルオプションを設定する,配列を作成する,または変数の値を表示する)
shiftコマンド(実行時パラメーターをシフトする)
testコマンド(条件式を判定する)
timesコマンド(シェルが消費したCPU時間を出力する)
trapコマンド(シグナルを受け取ったときの動作を設定する)【UNIX限定】
trueコマンド(終了コード0を返す)
typesetコマンド(変数や関数の属性と値を明示的に宣言する)
ulimitコマンド(システムリソースの上限を設定する)【UNIX限定】
umaskコマンド(新規ファイル作成時のアクセス権を設定する)【UNIX限定】
unaliasコマンド(エイリアス定義を無効にする)
unsetコマンド(変数の値と属性の設定を解除する)
waitコマンド(子プロセスの完了を待つ)
whenceコマンド(文字列をコマンドとした場合の解釈を表示する)

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