JP1/Advanced Shell

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exportコマンド(シェル変数をエクスポートする)

形式

export [-p][name[=value]...]

機能

nameに指定されたシェル変数をエクスポートします。なお,-pオプションとnameを同時に指定した場合,nameのエクスポートが優先されます。

すべてのオプションを指定しないで実行した場合,エクスポートされているすべての変数の変数名を標準出力に出力します。

引数

-p
エクスポートされているすべての変数を「export 変数名=値」の書式で標準出力に出力します。

name
エクスポートする変数の名称を指定します。
Windowsの場合,変数の名称は英大文字である必要があります。Windowsでは,名前がすべて大文字のシェル変数だけエクスポートできます。名前に小文字が含まれるシェル変数をエクスポートしようとしたときは,エラーメッセージを出力し,バッチジョブを終了します。
nameにはエクスポートする変数名,配列名および関数名を複数指定できます。nameに配列名を指定した場合,配列を構成する全要素をエクスポートします。配列の1つの要素を指定した場合も,配列の全要素をエクスポートします。
nameに未作成の変数を指定した場合,変数の作成とエクスポートを同時に行います。ただし,この場合はvalueを指定しないとnameには改行文字が代入され,エクスポートされます。
nameに指定されたシェル変数が読み込み専用属性でかつvalueを指定した場合,エラー終了します。

value
nameに指定された変数に代入する値を指定します。
nameの後ろに=valueを指定した場合,nameへの値の代入とエクスポートを同時に行います。valueを指定しなかった場合,nameに設定されている値でエクスポートされます。

戻り値

戻り値 意味
0 正常終了
1 エラー終了

注意事項

使用例

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