JP1/Advanced Shell
形式
export [-p][name[=value]...]
機能
nameに指定されたシェル変数をエクスポートします。なお,-pオプションとnameを同時に指定した場合,nameのエクスポートが優先されます。
すべてのオプションを指定しないで実行した場合,エクスポートされているすべての変数の変数名を標準出力に出力します。
引数
- -p
- エクスポートされているすべての変数を「export 変数名=値」の書式で標準出力に出力します。
- name
- エクスポートする変数の名称を指定します。
- Windowsの場合,変数の名称は英大文字である必要があります。Windowsでは,名前がすべて大文字のシェル変数だけエクスポートできます。名前に小文字が含まれるシェル変数をエクスポートしようとしたときは,エラーメッセージを出力し,バッチジョブを終了します。
- nameにはエクスポートする変数名,配列名および関数名を複数指定できます。nameに配列名を指定した場合,配列を構成する全要素をエクスポートします。配列の1つの要素を指定した場合も,配列の全要素をエクスポートします。
- nameに未作成の変数を指定した場合,変数の作成とエクスポートを同時に行います。ただし,この場合はvalueを指定しないとnameには改行文字が代入され,エクスポートされます。
- nameに指定されたシェル変数が読み込み専用属性でかつvalueを指定した場合,エラー終了します。
- value
- nameに指定された変数に代入する値を指定します。
- nameの後ろに=valueを指定した場合,nameへの値の代入とエクスポートを同時に行います。valueを指定しなかった場合,nameに設定されている値でエクスポートされます。
戻り値
戻り値 意味 0 正常終了 1 エラー終了
注意事項
- この特殊組み込みコマンドは,コマンドの構文を誤るとコマンドを実行しているシェルが終了します。
使用例
- シェル変数TMOUTに30を代入してエクスポートします。
export TMOUT=30
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