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letコマンド(数値計算を行って評価する)

形式1

let 算術式[,算術式 ... ]

形式2

((算術式))

機能

算術式による数値計算を行って評価します。

また,letコマンドの代わりに,「((算術式))」と記載することでletコマンドと同様に算術式を計算し,評価できます。

letコマンドは,コンマで区切ると算術式を複数指定できます。複数指定した場合,算術式は左から右へ順に計算します。そのため,コンマで区切って指定した算術式を条件式の判定に使用すると,最後に実行した算術式の結果に従って条件判定をします。また,コンマの前後にスペースが存在すると,算術エラーで終了します。演算を括弧でまとめると,演算の優先順位を変更できます。

算術式の詳細については「5.3 算術演算」,条件判定の詳細については「5.2 条件判定」を参照してください。

戻り値

戻り値 意味
0 正常終了
  • 算術式の値が0以外です。
1 正常終了
  • 算術式の値が0です。
  • 算術式を指定しないで,(( ))を実行しました。
エラー終了
  • 算術式を指定しないで,letコマンドを実行しました。
2 エラー終了
  • 算術エラー(ゼロ除算,算術式不正)です。

注意事項

使用例

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