JP1/Advanced Shell
形式
kill [-s{signame|signum}]{pid|-pid}... kill [-signame|-signum]{pid|-pid}...
機能
プロセスにシグナルを送信します。signameまたはsignumに指定したシグナルを,pidに指定したプロセスに送信します。signameまたはsignumを指定しなかった場合は,SIGTERMを送信します。シグナル名称には,シグナル名から先頭の「SIG」を除いた名称を指定してください(例:SIGINTであれば「INT」と指定する)。それぞれのシグナルの仕様については,使用しているOSのマニュアルを参照してください。
引数
- -s
- 送信するシグナルをシグナル番号またはシグナル名称で指定します。
- signameまたは-signame
- 送信するシグナルのシグナル名称をsignameに指定します。
- signumまたは-signum
- 送信するシグナルのシグナル番号をsignumに指定します。
- pid
- シグナルを送信するプロセスIDを指定します。
- -pid
- プロセスグループに属するすべてのプロセスへシグナルを送信します。シグナルを送信するプロセスグループのIDをpidに指定します。Windowsの場合,複数のプロセスにシグナルを送るpidに0以下の値を指定できません。
戻り値
戻り値 意味 0 正常終了 1 エラー終了
注意事項
- Windowsの場合,SIGKILL以外のシグナルを指定したときは,エラーになります。
- Windowsの場合,SIGKILLを指定するとTerminateProcess()によってプロセスを強制終了します。
- この正規組み込みコマンドは,コマンドの構文を誤ってもコマンドを実行しているシェルは終了しません。
使用例
- UNIXでプロセスID4725にSIGINTを送信します。
kill -INT 4725- WindowsでプロセスID4725を強制終了します。
kill -KILL 4725
All Rights Reserved. Copyright (C) 2011, 2012, Hitachi, Ltd.