JP1/Advanced Shell
ジョブ定義スクリプト内では,typesetコマンドの-iオプションで明示的に整数型と宣言しないかぎり,変数の値は数字であっても文字として扱われます。しかし,letコマンドまたは(())の中に算術演算を行う演算子を指定すると,変数に代入されている値を数値として扱い,算術演算が行えます。
JP1/Advanced Shellは,算術演算子,増分・減分演算子,ビットごとの論理演算子,代入演算子が使用できます。演算子の共通仕様を説明します。
- 変数と演算子の間にスペースを入れないでください。スペースを入れた場合は,書式不正でエラー終了します。変数と演算子の間にスペースを入れたい場合は,クォーテーションで算術式を囲む必要があります。
- 算術式には数値および数字が代入された変数を指定できます。数値は基数表記(基数#値)で指定できます。
基数表記を省略した場合は10進数と解釈され,演算が実行されます。
- 数字以外の文字が代入されている変数を指定した場合は,エラー終了します。
- <この節の構成>
- 5.3.1 算術演算子
- 5.3.2 増分・減分演算子
- 5.3.3 ビットごとの論理演算子
- 5.3.4 代入演算子
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