JP1/Advanced Shell

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.コマンド(シェルスクリプトを実行する)

形式

. filenameargs

機能

カレントシェル上でシェルスクリプトを実行します。filenameに指定されたシェルスクリプトをシェル環境で実行します。filenameで指定されたシェルスクリプトのカレントディレクトリは,.コマンドを使用したカレントシェルのカレントディレクトリと同じになります。

カレントシェル環境で実行するため,filenameのシェルスクリプトが終了したあとも,filenameのシェルスクリプト内で設定された変数および定義された関数を使用できます。また,filenameのシェルスクリプト開始前に設定された変数および定義された関数を,filenameのシェルスクリプト内で使用できます。ただし,filenameに指定したシェルスクリプト内でスクリプト拡張コマンドは使用できません。スクリプト拡張コマンドが記述されていた場合は,コメントとして扱います。スクリプト拡張コマンドについては,「9.4 スクリプト拡張コマンド」を参照してください。

引数

filename
カレントシェル上で実行するシェルスクリプトのファイル名を指定します。

args
filenameのシェルスクリプト内で使用する位置パラメーターを指定します。argsの指定の有無またはfilename内での位置パラメーターの変更の有無によって,位置パラメーターは次のように値が設定されます。
argsの指定 filename内の位置パラメーターの変更あり filename内の位置パラメーターの変更なし
あり
  • filename内の位置パラメーターの値は引数argsに指定した値になります。
  • filename終了後の位置パラメーターの値は.(ドット)コマンド実行直前の値になります。
左の説明と同じです。
なし
  • filename内の位置パラメーターの値は.(ドット)コマンド実行直前の値になります。
  • filename終了後の位置パラメーターの値はfilename内で変更した値になります。

  • filename内の位置パラメーターの値は.(ドット)コマンド実行直前の値になります。
  • filename終了後の位置パラメーターの値は.(ドット)コマンド実行直前の値になります。

戻り値

戻り値 意味
0〜255 正常終了
  • 実行したスクリプトの終了コードが設定されます。
0 正常終了
引数filenameを指定しないで実行しました。
1 エラー終了

注意事項

使用例

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