3.11 ダッシュボード

本アプリケーションでは、Ops Iの情報をグラフなどを用いて視覚的に表示できます。例えば、今すぐに対応が必要なチケットや未割り当てのチケットを表示させ状況を把握する場合や、担当者ごとに対応中のチケットやワークフローの数を表示させ業務量の把握をする場合などに役立ちます。ユーザーが作成するカスタムデータモデルのグラフ表示にも対応しています。
ユーザーは任意のダッシュボードの作成や閲覧ができます。また、Ops Iが提供するダッシュボードの閲覧も可能です。

ダッシュボードアプリケーションではOSSであるGrafanaを利用しています。
Grafanaのダッシュボードの説明は以下を参照してください。
https://grafana.com/docs/grafana/v12.3/visualizations/dashboards/

(1)概要

ダッシュボードアプリケーションでは以下の操作ができます。

(表)ダッシュボードアプリケーションで行える操作

操作 説明
閲覧 ユーザーが作成したダッシュボード、Ops Iが提供するダッシュボードを閲覧できる。
作成・編集・削除 ダッシュボード、フォルダの作成・編集・削除を行える。詳細は「ダッシュボードの作成・編集・削除」を参照。また、以下の操作が可能。
カスタムアプリケーションへの組み込み ダッシュボードをカスタムアプリケーションに表示させる。詳細は「カスタムアプリケーションへの組み込み」を参照。
プロフィールの変更 表示言語やタイムゾーンの変更ができる。詳細は「プロフィールの設定」を参照。
※Ops Iが提供するダッシュボードの詳細は「Ops Iが提供するダッシュボード」を参照してください。


(2)ダッシュボードの画面構成

ダッシュボードアプリケーションを開くと、Grafanaの[Home]画面が開きます。

(a)メインメニュー

画面の左側のメインメニューから以下の操作ができます。デフォルトではメニューは閉じています。

以下のメニューのみサポートします。非サポートのメニューは使用しないでください。

  • Home:Grafanaの基本画面
  • Bookmarks:ブックマークしたページの一覧
  • Starred:ユーザーがお気に入りとして保存したダッシュボードの一覧
  • Dashboards:ダッシュボードの一覧
    • Playlists:複数のダッシュボードを順番に表示する機能
    • Library panels:複数のダッシュボードで共有可能なパネルの一覧
      Library Panelを更新すると、そのパネルを利用しているダッシュボードに変更が反映される
  • Explore:データの検索
    Primitiveロール「dash_editor」が付与されているユーザーに表示される
(b)ナビゲーションエリア

メインメニューで選択したメニューの内容が表示されます。
メインメニューからDashboardsを選択すると、Ops Iが提供するダッシュボードと作成済のダッシュボードがツリー表示され、作成済のダッシュボードの閲覧ができます。ダッシュボードはフォルダにより分類されています。

閲覧できるダッシュボードとフォルダは、Permissionの設定で決まります。
また、ダッシュボードに表示されるデータには、グループ分離、顧客分離によるアクセス制限がされるため、ユーザーが閲覧できるデータのみ表示されます。



(3)Ops Iが提供するダッシュボード

Ops Iでは以下のダッシュボードを提供しています。ダッシュボードアプリケーションからの閲覧や、カスタムアプリケーションへの組み込みができます。また、Ops Iが提供するダッシュボードをエクスポートし、ユーザーが作成したフォルダにインポートしてカスタムする使い方もできます。インポートする際は、UIDの変更が必要です。エクスポートとインポートの詳細は「ダッシュボードのインポート/エクスポート」を参照してください。

Ops Iは以下のダッシュボードをSystemフォルダに用意しています。

  • GitOps:
    Ops IへのYAMLファイルの登録状況を表している。システムアプリケーションのGitOpsログタブからも閲覧できる。
  • IT運用状況:
    登録されたチケット、ワークフローの状況を日本語で表している。ITSM-managerフォルダに配置されている。
  • IT Operations Overview:
    登録されたチケット、ワークフローの状況を英語で表している。ITSM-managerフォルダに配置されている。

「GitOps」を閲覧するにはPrimitiveロールの「gitops_logs_viewer」が付与されている必要があります。「IT運用状況」(日本語)および「IT Operations Overview」(英語)にはユーザーがアクセスできる情報のみ表示されます。アクセス権がある情報が存在しない場合、または、アクセス権はあるが該当する情報が存在しない場合、「No data」、「0」または空白が表示されます。
IT運用状況で閲覧できる情報の詳細を以下に示します。

(表)ダッシュボード「IT運用状況」

パネル名 説明
重大インシデント 作成されてクローズされていない、優先度がhighかvery_highのインシデントチケットの件数
変更予定件数(今後7日間) 作成されてクローズされていない、予定開始日時(plannedStart)が本日の日付から7日後までの日付の変更チケットの件数
期限間近のワークフロー(今後3日間) 作成されてクローズされていない、期限(dueDate)が本日の日付から3日後までの日付のワークフローの件数
未完了のワークロード 作成されてクローズされていないインシデント・リクエスト・変更・問合せチケットとワークフローの件数
長期滞留インシデント 作成されて3日間以上クローズされていないインシデントチケットのチケット番号・タイトル・作成日(時系列が古い方から5件を表示)
長期滞留リクエスト 作成されて3日間以上クローズされていないリクエストチケットのチケット番号・タイトル・作成日(時系列が古い方から5件を表示)
長期滞留問合せ 作成されて3日間以上クローズされていない問合せチケットのチケット番号・タイトル・作成日(時系列が古い方から5件を表示)
今週作成されたワークロード 今週に作成されたインシデント・リクエスト・変更・問合せチケットとワークフローの件数
今週作成されたワークロードのうち完了したワークロード 今週に作成されたインシデント・リクエスト・変更・問合せチケットとワークフローのうち、完了した件数
担当者ごとのチケット件数 クローズされていないチケットの件数が多い担当者の氏名・ユーザー名・チケットの件数(チケットの件数が多い順に5名分を表示)
日付ごとの起票したチケット件数(インシデント + リクエスト) 指定した期間に作成された、選択したタイプのチケットの件数
パネルタイトルは、選択したチケット種別によって変化する。
左上のチケット種別でチケットタイプ、右上の期間指定で期間を指定できる。チケット種別は、デフォルトでは「インシデント」と「リクエスト」が選択されている。チケット種別で「All」を選択すると、すべてのチケットタイプを選択できる。また、期間はデフォルトでは「過去30日間」が選択されている。
メモメモ
  • チケット、ワークフローが以下のステータスの場合「クローズされていない」と表現しています。
    • インシデント・リクエスト・問合せチケット:ステータスがclosed/completed/cancelled以外
    • 変更チケット:ステータスがclosed/completed/cancelled/resolved/closed_with_backout以外
    • ワークフロー:ステータスがsucceeded/failed/canceled/scheduled以外
  • カーソルをパネルアイコンアイコンに合わせると、パネルに対しての説明が表示されます。
  • 画面比率や解像度によって、表のパネルにスクロールバーが表示されることがあります。


節構成

3.11.1 Permissionの設定
3.11.2 ダッシュボードの作成・編集・削除
3.11.3 カスタムアプリケーションへの組み込み
3.11.4 ダッシュボードのインポート/エクスポート
3.11.5 プロフィールの設定