5.3 電源制御装置を使用する場合の設定
電源制御装置を使用する場合の電源制御装置の設定,Windows版JP1/Power Monitorのセットアップ方法について説明します。セットアップをするには次の権限が必要です。
- UACが有効な場合
-
Administratorユーザー(ビルトインAdministratorアカウント)の実行権限
- UACが無効な場合
-
Administratorユーザー(ビルトインAdministratorアカウント)またはAdministratorsグループに属するユーザーの実行権限
自ホストまたはエージェントホストの電源を自動的にオン・オフするためには,電源制御装置を自ホストまたはエージェントホストに接続する必要があります。使用するハードウェアの構成によって,マネージャーホストおよび自ホストまたはエージェントホストに必要なソフトウェアが異なります。
- 注意事項
-
エージェントホストがUNIXの場合,使用できる電源制御装置がOSによって異なります。エージェントホストがUNIXの場合に使用できる電源制御装置については,「6.3 電源制御装置を使用する場合の設定」を参照してください。
自ホストまたはエージェントホストの電源を自動的にオン・オフするのに必要なハードウェアおよびソフトウェアを次の表に示します。なお,最新の情報はWebの「自動電源制御装置一覧」または,前提ソフトウェア製造元へご確認ください。
自ホストまたはエージェントホストに必要なハードウェア |
自ホストまたはエージェントホストに必要なソフトウェア |
マネージャーホストに必要なソフトウェア |
---|---|---|
HA8000
BladeSymphony
|
(該当の連携機能なし) |
日立製作所製 Hitachi Compute Systems Manager |
HA8000
BladeSymphony※1
|
日立製作所製 JP1/ServerConductor |
日立製作所製 JP1/ServerConductor |
日立製作所無停電電源装置※2 |
日立製作所製 PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network |
日立製作所製 PowerMonitorHまたはPowerMonitorH for Network※3 |
シュナイダーエレクトリック社製無停電電源装置 APC Smart-UPS※2 |
PowerChute Business Edition |
ソフトウェアは必要ありません。 |
シュナイダーエレクトリック社製無停電電源装置 APC Smart-UPSおよびSNMPカード |
PowerChute Network Shutdown |
ソフトウェアは必要ありません。 |
山洋電気社製無停電電源装置または電源制御装置 |
次の山洋電気社製のプログラムすべて
|
山洋電気社製の電源制御コマンドsgctlcmd.exeおよび電源制御コマンド起動バッチファイルsgctlcmd_remote.bat |
オムロン社製無停電電源装置 |
オムロン社製Simple Shutdown |
(該当の連携機能なし) |
日立製作所製遠隔電源制御装置(THE-RP-0020)※4 |
日立製作所製遠隔電源制御装置制御プログラム |
日立製作所製遠隔電源制御装置制御プログラム |
AMT対応PC(インテル vProテクノロジー搭載PC)※5 |
(該当の連携機能なし) |
Microsoft .NET Framework 3.5以降 |
Wake on LAN対応PC |
(該当の連携機能なし) |
ソフトウェアは必要ありません。 |
上記以外のハードウェア |
各社提供ソフトウェア |
各社提供ソフトウェア |
- 注※1
-
BladeSymphony上では,自ホストの電源を自動的にオンにする連携は対象外です。
- 注※2
-
エージェントホストのリモート電源オンをする場合,SNMPカードが電源制御装置に接続されている必要があります。SNMPカードが接続されていない電源制御装置を使用している場合は,別途SNMPカードが必要です。
- 注※3
-
エージェントホストの電源制御装置を制御するソフトウェアのコマンドだけ必要です。
- 注※4
-
エージェントホストの対応OSはAIXだけです。
- 注※5
-
AMTバージョン6.0以降に対応している必要があります。