Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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6.1.1 管理ツールの概要

この項では,管理データの作成に使用する管理ツールについて説明します。

管理ツールのインストール方法については,「3.3 管理ツールのインストール/アンインストール」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 管理ツールの起動と終了
(2) 管理ツールのメニュー一覧
(3) 管理ツール上での制限事項

(1) 管理ツールの起動と終了

この項では,管理ツールを起動するための準備と,起動手順について説明します。

(a) 管理ツールを使う前の準備

管理ツールを使用する前に,親サーバで次に示すサービスを起動しておく必要があります。

注※
Facilities Managerを使用しない環境では「Groupmax Facilities Manager Tool」サービスの起動は不要です。
(b) 管理ツールの起動

管理ツールの起動手順を次に示します。

  1. 管理ツールは次のどちらかの操作で起動します。
    • [スタート]ボタンをクリックして[プログラム]−[Groupmaxサーバ]−[Scheduler_Facilities管理ツール]を選択する。
    • 「Groupmaxサーバ」ウィンドウの[Scheduler_Facilities管理ツール]アイコンをダブルクリックする。
  2. 次に示す「管理ツール」ウィンドウが表示されます。これがメイン画面になります。

    図6-1 「管理ツール」ウィンドウ

    [図データ]

    この画面には,ユーザや施設の組織階層を表示します。上側に登録ユーザの階層を,下側に施設の階層を表示します。各々の階層はツリー構造で表示し,ユーザ・施設・組織などは次のアイコンで表示しています。

    [図データ]

(c) 管理ツールの終了

管理ツールを終了するには,[ファイル]−[終了]メニューを選択してください。

注意
ファイルモードの場合,管理ツールを終了する前に必ず「6.1.15 管理データの転送」の操作をしてください。
転送しないで管理ツールを終了した場合,編集した管理データがサーバ側に反映されないで,古い管理データが残ることになります。次回管理ツールを起動したときに必ずサーバ側の管理データを受信することになるので,サーバに古いデータが残っていると,前回更新したデータは失われることになります。

(2) 管理ツールのメニュー一覧

管理ツールのメニュー一覧を次の表に示します。ファイルモードではすべてのメニューを使用できます。

表6-1 管理ツールのメニュー一覧

管理ツールのメニュー項目 記載箇所
ファイル 管理データの取得 6.1.3項
管理データの転送 6.1.15項
終了
編集 新規 テーブル 6.1.2(8)
ユーザ 6.1.2(8)
セパレータ※1
施設 6.1.7項
他システム 6.1.5項
移動 6.1.2(8)
削除 6.1.2(8)
開く 6.1.2(8)
オプション 汎用化データ 休日等のデフォルト設定 休日の設定 6.1.8(2)
行先・区分の設定
時間の区切り線の設定
組織用テンプレートの作成 休日の設定 6.1.8(3)
行先・区分の設定
時間の区切り線の設定
組織とテンプレートの対応付け 6.1.8(3)
セキュリティランク 人対人の定義 8.2節
人対施設の定義
拡張スケジュールの表示 8.4節
上司/秘書 上司に対する秘書の設定 6.1.9項
秘書に対する上司の設定
ゲストID 6.1.10項
付属設備 6.1.11項
施設管理者 6.1.12項
施設アクセス権 8.3.2項
システム標準値 グループの登録 6.1.13(1)
行先・区分の登録 6.1.13(2)
用件・略記の登録 6.1.13(3)
環境設定 6.1.13(4)
記念日の登録 6.1.13(5)
DNSホスト名 6.1.4項
不要スケジュール削除期間 ユーザ:6.1.14(2)
施設 :6.1.14(3)
デフォルト施設管理者登録
ヘルプ トピックの検索※2
バージョン情報

(凡例)
−:このマニュアルでの説明箇所なし

注※1
セパレータの登録は,サーバに接続するクライアントのバージョンが3以降の場合は不要です。これらのクライアントには,セパレータが登録されていても表示されません。セパレータは,クライアントのバージョンが2.0以前で,かつ一つの組織内をグループ分けしたい場合に各グループの見出しとして使用します。

注※2
この管理ツールは,このバージョンではヘルプ機能をサポートしていません。

(3) 管理ツール上での制限事項

Address Serverとの連携時は,Address Server上でユーザ情報を一括して管理するため,Scheduler Serverの管理ツールでは次の操作ができません。