Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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6.1.14 不要スケジュール削除期間の個別設定

ファイルモードでは,「コンフィギュレーション」でサーバに設定されている「不要スケジュール削除期間」のほかに,メンバ(ユーザ,施設)ごとに個別にスケジュール削除期間を設定し,時間の経過に伴い不要になったスケジュールを自動的に削除できます。この機能を使用する場合には,「コンフィギュレーション」の項番7「不要スケジュール削除の自動実行」を「使用する」にしておく必要があります。

なお,ファイルモードの「3.2.2(1) コンフィギュレーションの設定」の「不要スケジュール削除期間」の設定と不要スケジュール削除期間の個別設定では,不要スケジュール削除期間の個別設定が優先されます。

DBモードで不要スケジュール削除期間を個別に設定するには,管理ツールコマンドで実行します。詳細については,「11.4.15(1) 不要スケジュール削除期間管理機能」を参照してください。

<この項の構成>
(1) 注意事項
(2) ユーザのスケジュール削除期間の個別設定
(3) 施設のスケジュール削除期間の個別設定

(1) 注意事項

不要スケジュール削除の個別設定によって過去のスケジュールで,予約元と予約先のスケジュールデータに不整合が生じることがあります。

(2) ユーザのスケジュール削除期間の個別設定

[オプション]−[不要スケジュール削除期間]メニューを選択してください。「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウが表示されます。リストボックスの上に「コンフィギュレーション」で設定されているスケジュール削除期間が表示されます。

[ユーザの階層]タブをクリックしてください。「ユーザの階層」タブが表示されます。

図6-59 「ユーザの階層」タブ(「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウ)

[図データ]

(a) ユーザをリストボックスに追加する

●ツリービューから追加する場合
例としてここでは開発1課の山田課長を追加します。
  1. ツリービューから山田課長のアイコンを選択し,ダブルクリックするか,[追加]ボタンをクリックしてください。リストボックスに山田課長のユーザID,ユーザ名,スケジュール削除期間が表示されます。スケジュール削除期間には「コンフィギュレーション」で設定されているスケジュール削除期間が表示されます。
  2. リストボックスで山田課長のユーザIDを選択し,ダブルクリックするか,[設定]ボタンをクリックしてください。「設定」ウィンドウが表示されます。
  3. 不要スケジュール削除期間を設定してください。
    削除しない場合,「不要スケジュール削除」は[削除しない]を選択してください。
    削除期間を指定する場合,「不要スケジュール削除」は[期間設定]を選択してください。削除期間は,年・月指定(YYYY年MM月より前)と月指定(現在からMMか月より前)のどちらかを設定できます(年は4文字の半角数字,月は2文字以内の半角数字を指定してください)。年・月指定の場合,現在より後の年月は指定できません。例えば,現在から12か月より前のスケジュールが不要である場合,[月指定]を選択して「現在から12ヶ月より前を削除する。」と設定してください。また,1998年1月より前のスケジュールが不要である場合,[年・月指定]を選択して「1998年1月より前を削除する。」と設定してください。
  4. [OK]ボタンをクリックすると「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウに戻り,リストボックスに山田課長に設定したデータが表示されます。

●ユーザを検索して追加する場合
例としてここでは開発1課の山田課長を追加します。
  1. [新規]ボタンをクリックしてください。「設定」ウィンドウが表示されます。

    図6-60 「設定」ウィンドウ

    [図データ]

  2. ユーザIDを入力し,[ユーザIDチェック]ボタンをクリックしてください(ユーザIDには存在するユーザIDで8文字以内の半角英数字を指定してください)。ユーザ名欄にユーザ名が表示されます。ここでは開発1課の山田課長のユーザIDを入力しているので,ユーザ名には山田課長と表示されます。
  3. 不要スケジュール削除期間を設定してください。
    設定方法は,「・ツリービューから追加する場合」の項番3と同様です。
  4. [OK]ボタンをクリックすると「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウに戻り,リストボックスに山田課長に設定したデータが表示されます。

●ユーザを連続して追加する場合
例としてここでは開発1課の山田課長,坂井さん,鈴木さんを追加します。
  1. [新規]ボタンをクリックしてください。「設定」ウィンドウが表示されます。
  2. 山田課長を追加します。
    追加方法は「・ユーザを検索して追加する場合」を参照してください。
  3. 山田課長の設定を終えたら[連続追加]ボタンをクリックしてください。入力した山田課長のデータが「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウのリストボックスに追加され,「設定」ウィンドウの「ユーザID」,「ユーザ名」は入力されていない状態になります。坂井さんと鈴木さんを同様の手順で追加してください。
(b) ユーザの個別設定を解除する

リストボックスから設定を解除したいユーザのユーザIDを選択し,[解除]ボタンをクリックしてください。リストボックスから選択したユーザが削除されそのユーザのスケジュール削除期間はサーバの設定した期間となります。なお,解除の対象は複数選択できます。

(c) ユーザの階層を表示する

リストボックスに追加設定されているユーザの組織階層を表示できます。

例としてここでは開発1課の山田課長の組織階層を表示します。

  1. リストボックスから山田課長のユーザIDを選択し,[階層]ボタンをクリックしてください。「階層」ウィンドウが表示されます。

    図6-61 「階層」ウィンドウ

    [図データ]

  2. 「ユーザID」には山田課長のユーザID,「ユーザ名」には山田課長が表示されます。「組織階層」には開発1課の山田課長の組織階層が表示されます。
  3. [閉じる]ボタンをクリックすると「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウに戻ります。
(d) スケジュール削除期間を変更する

例としてここでは開発1課の山田課長,坂井さん,鈴木さんのスケジュール削除期間を変更します。

  1. リストボックスから山田課長のユーザIDを選択し,ダブルクリックするか,[設定]ボタンをクリックしてください。「設定」ウィンドウが表示されます(複数選択した場合は,ユーザID欄に********,ユーザ名欄に********************が表示されます)。
  2. スケジュール削除期間を変更して[OK]又は[連続追加]をクリックしてください。
    • [OK]をクリックした場合,「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウに戻り,リストボックスの開発1課の山田課長のスケジュール削除期間が変更されます。
    • [連続追加]をクリックした場合,変更した山田課長のデータが「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウのリストボックスに表示され,「設定」ウィンドウの「ユーザID」,「ユーザ名」は入力されていない状態になります。坂井さんと鈴木さんを同様の手順で変更してください。
(e) リストボックスのデータをソートする

「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウのリストボックスのユーザID,ユーザ名,スケジュール削除期間ヘッダをクリックしてください。クリックしたユーザID,ユーザ名,スケジュール削除期間ヘッダのデータをもとに昇順にソートします。再度,ユーザID,ユーザ名,スケジュール削除期間ヘッダをクリックすると,降順にソートします。

(3) 施設のスケジュール削除期間の個別設定

[オプション]−[不要スケジュール削除期間]メニューを選択してください。「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウが表示されます。リストボックスの上に「コンフィギュレーション」で設定されているスケジュール削除期間が表示されます。

[施設の階層]タブをクリックしてください。「施設の階層」タブが表示されます。

図6-62 「施設の階層」タブ(「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウ)

[図データ]

(a) 施設をリストボックスに追加する

●ツリービューから追加する場合
例としてここでは会議室1Fの会議室Bを追加します。
  1. ツリービューから会議室Bのアイコンを選択し,ダブルクリックするか,[追加]ボタンをクリックしてください。リストボックスに会議室Bの施設ID,施設名,スケジュール削除期間が表示されます。スケジュール削除期間には,「コンフィギュレーション」で設定されているスケジュール削除期間が表示されます。
  2. リストボックスで会議室Bの施設IDを選択し,ダブルクリックするか,[設定]ボタンをクリックしてください。「設定」ウィンドウが表示されます。
  3. 不要スケジュール削除期間を設定してください。
    設定方法は,「6.1.14(2)(a) ユーザをリストボックスに追加する」の「・ツリービューから追加する場合」の項番3と同様です。
  4. [OK]ボタンをクリックすると「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウに戻り,リストボックスに会議室Bに設定したデータが表示されます。

●施設を検索して追加する場合
例としてここでは会議室1Fの会議室Bを追加します。
  1. [新規]ボタンをクリックしてください。「設定」ウィンドウが表示されます。

    図6-63 「設定」ウィンドウ

    [図データ]

  2. 施設IDを入力し,[施設IDチェック]ボタンをクリックしてください(施設IDには存在する施設IDで8文字以内の半角英数字を指定してください)。施設名欄に施設名が表示されます。ここでは会議室1Fの会議室Bの施設IDを入力しているので,施設名には会議室Bと表示されます。
  3. 不要スケジュール削除期間を設定してください。設定方法は,「6.1.14(2)(a) ユーザをリストボックスに追加する」の「・ツリービューから追加する場合」の項番3と同様です。
  4. [OK]ボタンをクリックすると「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウに戻り,リストボックスに会議室Bに設定したデータが表示されます。

●施設を連続して追加する場合
例としてここでは会議室1Fの会議室B,会議室Cを追加します。
  1. [新規]ボタンをクリックしてください。「設定」ウィンドウが表示されます。
  2. 会議室Bを追加します。
    追加方法は「・施設を検索して追加する場合」を参照してください。
  3. 会議室Bの設定を終えたら[連続追加]ボタンをクリックしてください。入力した会議室Bのデータが「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウのリストボックスに追加され,「設定」ウィンドウの「施設ID」,「施設名」は入力されていない状態になります。会議室Cを同様の手順で追加してください。
(b) 施設の個別設定を解除する

リストボックスから設定を解除したい施設の施設IDを選択し,[解除]ボタンをクリックしてください。リストボックスから選択した施設が削除され,その施設のスケジュール削除期間はサーバの設定した期間となります。なお,解除の対象は複数選択できます。

(c) 施設の階層を表示する

リストボックスに追加設定されている施設の組織階層を表示できます。例としてここでは会議室1Fの会議室Bの階層を表示します。

  1. リストボックスから会議室Bの施設IDを選択し,[階層]ボタンをクリックしてください。「階層」ウィンドウが表示されます。

    図6-64 「階層」ウィンドウ

    [図データ]

  2. 「施設ID」には会議室Bの施設ID,「施設名」には会議室Bが表示されます。「組織階層」には会議室1Fの会議室Bの組織階層が表示されます。
  3. [閉じる]ボタンをクリックすると「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウに戻ります。
(d) スケジュール削除期間を変更する

例としてここでは会議室1Fの会議室B,会議室Cのスケジュール削除期間を変更します。

  1. リストボックスから会議室Bの施設IDを選択し,ダブルクリックするか,[設定]ボタンをクリックしてください。
    「設定」ウィンドウが表示されます。施設IDは,複数選択できます(複数選択した場合は,施設ID欄に********,施設名欄に********************が表示されます)。
  2. スケジュール削除期間を変更して[OK]又は[連続追加]をクリックしてください。
    • [OK]をクリックした場合,「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウに戻り,リストボックスの会議室Bのスケジュール削除期間が変更されます。
    • [連続追加]をクリックした場合,変更した会議室Bのデータが「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウのリストボックスに表示され,「設定」ウィンドウの「施設ID」,「施設名」は入力されていない状態になります。会議室Cを同様の手順で追加してください。
(e) リストボックスのデータをソートする

「スケジュール削除期間の個別設定」ウィンドウのリストボックスの施設ID,施設名,スケジュール削除期間ヘッダをクリックしてください。クリックした施設ID,施設名,スケジュール削除期間ヘッダのデータをもとに昇順にソートします。再度,施設ID,施設名,スケジュール削除期間ヘッダをクリックすると,降順にソートします。