Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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11.4.15 スケジュール削除設定

<この項の構成>
(1) 不要スケジュール削除期間管理機能

(1) 不要スケジュール削除期間管理機能

不要スケジュール削除期間の個別設定を管理します。ファイルの形式は次のとおりです。

処理区分 対象種別 対象ID 削除種別 削除方法 年月
(a) コマンドの書式(出力)

不要スケジュール削除期間の個別設定を出力します。

sfexpdelschtrm.bat { /u [<ユーザID>]| /f [<施設ID>] | /a } <出力ファイルパス>

引数
  • /u [<ユーザID>]
    ユーザの不要スケジュール削除期間の個別設定を出力します。
    <ユーザID>には,出力対象とするユーザのユーザIDを指定します。省略した場合,すべてのユーザの不要スケジュール削除期間の個別設定を出力します。
  • /f [<施設ID>]
    施設の不要スケジュール削除期間の個別設定を出力します。
    <施設ID>には,出力対象とする施設の施設IDを指定します。省略した場合,すべての施設の不要スケジュール削除期間の個別設定を出力します。
  • /a
    すべてのユーザ及び施設の不要スケジュール削除期間の個別設定を出力します。
  • 出力ファイルパス
    コマンドの実行結果を出力するファイルのパスを指定します。

出力ファイルの形式
  • 処理区分には「I」を出力します。
  • 対象種別は,情報の対象種別を出力します。
    2:ユーザ
    3:施設
  • 対象IDは,ユーザID又は施設IDを出力します。
    対象種別が2の場合:ユーザID
    対象種別が3の場合:施設ID
  • 削除種別は,削除するかどうかの指定を出力します。
    0:削除しません(削除方法及び不要スケジュール削除のシステム設定を無視し,不要スケジュールを削除しません)。
    1:削除します(削除方法に指定された方法で不要スケジュールを削除します)。
  • 削除方法は,削除方法を次の数値で出力します。
    0:月に従って不要スケジュールを削除します。
    1:年月に従って不要スケジュールを削除します。
  • 年月は,スケジュールを削除する際の基準年月をyyyy-mm-01(yyyy:年,mm:月,01:日)形式で出力します。日付は「01(1日)」を出力します。
    出力される日付のタイムゾーンはUTCです。指定された年月日より過去のスケジュールを削除します。
  • 月は,何か月以前のスケジュールを削除するか出力します。
    指定された月数より前のスケジュールを削除します。

コマンドパス
<インストールディレクトリ>\batch\sfexpdelschtrm.bat
(b) コマンドの書式(設定)

不要スケジュール削除期間の個別設定を追加・更新・削除します。

sfsetdelschtrm.bat <入力ファイルパス>

引数
  • 入力ファイルパス
    設定する情報を記述したファイルパスを指定します。

入力ファイルの形式
処理区分
次のどれかを指定します。
  • A
    不要スケジュール削除期間の個別設定を追加します。次の場合は追加されません。
    ・指定された対象種別が正しくない場合
    ・指定された対象IDがユーザ登録されていない場合
    ・指定された対象IDが施設登録されていない場合
    ・指定された削除種別,削除方法,年月又は月が正しくない場合
    ・指定された対象種別及び対象IDが登録済みの場合
  • C
    不要スケジュール削除期間の個別設定を更新します。次の場合は更新されません。
    ・指定された対象種別が正しくない場合
    ・指定された削除種別,削除方法,年月又は月が正しくない場合
  • D
    不要スケジュール削除期間の個別設定をデータベースから削除します。
  • I
    行をコメント扱いとします。
処理区分の指定によって,ほかの項目の指定要否は次のように異なります。
処理区分の指定値 対象種別 対象ID 削除種別 削除方法 年月
A ※1 ※2 ※3
C ※1 ※2 ※3
D × × × ×
I × × × × × ×

(凡例)
◎:必須項目(更新する項目)
○:必須項目
×:不要。指定しても無視する

注※1
削除種別が0の場合,指定値を無視して1(年月指定)を設定します。

注※2
削除種別又は削除方法が0の場合,指定値を無視して0001-01-01を設定します。

注※3
削除種別が0の場合,指定値を無視して99を設定します。
削除方法が1の場合,指定値を無視して99を設定します。

対象種別
対象の種別を数値で指定します。
  • 2:ユーザ
  • 3:施設
対象ID
対象のユーザID又は施設IDを指定します。
削除種別
削除種別を数値で指定します。
  • 0:削除しません(「削除方法」の設定値と,不要スケジュール削除のシステム設定の値は無視される)。
  • 1:削除します(削除方法に指定された方法で不要スケジュールを削除する)。
削除方法
削除方法を数値で指定します。
  • 0:月指定(月に従って不要スケジュールを削除します)。
  • 1:年月指定(年月に従ってスケジュールを削除します)。
年月
スケジュールを削除する際の基準になる年月をyyyy-mm-01形式で指定します。
ここで指定する年月日はUTCです。指定された年月より過去のスケジュールを削除します。
  • yyyy:年を1970〜2037で指定します。
  • mm:月を01〜12で指定します。
  • dd:日は「01」固定です。
コマンド実行日から何か月前をスケジュール削除の基準日とするかを指定します。指定できる範囲は1〜99です。
指定した月数より前のスケジュールが削除されます。

コマンドパス
<インストールディレクトリ>\batch\sfsetdelschtrm.bat
(c) 注意事項

出力用コマンドは,削除待ちユーザまたは削除待ち施設も出力ファイルに出力します。設定用コマンドで設定する場合,削除待ちユーザまたは削除待ち施設に対する更新・削除は行わないでください。行った場合は,KDAE20017-Wのメッセージが出力されます。