Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド

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11.4.14 国際化設定

<この項の構成>
(1) デフォルト地域コードの設定
(2) タイムゾーンの設定

(1) デフォルト地域コードの設定

デフォルト地域コード(国際化に対応していないクライアントに割り当てられる地域コード)を管理します。

(a) コマンドの書式(出力)

デフォルト地域コードを標準出力へ出力します。

sfexpdftarcd.bat

出力例
PARAMVALUE
JP
  • ヘッダPARAMVALUEの下に,デフォルト地域コードを出力します。

コマンドパス
<インストールディレクトリ>\batch\sfexpdftarcd.bat
(b) コマンドの書式(設定)

デフォルト地域コードを指定します。

sfsetdftarcd.bat <デフォルト地域コード>

引数
  • デフォルト地域コード
    デフォルト地域コードとして,国名コードをISO 3166-1 alpha 2形式で指定します。
    指定例を次に示します。
    国名コード 国名・地域名
    US アメリカ合衆国
    GB イギリス
    CN 中国
    JP 日本
    英大文字が2バイトで指定されていないかはチェックされますが,コードのISO登録有無チェックはしません。パラメタが正しくない場合,エラーとなります。

コマンドパス
<インストールディレクトリ>\batch\sfsetdftarcd.bat

(2) タイムゾーンの設定

タイムゾーン情報を管理します。ファイルの形式は次のとおりです。オフタイムとは就業時間外のことです。

処理区分 タイムゾーン エリアID エリアコード タイムゾーンID 表示名 国際化表示名 オフタイム開始時刻 オフタイム終了時刻
(a) コマンドの書式(出力)

タイムゾーン情報をエリアIDの順に出力します。

sfexptmzn.bat <出力ファイルパス>

引数
  • 出力ファイルパス
    コマンドの実行結果を出力するファイルのパスを指定します。

出力ファイルの形式
  • 処理区分には「I」を出力します。

コマンドパス
<インストールディレクトリ>\batch\sfexptmzn.bat
(b) コマンドの書式(設定)

タイムゾーン情報を追加・変更・削除します。

sfsettmzn.bat <入力ファイルパス>

引数
  • 入力ファイルパス
    設定するタイムゾーンを記述したファイルのパスを指定します。

入力ファイルの形式
処理区分
次のどれかを指定します。
  • A
    タイムゾーン情報を追加します。次の場合は追加されません。
    ・次の指定値が正しくない場合
     タイムゾーン
     エリアID
     エリアコード
     タイムゾーンID
     オフタイム開始時刻
     オフタイム終了時刻
    ・指定されたエリアIDが登録済みの場合
  • C
    タイムゾーン情報を更新します。次の指定値が正しくない場合は更新されません。
     タイムゾーン
     エリアID
     エリアコード
     タイムゾーンID
     オフタイム開始時刻
     オフタイム終了時刻
  • D
    タイムゾーン情報を削除します。
  • I
    行をコメント扱いとします。
処理区分の指定によって,ほかの項目の指定要否は次のように異なります。
処理区分の指定値 タイムゾーン エリアID エリアコード タイムゾーンID 表示名 国際化表示名 オフタイム開始時刻 オフタイム終了時刻
A
C
D × × × × × × ×
I × × × × × × × ×

(凡例)
◎:必須項目(更新する項目)
○:必須項目
×:不要。指定しても無視する

タイムゾーン
タイムゾーンをGMTからのオフセットで指定します。オフセットは「GMT」の後ろに,[{+|-}hh:mm]」形式で時・分を指定します。
  • hh
    時を指定します。
    +の場合:00〜13で指定
    -の場合:00〜12で指定
  • mm
    分を00〜59で指定します。
エリアID
タイムゾーンを識別する任意のIDを1〜255バイトで指定します。
指定できる文字は,英大文字,英小文字,数字,_(アンダースコア),+,-(ハイフン)です。
エリアコード
エリアコードをISO 3166-1 alpha-2の形式で指定します。
指定例を次に示します。
国名コード 国名・地域名
US アメリカ合衆国
GB イギリス
CN 中国
JP 日本
英大文字が2バイトで指定されていないかはチェックされますが,コードのISO登録有無チェックはしません。
タイムゾーンID
JavaのTimeZoneクラスのIDとして指定できる文字列を指定します。
指定例を次に示します。
タイムゾーンID 名前
EST 東部標準時
Europe/London グリニッジ標準時
PRC 中華人民共和国標準時
Asia/Tokyo 日本標準時
表示名
タイムゾーンを表示する際の表示名を指定します。指定できる値の範囲は,UTF-8に変換して255バイト以内です。
国際化表示名
国際化表示名を指定します。指定できる値の範囲は,UTF-8に変換して255バイト以内です。
オフタイム開始時刻
オフタイム開始時刻をhh:mm:ss形式で指定します。
  • hh:時間を00〜23で指定します。
  • mm:分を00〜59で指定します。
  • ss:00と指定してください。
オフタイム終了時刻
オフタイム終了時刻をhh:mm:ss形式で指定します。
値の形式:hh:mm:ss
  • hh:時間を00〜23で指定します。
  • mm:分を00〜59で指定します。
  • ss:00と指定してください。

コマンドパス
<インストールディレクトリ>\batch\sfsettmzn.bat
(c) サンプルファイル

サンプルファイルは次の場所にあります。

<Scheduler Serverインストールフォルダ>\batch\sample\sfsettmzn.csv