Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスUNIX®用)


2.1 Webサーバで使用する定義ファイルおよび定義項目の一覧

Webサーバの動作環境を設定するための定義ファイルおよび定義項目の概要を説明しています。

Webサーバで使用する定義ファイル

定義ファイル

概要

詳細説明

2.2 httpsd.conf

Webサーバの動作環境を設定するファイル

Webサーバの動作環境を各種ディレクティブで定義します。システム管理者が管理します。

2.4 mime.types

コンテンツのファイル拡張子とコンテントタイプの関連づけを定義するファイル

コンテンツのファイル拡張子とコンテントタイプ(MIMEタイプ)の関連づけを定義します。システム管理者が管理します。

2.5 アクセス制御ファイル

アクセス制御を定義するアクセス制御ファイル

アクセス制御を定義するファイルです。アクセス制御ファイル(.htaccess)を特定のディレクトリー下に作成すれば、そのディレクトリーに対するアクセス権を設定できます。

Webサーバで使用する定義項目(ディレクティブ)

定義項目(ディレクティブ)

概要

詳細説明

2.3.1 <Directory>

特定のディレクトリーに対するディレクティブの定義

特定のディレクトリーに対してディレクティブを定義する場合に指定します。

2.3.2 <DirectoryMatch>

正規表現で記述した条件を満たすディレクトリーに対するディレクティブの定義

正規表現で記述した条件を満たすディレクトリーに対してディレクティブを定義する場合に指定します。

2.3.3 <Files>

特定のファイルに対するディレクティブの定義

特定のファイルに対してディレクティブを定義する場合に指定します。

2.3.4 <FilesMatch>

正規表現で記述した条件を満たすファイルに対するディレクティブの定義

正規表現で記述した条件を満たすファイルに対してディレクティブを定義する場合に指定します。

2.3.5 <IfModule>

モジュールの存在有無に対するディレクティブの定義

指定したモジュールが組み込まれているとき、ブロック内で指定したディレクティブが有効になります。

2.3.6 <Limit>

特定のHTTPプロトコルメソッドに対するディレクティブの定義

特定のHTTPプロトコルメソッドだけに有効なアクセス制御のディレクティブを定義する場合に指定します。

2.3.7 <Location>

特定のURLに対するディレクティブの定義

特定のURLで示す場所へのリクエストについて、ディレクティブを定義する場合に指定します。

2.3.8 <LocationMatch>

正規表現で記述した条件を満たすURLへのリクエストに対するディレクティブの定義

正規表現で記述した条件を満たすURLへのリクエストについてディレクティブを定義する場合に指定します。

2.3.9 <Proxy>

ロードバランサー構成での振り分け先の定義

リバースプロキシーをmod_proxy_balancerによるロードバランサー構成で使用する場合に、BalancerMemberディレクティブを定義するために指定します。

2.3.10 <VirtualHost>

特定のホスト名またはIPアドレスに対するディレクティブの定義

ホスト名またはIPアドレス[:ポート番号]で示すホストへのリクエストについてディレクティブを定義する場合に指定します。

2.3.11 AccessFileName

アクセス制御ファイルのファイル名の定義

アクセス制御のディレクティブを定義しているファイル(アクセス制御ファイル)のファイル名を定義します。

2.3.12 Action

特定のMIMEタイプまたはハンドラーで指定したコンテンツに対するCGIスクリプトの実行

MIMEタイプまたはハンドラーで指定したコンテンツがWebブラウザーからリクエストされたとき、実行させるスクリプトをCGIスクリプト名で指定します。

2.3.13 AddAlt

ディレクトリーインデックス表示時に拡張子に関連づけてアイコンの代わりに表示する文字列

ディレクトリーインデックス表示時に、拡張子に指定したファイルと関連づけて文字列を表示する場合に指定します。

2.3.14 AddAltByEncoding

ディレクトリーインデックス表示時にMIMEエンコーディングに関連づけてアイコンの代わりに表示する文字列

ディレクトリーインデックス表示時に、アイコンが表示できない環境で、MIMEエンコーディングx-compressなど)と関連づけて文字列を表示する場合に指定します。

2.3.15 AddAltByType

ディレクトリーインデックス表示時にMIMEタイプに関連づけてアイコンの代わりに表示する文字列

ディレクトリーインデックス表示時に、アイコンが表示できない環境で、MIMEタイプtext/htmlなど)と関連づけて文字列を表示する場合に指定します。

2.3.16 AddCharset

ファイル拡張子に対する文字セットの指定

ファイル拡張子に対する文字セットを指定します。

2.3.17 AddDefaultCharset

ファイル拡張子に対する文字セットのデフォルト値の指定

ファイル拡張子に対する文字セットのデフォルト値を指定します。

2.3.18 AddDescription

ディレクトリーインデックス整形表示時にファイルに対して表示する説明

ディレクトリーインデックス整形表示時に、ファイル名で指定したファイル拡張子、ワイルドカード表記ファイル名またはパス情報なしの完全なファイル名に対して、説明文として文字列を表示する場合に指定します。

2.3.19 AddEncoding

Webサーバ内の圧縮データをWebブラウザーに表示させるときに必要な拡張子と圧縮形式の関連づけの指定

Webサーバ内の圧縮データをWebブラウザーに表示させるときに必要な拡張子と圧縮形式の関連づけを指定します。

2.3.20 AddHandler

ハンドラーで処理するファイル拡張子の定義

ハンドラーで処理するファイル拡張子を対応づける場合に定義します。

2.3.21 AddIcon

ディレクトリーインデックスの整形表示時のアイコンを拡張子と対応づけて表示

拡張子などにディレクトリーインデックスのアイコンを対応づけて表示する場合に指定します。

2.3.22 AddIconByEncoding

ディレクトリーインデックスの整形表示時のアイコンをMIMEエンコーディングと対応づけて表示

ディレクトリーインデックスの整形表示時のアイコンをMIMEエンコーディングと対応づけて表示する場合に指定します。

2.3.23 AddIconByType

ディレクトリーインデックスの整形表示時のアイコンをMIMEタイプと対応づけて表示

ディレクトリーインデックスの整形表示時のアイコンをMIMEタイプと対応づけて表示する場合に指定します。

2.3.24 AddLanguage

ドキュメントで使用する言語

ドキュメントで使用する言語を指定します。

2.3.25 AddType

TypesConfigディレクティブで指定したファイルに未定義のコンテンツの拡張子とMIMEタイプの関連づけ

TypesConfigディレクティブで指定したファイルに未定義のコンテンツの拡張子とMIMEタイプを関連づけたい場合に指定します。

2.3.26 Alias

URLのファイルシステムのパスへの置き換え

Webブラウザーからリクエストされた特定のURLを別名に置き換える場合に指定します。

2.3.27 AliasMatch

正規表現を使用してURLのファイルシステムのパスへの置き換え

WebブラウザーからリクエストされたURLを別名に置き換える場合に指定します

2.3.28 Allow

Webサーバへアクセスできるクライアントの制限

Webサーバへアクセスできるクライアントを制限する場合に指定します。

2.3.29 AllowOverride

AccessFileNameディレクティブで指定したファイルでのアクセス情報定義の上書き許可

AccessFileNameディレクティブで指定したファイルでアクセス情報定義の上書きを許可するかどうかを設定します。

2.3.30 AuthBasicAuthoritative

ユーザー認証する場合の制御方法

ユーザー認証をする場合の制御方法を指定します。

2.3.31 AuthGroupFile

認証するグループのリストを格納しているファイル名の指定

グループでユーザー認証をする場合、認証するグループのリストを格納しているファイル名を指定します

2.3.32 AuthName

ユーザー認証する場合のrealm名

ユーザー認証する場合のrealm名(Webブラウザーのユーザー認証画面に表示される)を指定します。

2.3.33 AuthType

ユーザー認証する場合の認証制御のタイプ

ユーザー認証する場合の認証制御のタイプを指定します。

2.3.34 AuthUserFile

認証するユーザー名とパスワードのリストを格納しているファイル名の指定

ユーザー名でユーザー認証をする場合、認証するユーザー名とパスワードのリストを格納しているファイル名を指定します。

2.3.35 BalancerMember

リバースプロキシーをロードバランサー構成で使用する場合の転送先のURLの指定

リバースプロキシーをmod_proxy_balancerによるロードバランサー構成で使用する場合に転送先のURLを定義します。

2.3.36 BrowserMatch

Webブラウザーごとの環境変数の設定

Webブラウザーごとに環境変数を設定する場合に指定します。

2.3.37 BrowserMatchNoCase

Webブラウザーごとの環境変数の設定

Webブラウザーごとに環境変数を設定する場合に指定します。

2.3.38 CacheNegotiatedDocs

コンテントネゴシエーションをするリクエストでクライアント側のキャッシュを有効にするかどうかの指定

コンテントネゴシエーションをするリクエストで、クライアント側のキャッシュを有効にするかどうかを指定します。

2.3.39 CoreDumpDirectory

コアをダンプするディレクトリーの指定

コアをダンプするディレクトリーを指定します。

2.3.40 CustomLog

任意のフォーマットのアクセスログ出力

任意のフォーマットのログをファイルに出力させる場合に指定します。

2.3.41 DefaultIcon

ディレクトリーインデックスで特定のアイコンが設定されていない場合に表示するアイコン

ディレクトリーインデックスで表示するアイコンを指定します。

2.3.42 DefaultLanguage

ドキュメントで使用するデフォルトの言語

ドキュメントで使用するデフォルトの言語を指定します。

2.3.43 Deny

Webサーバへアクセスできるクライアントの制限

Webサーバへアクセスできるクライアントを制限する場合に指定します。

2.3.44 DirectoryIndex

デフォルトとしてクライアントに送信するコンテンツのファイル

Webブラウザーからのリクエストが特定のコンテンツを指定していない場合に、デフォルトとしてクライアントに送信するコンテンツのファイル名を指定します。

2.3.45 DocumentRoot

コンテンツを格納するドキュメントルートディレクトリーの指定

コンテンツを格納するドキュメントルートディレクトリーを絶対パスで指定します。

2.3.46 ErrorDocument

エラーが発生したときにWebブラウザーへ表示するメッセージのカスタマイズ

エラーが発生したときに、Webブラウザーへ表示するメッセージをカスタマイズする場合に指定します。

2.3.47 ErrorLog

エラーログの出力

エラーログを出力するファイル名を指定します。出力するログの内容は、LogLevelディレクティブで選択できます。

2.3.48 ExpiresActive

有効期限機能に関連するレスポンスヘッダーを追加するかどうかの指定

レスポンスにExpiresヘッダーおよびCache-Controlヘッダーを追加するかどうかを指定します。

2.3.49 ExpiresByType

MIMEタイプのドキュメントに対する有効期限の指定

レスポンスにExpiresヘッダーおよびCache-Controlヘッダーを追加する場合に、指定するMIMEタイプのドキュメントに対する有効期限を指定します。

2.3.50 ExpiresDefault

有効期限のデフォルトの指定

レスポンスにExpiresヘッダーおよびCache-Controlヘッダーを追加する場合に、デフォルトの有効期限を指定します。

2.3.51 ExtendedStatus

ステータス情報表示時に各リクエストの拡張ステータス情報を表示するかどうかの指定

server-statusハンドラーによるステータス表示形式で、それぞれのリクエストの拡張ステータス情報を表示するかどうかを指定します。

2.3.52 FileETag

ETagレスポンスヘッダーフィールドを作成するために使用されるファイルの属性値

ETagレスポンスヘッダーフィールドを作成するために使用されるファイル属性値を指定します。

2.3.53 ForceType

特定のディレクトリー下のすべてのコンテンツに対して使用するMIMEタイプ

<Directory>ブロックまたはアクセス制御ファイルに定義し、特定のディレクトリー下のすべてのコンテンツに対して使用するMIMEタイプを指定します。

2.3.54 Group

サーバプロセスが動作するときのグループ名

サーバプロセスが動作するときのグループ名を指定します。

2.3.55 Header

200番台のステータスコード応答時のレスポンスヘッダーのカスタマイズ

200番台のステータスコード応答時のレスポンスヘッダーをカスタマイズする場合に指定します。リバースプロキシーとして使用する場合、バックエンドのWebサーバが返すステータスコードの値に関係なく、レスポンスヘッダーをカスタマイズします。

2.3.56 HeaderName

ディレクトリーインデックス表示時のヘッダーに付けるコメントを記述したファイルの指定

ディレクトリーインデックス表示時のヘッダーに付けるコメントを記述したファイルのファイル名(パス情報なし)を指定します。

2.3.57 HostnameLookups

ホスト名のルックアップの逆引きをするかどうかの指定

CGIのREMOTE_HOST環境変数のIPアドレスおよびログファイルに出力するクライアントのIPアドレスをホスト名に変換するために、ホスト名のルックアップの逆引きをするかどうかを指定します。

2.3.58 HWSErrorLogClientAddr

エラーログに出力するクライアントアドレスをX-Forwarded-Forヘッダー値に変更

バックエンドサーバで、エラーログに出力するメッセージテキストの"[client クライアントアドレス:ポート番号] "を"[X-Forwarded-For X-Forwarded-Forヘッダー値] "に変更するよう設定します。

2.3.59 HWSGracefulStopLog

計画停止時に強制停止させたリクエスト情報をエラーログファイルに出力するかどうかの指定

計画停止時に、強制停止待ち時間を経過したあとに強制停止させたリクエスト情報を、エラーログファイルに出力するかどうかを指定します。

2.3.60 HWSGracefulStopTimeout

計画停止時に実行中のリクエストを強制的に終了させるまでの待ち時間

計画停止時に、実行中のリクエストを直ちに終了するまでの強制停止待ち時間を秒単位で指定します。

2.3.61 HWSImapMenuCharset

メニュー表示に対する文字セット

メニュー表示に対する文字セットを指定します。

2.3.62 HWSKeepStartServers

サーバプロセスの稼働数をStartServersディレクティブに指定した数だけ維持するかどうかの指定

サーバプロセスの稼働数をStartServersディレクティブに指定した数だけ維持するかどうかを指定します。

2.3.63 HWSLogSSLVerbose

SSLハンドシェイク処理中にログに出力されるエラーの詳細情報を表示するかどうかの指定

クライアントとサーバ間のSSLハンドシェイク処理中に、ログに出力されるエラーのうちinfoレベルおよびerrorレベルのエラーについて、詳細情報を表示するかどうかを指定します。SSLを有効にする場合には、このディレクティブをOnに設定することを推奨します。

2.3.64 HWSLogTimeVerbose

ログに出力する時間をミリ秒まで表示するかどうかの指定

エラーログとリクエストログの時刻、アクセスログのアクセス時刻、リクエスト処理に掛かった時間(%T)、およびリクエスト処理を開始した時刻(%t)をミリ秒まで表示するかどうかを指定します。

2.3.65 HWSPrfId

PRFデーモン起動時にPRF識別子に指定した文字列の指定

PRFデーモン起動時にPRF識別子に指定した文字列を指定します。

2.3.66 HWSProxyPassReverseCookie

リバースプロキシー使用時にバックエンドサーバから受信したSet-Cookieヘッダーの変換

リバースプロキシーを使用する場合、リバースプロキシーはバックエンドサーバから受信したSet-Cookieヘッダーを変換します。これは、WebブラウザーがSet-Cookieヘッダーを受信したあとに、リバースプロキシーを経由するバックエンドサーバへのリクエストに対して、Cookieを送信させるために必要になります。

2.3.67 HWSRequestLog

リクエストログの出力

リクエストログを出力するファイル名を指定します。

2.3.68 HWSRequestLogType

リクエストログに出力するトレース種別

HWSRequestLogディレクティブで設定するリクエストログに出力するトレース種別を指定します。

2.3.69 HWSSetEnvIfIPv6

クライアントまたはサーバのIPv6アドレスによる環境変数の設定

クライアントまたはサーバのIPv6アドレスを基に環境変数を定義します。

2.3.70 HWSSuppressModuleTrace

モジュールトレースの出力の抑止

モジュールトレースの出力を抑止するモジュールファイル名および抑止する関数種別を指定します。

2.3.71 HWSTraceIdFile

トレース採取のための共有メモリーIDを格納するファイル名の指定

トレース採取のための共有メモリーIDを格納するファイル名を指定します。

2.3.72 HWSTraceLogFile

サーバプロセスが異常終了した場合に共有メモリーに採取されたトレースを出力するファイル名の指定

サーバプロセスが異常終了した場合に共有メモリーに採取されたトレースを出力するファイル名を指定します。

2.3.73 HWSWebSocketLog

WebSocket通信に関するログの出力先の指定

WebSocket通信に関するログを出力するファイル名を指定します。

2.3.74 IdentityCheck

クライアントホストのidentdデーモンを使用してクライアントの確認をするかどうかの指定

クライアントホストのidentdデーモンを使用してクライアントの確認をするかどうかを指定します。

2.3.75 ImapBase

イメージマップファイルのbase行のデフォルトの指定

イメージマップファイルのbase行のデフォルトを指定します。

2.3.76 ImapDefault

イメージマップファイルのdefault行のデフォルトの指定

イメージマップファイルのdefault行のデフォルトを指定します。

2.3.77 ImapMenu

メニュー表示についての指定

イメージマップファイルの指定値にmapを与えた場合またはイメージマップ画像の(0,0)座標をマウスでポイントした場合のメニュー表示を指定します。座標指定のない形でイメージマップファイルがリクエストされた場合の動作もこの設定に従います。

2.3.78 Include

設定ファイルとして使用するファイルの指定

ファイル名で指定したファイルを設定ファイルとして利用できるようにします。

2.3.79 IndexIgnore

ディレクトリーインデックス表示時にWebブラウザーに表示させないファイル名の指定

ディレクトリーインデックス表示時に、Webブラウザーに表示させないファイル名を指定します。正規表現でも指定できます。

2.3.80 IndexOptions

ディレクトリーインデックスの整形表示機能のオプション

ディレクトリーインデックスの整形表示機能のオプション設定をします。

2.3.81 IndexOrderDefault

ディレクトリーインデックス表示でのデフォルトのファイルの並び順

ディレクトリーインデックス表示での、ファイルの並び順のデフォルトを指定します。

2.3.82 KeepAlive

KeepAlive接続を有効にするかどうかの指定

KeepAlive接続を有効にするかどうかを指定します。

2.3.83 KeepAliveTimeout

KeepAlive接続時のリクエスト待ち時間

KeepAlive接続時の要求待ち時間を秒単位で指定します。

2.3.84 LanguagePriority

クライアントが使用言語の優先度を示さなかった場合の優先順位の指定

使用言語を優先順位の高い順に指定します。

2.3.85 LimitRequestBody

サーバが受信するオブジェクトボディーのサイズの上限

HTTP通信によって、Webブラウザーが送信してくるリクエストをサーバが受信する場合のオブジェクトボディー(デ ータ)のサイズの上限を指定します。

2.3.86 LimitRequestFields

サーバが受信するHTTPヘッダー数の上限

HTTP通信によって、Webブラウザーが送信してくるリクエストをサーバが受信する場合のHTTPヘッダー数の上限を指定します。

2.3.87 LimitRequestFieldsize

サーバが受信する1つのHTTPヘッダーのサイズの上限

HTTP通信によって、Webブラウザーが送信してくるリクエストをサーバが受信する場合、1つのHTTPヘッダーの、サイズの上限を指定します。

2.3.88 LimitRequestLine

サーバが受信するリクエストラインの長さの上限

HTTP通信によって、Webブラウザーが送信してくるリクエストをサーバが受信する場合のリクエストライン(メソッド、問い合わせ文字列などを含むURI、HTTPバージョン)の長さの上限を指定します。

2.3.89 Listen

リクエストを受け付けるIPアドレスおよびポート番号

リクエストを受け付けるIPアドレスおよびポート番号を指定します。

2.3.90 ListenBacklog

クライアントからの接続要求の最大の待ち行列数

クライアントからの接続要求の最大の待ち行列数を指定します。

2.3.91 LoadFile

DSOによって組み込むモジュールが参照するコードがあるオブジェクトファイルまたはライブラリー

DSOによって組み込むモジュールが参照するコードがあるオブジェクトファイルまたはライブラリーを指定します。

2.3.92 LoadModule

Webサーバに動的に組み込むモジュール

Webサーバに動的に組み込むモジュールを指定します。

2.3.93 LogFormat

ログのフォーマットにラベル名を定義

ログのフォーマットにラベル名を定義します。ここで定義したラベル名をCustomLogディレクティブで指定できます。

2.3.94 LogLevel

エラーログに出力するエラーのレベル

エラーログに出力するエラーのレベルを指定します。指定したレベルの上位レベルのログを出力します。

2.3.95 MaxConnectionsPerChild

サーバプロセスのリクエスト処理回数

サーバプロセスのリクエスト処理回数を指定します。サーバプロセスは指定されたリクエスト処理回数だけ動作し、終了します。

2.3.96 MaxKeepAliveRequests

KeepAlive連続接続回数の上限

KeepAlive連続接続回数の上限を指定します。

2.3.97 MaxRequestWorkers

同時に接続できるクライアントの最大数

同時に接続できるクライアントの最大数を指定します。

2.3.98 MaxSpareServers

リクエスト待ち状態で稼働させておくサーバプロセスの最大数

リクエスト待ち状態で稼働させておくサーバプロセスの最大数を指定します。

2.3.99 MaxSpareThreads

リクエスト待ち状態で稼働させておくサーバスレッドの最大数

リクエスト待ち状態で稼働させておくサーバスレッドの最大数を指定します。リクエスト待ち状態のサーバスレッド数がこの指定値より多くなった場合、リクエスト待ち状態のサーバスレッド数がこの指定値以下になるまでサーバプロセスを終了させます。

2.3.100 MinSpareServers

リクエスト待ち状態で稼働しているサーバプロセスの最小数

リクエスト待ち状態で稼働しているサーバプロセスの最小数を指定します。サーバプロセス数がこの指定値より少なくなったら、新しいプロセスを生成します。

2.3.101 MinSpareThreads

リクエスト待ち状態で稼働しているサーバスレッドの最小数

リクエスト待ち状態で稼働しているサーバスレッドの最小数を指定します。リクエスト待ち状態のサーバスレッド数がこの指定値より少なくなった場合、新しいサーバプロセスを生成します。

2.3.102 MultiviewsMatch

コンテントネゴシエーションの対象となる拡張子の種類

コンテントネゴシエーションの対象となる拡張子の種類を指定します。

2.3.103 Options

ユーザーに利用させる機能の制限

ユーザーが利用できる機能を制限する場合に指定します。

2.3.104 Order

AllowディレクティブとDenyディレクティブの指定の評価の順序

AllowディレクティブとDenyディレクティブの指定の評価の順序を指定します。

2.3.105 PassEnv

CGIスクリプトに渡す任意の環境変数

CGIスクリプトに渡す任意の環境変数を指定できます。

2.3.106 PidFile

制御プロセスIDを格納するファイル

制御プロセスIDを格納するファイル名を指定します。

2.3.107 ProxyErrorOverride

バックエンドサーバからのレスポンスがエラーのステータスコードであった場合にレスポンスを上書きするかどうかの指定

バックエンドサーバからのステータスコードが400番台または500番台の場合、レスポンスヘッダーとレスポンスボディーをオーバーライドします。その結果、リバースプロキシーはバックエンドサーバからのレスポンスではなく、自身が生成したレスポンスをクライアントに返します。

2.3.108 ProxyPass

バックエンドサーバに転送するリクエストと転送するアドレス

リバースプロキシーを使用する場合、Webブラウザーからのリクエストとそれを転送するアドレスを指定します。

2.3.109 ProxyPassReverse

バックエンドサーバから受信したLocationヘッダーのURLの変更

リバースプロキシーを使用する場合、バックエンドサーバからのリダイレクトレスポンスのLocationヘッダーで示すURLを変更します。

2.3.110 ProxyPreserveHost

クライアントから受信したHostヘッダーの値をそのままバックエンドサーバに転送するかどうかの指定

リバースプロキシーを使用する場合、クライアントから受信したHostヘッダーの値をそのままバックエンドサーバに転送するかどうかを指定します。

2.3.111 ProxyTimeout

バックエンドサーバとの送受信に関する待ち時間の指定

バックエンドサーバとの送受信に関する待ち時間を秒単位で指定します。

2.3.112 ProxyVia

Viaヘッダーの使用の制御

このディレクティブはプロキシーでViaヘッダーの使用を制御する場合に指定します。

2.3.113 QOSCookieDomain

流量制限機能に使用するCookieが有効とされるドメイン

流量制限機能に使用するCookieが有効とされるドメインを指定します。この値は、HWS作成モードで使用され、ユーザー作成モードでは使用されません。

2.3.114 QOSCookieExpires

流量制限機能に使用するCookieの有効時間

流量制限機能に使用するCookieの有効時間を秒単位で指定します。このディレクティブで指定した値は、HWS作成モードで使用され、ユーザー作成モードでは使用されません。

2.3.115 QOSCookieName

流量制限機能に使用するCookie名

流量制限機能に使用するCookie名を指定します。

2.3.116 QOSCookieSecure

SSLによるアクセス時だけにCookieを送信させるかどうかの指定

クライアントに対し、SSLによるアクセス時だけにCookieを送信させるよう設定します。この値は、HWS作成モードで使用され、ユーザー作成モードでは使用されません。

2.3.117 QOSCookieServers

Cookieを送信してきたリクエストだけを処理するときのサーバプロセス数

リクエスト待ち状態のサーバプロセス数が減少した場合に、Cookieを送信してきたリクエストだけを処理するときの、サーバプロセス数を指定します。

2.3.118 QOSRedirect

流量制限機能によって拒否したリクエストのリダイレクト

流量制限機能によって処理が拒否された場合に、クライアントからのリクエストを指定されたパスにリダイレクトさせるときに指定します。

2.3.119 QOSRejectionServers

受信したすべてのリクエストを拒否するときのサーバプロセス数

リクエスト待ち状態のサーバプロセス数が減少し、受信したすべてのリクエストを拒否するようになるときの、サーバプロセス数を指定します。

2.3.120 QOSResponse

流量制限機能によって処理が拒否された場合にレスポンスとして返すコンテンツ

流量制限機能によって処理が拒否された場合に、ステータスコード503とともに返送するコンテンツを指定します。

2.3.121 ReadmeName

ディレクトリーインデックス表示時のReadmeとして付けるコメントを記述したファイルの指定

ディレクトリーインデックス表示時のReadmeとして付けるコメントを記述したファイルのファイル名(パス情報なし)を指定します。

2.3.122 Redirect

クライアントからのリクエストをリダイレクトする場合の指定

旧パスに対するクライアントからのリクエストを、新パスに再リクエスト(リダイレクト)する場合に指定します。

2.3.123 RedirectMatch

正規表現で記述した条件を満たすクライアントからのリクエストをリダイレクトする場合の指定

正規表現で記述した条件を満たすパスに対するクライアントからのリクエストを、新パスに再リクエスト(リダイレクト)する場合に指定します。

2.3.124 RequestHeader

リクエストヘッダーのカスタマイズ

クライアントから受信したヘッダー値をカスタマイズする場合に指定します。

2.3.125 RequestReadTimeout

リクエスト受信開始からリクエストヘッダー受信完了まで、およびリクエストボディーの受信開始から完了までのタイムアウト時間の指定

リクエスト受信開始からリクエストヘッダー受信完了まで、およびリクエストボディーの受信開始から完了までのタイムアウト時間を秒単位で指定します。

2.3.126 Require

アクセス制限の定義

AuthNameディレクティブ、AuthTypeディレクティブ、AuthUserFileディレクティブ(またはAuthGroupFileディレクティブ)と一緒に指定し、アクセス制限を定義します。

2.3.127 Satisfy

コンテンツへのアクセスがユーザー認証とホスト名またはIPアドレスの両方によって制限されている場合のアクセス条件

コンテンツへのアクセスが、ユーザー認証(AuthUserFileRequireディレクティブなどを指定)とホスト名またはIPアドレス(Allow fromDeny fromディレクティブなどを指定)の両方によって制限されている場合にその関係を設定します。

2.3.128 Script

特定のメソッドに対するCGIスクリプトの実行

指定されたメソッドによるリクエストがあった場合にCGIスクリプト名で示すスクリプトを実行します。

2.3.129 ScriptAlias

CGIプログラムを実行するURLとCGIプログラムが配置されているディレクトリー名の指定

WebブラウザーからURLで指定されたCGIプログラム実行のリクエストに対して、実行するCGIプログラムのあるディレクトリー名を指定します。

2.3.130 ScriptAliasMatch

CGIプログラムを実行するURLに対する正規表現とCGIプログラムが配置されているディレクトリー名の指定

Webブラウザーから指定されたCGIプログラム実行要求のURLが正規表現で記述した条件を満たす場合、指定した新パスのCGIプログラムを実行します。

2.3.131 ScriptLog

CGIスクリプトのエラーログ出力先

CGIスクリプトのエラーログ出力先のファイルを指定します。

2.3.132 ScriptLogBuffer

リクエストのボディー部のログを採取する場合の最大値

PUTPOSTメソッドによるリクエストのボディー部のログを採取する場合の最大値をバイト単位で指定します。ScriptLogディレクティブでエラーログ出力先のファイルを指定した場合だけ、この指定は有効になります。

2.3.133 ScriptLogLength

CGIスクリプトのエラーログファイルの最大サイズ

CGIスクリプトのエラーログファイルの最大サイズをバイト単位で指定します。ScriptLogディレクティブでエラーログ出力先のファイルを指定した場合だけ指定が有効になります。

2.3.134 SendBufferSize

WebサーバのTCP送信バッファサイズ

WebサーバのTCP送信バッファサイズをバイト数で指定します。

2.3.135 ServerAdmin

サーバ管理者のE-Mailアドレス

サーバ管理者のE-Mailアドレスを指定します。ServerSignatureディレクティブでE-Mailを指定する場合は、必ず指定してください。

2.3.136 ServerAlias

サーバ名に基づくバーチャルホストで使用するホスト名の別名

サーバ名に基づくバーチャルホストで使用するホスト名(ServerName)の別名を指定します。IPv6アドレスに対応したホスト名も指定できます。

2.3.137 ServerLimit

サーバプロセス数の上限値

生成するサーバプロセス数の上限値を指定します。

2.3.138 ServerName

Webサーバのサーバ名およびポート番号

Webサーバのサーバ名およびポート番号を指定します。

2.3.139 ServerPath

サーバ名に基づくバーチャルホストでHostヘッダーの代わりにパス名を利用して各ホストに接続する場合の指定

サーバ名に基づくバーチャルホストで、Hostヘッダーの代わりにパス名を利用して各ホストに接続する場合に指定します。

2.3.140 ServerRoot

サーバのルートディレクトリーの指定

サーバのルートディレクトリーを絶対パスで指定します。

2.3.141 ServerSignature

Webサーバが作成するエラーメッセージなどのコンテンツのフッターに署名するかどうかの指定

Webサーバが作成するエラーメッセージなどのコンテンツのフッターに署名するかどうかを指定します。

2.3.142 ServerTokens

Serverヘッダーのフォーマット

HTTPレスポンスヘッダーのServerヘッダーのフォーマットを設定します。

2.3.143 SetEnv

CGIスクリプトに渡す環境変数

CGIスクリプトに任意の環境変数を渡す場合に設定する環境変数の値を指定します。このディレクティブを複数指定する場合、同じ環境変数に異なる値は指定できません。

2.3.144 SetEnvIf

クライアントからのリクエストを基に環境変数の定義

クライアントからのリクエスト値が正規表現で表した条件を満たす場合、指定した環境変数を設定します。

2.3.145 SetEnvIfNoCase

クライアントからのリクエストを基に環境変数の定義

クライアントからのリクエスト値が正規表現で表した条件を満たす場合、指定した環境変数を設定します。

2.3.146 SetHandler

ある特定のハンドラーに関連づける場合の指定

指定した<Directory>またはアクセス制御ファイルの範囲すべてのリクエストをハンドラー名で指定したハンドラーに関連づける場合、指定します。

2.3.147 SSLBanCipher

指定した暗号種別でのアクセスを拒否してステータスコード403 Forbiddenを応答する場合の指定

指定した暗号種別でのアクセスを拒否し、クライアントにステータスコード403 Forbiddenを応答します。

2.3.148 SSLCACertificateFile

CAの証明書のファイルの指定

SSLでサーバ認証およびクライアント認証する場合、CA(認証局)の公開鍵(PEM形式)のファイル名を指定します。複数の証明書ファイルを連結させて、1つのファイルに複数の証明書が混在できます。

2.3.149 SSLCACertificatePath

CAの証明書へのハッシュリンクを格納したディレクトリーの指定

SSLでサーバ認証およびクライアント認証する場合、CAの証明書(PEM形式)へのハッシュリンクを格納したディレクトリーを指定します。

2.3.150 SSLCacheServerPath

SSLセッション管理キャッシュサーバgcacheヘのパス名の指定

SSLセッション管理キャッシュサーバgcacheヘのパス名を指定します。

2.3.151 SSLCacheServerPort

WebサーバとSSLセッション管理キャッシュサーバgcacheとの間でデータ交換するためのポート番号またはパス名の指定

Webサーバ本体とSSLセッション管理キャッシュサーバgcacheとの間でデータ交換するためのポート番号またはパス名を指定します。

2.3.152 SSLCacheServerRunDir

SSLセッション管理キャッシュサーバgcacheが動作するパス名の指定

SSLセッション管理キャッシュサーバgcacheが動作するパス名を指定します。

2.3.153 SSLCertificateFile

SSLで認証する場合のWebサーバの証明書のファイルの指定

SSLで認証する場合、Webサーバの証明書(PEM形式)のファイル名を指定します。

2.3.154 SSLCertificateKeyFile

SSLで認証する場合のWebサーバの秘密鍵のファイルの指定

SSLで認証する場合、Webサーバの秘密鍵のファイル名を指定します。

2.3.155 SSLCertificateKeyPassword

パスワード保護されているサーバ秘密鍵のパスワードを格納するファイルの指定

パスワード保護をされているサーバ秘密鍵のパスワードを格納しておくファイルのパス名を指定します。

2.3.156 SSLCRLAuthoritative

CRLの次回発行日を経過した場合の動作の指定

SSLクライアント認証時に使用するCRLの次回発行日の扱いについて指定します。

2.3.157 SSLCRLDERPath

DER形式のCRLを格納するディレクトリーの指定

DER形式のCRLを格納するディレクトリーを絶対パスで指定します。指定したディレクトリーに必要なCRLを格納して、Webサーバを起動または再起動すると、SSLでのクライアント認証時にCRLを適用できます。SSLCRLPEMPathディレクティブで指定したディレクトリー内のCRLも含め、同じCAから発行されたCRLを複数格納している場合、発行日が最新のCRLを適用します。

2.3.158 SSLCRLPEMPath

PEM形式のCRLを格納するディレクトリーの指定

PEM形式のCRLを格納するディレクトリーを絶対パスで指定します。指定したディレクトリーに必要なCRLを格納して、Webサーバを起動または再起動すると、SSLでのクライアント認証時にCRLを適用できます。SSLCRLDERPathディレクティブで指定したディレクトリー内のCRLも含め、同じCAから発行されたCRLを複数格納している場合、発行日が最新のCRLを適用します。

2.3.159 SSLDenySSL

SSLによるアクセスの禁止

SSLによるアクセスを禁止する場合に指定します。このディレクティブが指定されている場合、SSLEnableディレクティブでSSLを有効にしてもhttpsによるアクセスがステータスコード403 Forbiddenで拒否されます。SSLRequireSSLディレクティブの逆の動作をします。

2.3.160 SSLDisable

SSLを無効にする場合の指定

SSLを無効にします。デフォルト値はSSLEnableディレクティブ(SSLを有効)です。バーチャルホストで特定のホストに対してSSLを無効にする場合などに指定します。

2.3.161 SSLEnable

SSLを有効にする場合の指定

SSLを有効にします。SSLDisableディレクティブを指定しないかぎり、デフォルトで有効になります。

2.3.162 SSLExportCertChainDepth

環境変数SSL_CLIENT_CERT_CHAIN_nにクライアントの証明書を発行したCAからルートCAまでの証明書を設定するときの指定

SSLクライアント認証をする場合、環境変数SSL_CLIENT_CERT_CHAIN_nにクライアントの証明書を発行したCAからルートCAまでの証明書を設定するときに指定します。

2.3.163 SSLExportClientCertificates

環境変数SSL_CLIENT_CERTにクライアント証明書を設定するときの指定

SSLクライアント認証をする場合、環境変数SSL_CLIENT_CERTにクライアント証明書を設定するときに指定します。環境変数SSL_CLIENT_CERTにはDER形式の証明書をBase64エンコーディングした値を設定します。

2.3.164 SSLFakeBasicAuth

クライアント証明書を利用したBasic認証

SSLクライアント認証の機能とあわせて、WebブラウザーでユーザーIDとパスワードを入力することなく、クライアント証明書の提示だけでBasic認証をできるようにします。AuthUserFileディレクティブで指定するファイルにはX509クライアント証明書のSubjectとパスワードを記述します。

2.3.165 SSLProtocol

使用するSSLプロトコルのバージョンの指定

使用するSSLプロトコルのバージョンを指定します。

2.3.166 SSLRequireCipher

指定した暗号種別以外でのアクセスを拒否してステータスコード403 Forbiddenを応答する場合の指定

指定した暗号種別以外でのアクセスを拒否し、クライアントにステータスコード403 Forbiddenを応答します。

2.3.167 SSLRequiredCiphers

SSL通信で使用できる暗号種別の指定

SSL通信で使用できる暗号種別を指定します。ディレクティブに指定した暗号種別とクライアントが使用できる暗号種別との間で一致するものがあれば、SSL通信が確立されHTTPリクエストを受信します。一致するものがない場合は、SSL通信は確立されないでHTTPリクエストを受信しません。

2.3.168 SSLRequireSSL

SSL以外によるアクセスの禁止

SSL以外によるアクセスを禁止する場合に指定します。このディレクティブが指定されている場合、SSLDisableディレクティブでSSLを無効にしてもhttpによるアクセスがステータスコード403 Forbiddenで拒否されます。異なるディレクティブの記述場所で、不用意にSSLを無効にしコンテンツを公開してしまうことを防止します。

2.3.169 SSLSessionCacheSize

セッションキャッシュサイズの上限値

SSLセッションを管理するキャッシュサーバgcache内のメモリーにキャッシュされるセッションIDなどのデータの、メモリーサイズの上限値をバイト単位で指定します。0を指定した場合、gcacheサーバは起動しないで、セッションキャッシュは実施されません。

2.3.170 SSLSessionCacheSizePerChild

サーバプロセス内のキャッシュされるセッションキャッシュサイズの上限値

サーバプロセス内のメモリーにキャッシュされるセッションIDなどのデータの、メモリーサイズの上限値をバイト単位で指定します。

2.3.171 SSLSessionCacheTimeout

SSLセッションの有効時間

Webサーバ内またはSSLセッション管理キャッシュサーバgcache内で保持されるセッションIDなどのデータの有効時間を秒単位で指定します。

2.3.172 SSLVerifyClient

クライアント認証時の証明書に関する設定

クライアント認証時の証明書に関する設定を指定します。

2.3.173 SSLVerifyDepth

証明書のチェーンを何段階までたどるかの指定

証明書のチェーンを何段階までたどるかを指定します。

2.3.174 StartServers

Webサーバ起動時のサーバプロセス数

Webサーバ起動時のサーバプロセス数を指定します。

2.3.175 ThreadLimit

サーバスレッド数の上限値

サーバプロセスに生成するサーバスレッド数の上限値を指定します。

2.3.176 ThreadsPerChild

サーバプロセスに生成するサーバスレッド数

1つのサーバプロセスに生成するサーバスレッド数を指定します

2.3.177 Timeout

Webサーバの送受信の待ち時間

Webサーバの送受信の待ち時間を秒単位で指定します。

2.3.178 TraceEnable

TRACEメソッドによるリクエストを拒否するかどうかの指定

TRACEメソッドによるリクエストを拒否するかどうかを指定します。

2.3.179 TransferLog

ラベル名を指定しないLogFormatディレクティブのフォーマットでのアクセスログ出力

ログを格納するファイルまたはログを出力するプログラムを指定します。ログのフォーマットはラベル名を指定しないLogFormatディレクティブで指定できます。

LogFormatディレクティブでログのフォーマットを指定する場合は、IPv6アドレスやIPv6アドレスに対応したホスト名も出力できます。

LogFormatディレクティブでフォーマットを指定しない場合は、標準のログフォーマットで出力します。

2.3.180 TypesConfig

ファイル拡張子とコンテントタイプの関係を定義する設定ファイルの指定

ファイル拡張子とコンテントタイプ(MIMEタイプ)の関係を定義する設定ファイルを指定します。

2.3.181 UnsetEnv

CGIスクリプトに渡す環境変数からSetEnvディレクティブまたはPassEnvディレクティブで指定した環境変数を削除する場合の指定

CGIスクリプトに渡す環境変数から、SetEnvディレクティブまたはPassEnvディレクティブで指定した環境変数を削除する場合に指定します。

2.3.182 UseCanonicalName

サーバの正式な名前の生成方法の指定

サーバの正式な名前の生成方法を指定します。サーバの正式な名前は、自サーバを参照するURLや環境変数のSERVER_NAMESERVER_PORTに設定されます。なお、OnOffdnsすべての場合で、IPv6アドレスに対応しています。

2.3.183 User

サーバプロセスが動作するときのユーザー名の指定

サーバプロセスが動作するときのユーザー名を指定します。

2.3.184 UserDir

Webブラウザーからの/~ユーザー名/へのリクエストに対して公開するサーバ上の場所の指定

Webブラウザーからの/~ユーザー名/へのリクエストに対して公開するサーバ上の場所をディレクトリー名で指定します。

Webサーバで使用する定義項目(ユーティリティー)

定義項目(ユーティリティー)

概要

詳細説明

2.6.1 rotatelogs

時間によるログの分割

アクセスログやエラーログを一定時間単位に分割して、複数のファイルに出力できます。

2.6.2 rotatelogs2

ファイルサイズによるログの分割

アクセスログやエラーログをログファイルサイズで分割して、複数のファイルにラップアラウンドして出力できます。