2.3.182 UseCanonicalName
サーバの正式な名前の生成方法を指定します。
説明
サーバの正式な名前の生成方法を指定します。サーバの正式な名前は、自サーバを参照するURLや環境変数のSERVER_NAMEとSERVER_PORTに設定されます。なお、On、Off、dnsすべての場合で、IPv6アドレスに対応しています。
書式
UseCanonicalName {On|Off|dns}
指定できる値
- On
-
サーバの正式な名前は、ServerNameディレクティブ指定値から作成され、自サーバを参照するURLや環境変数に設定されます。VirtualHost指定時にIPアドレスを使用する場合は、VirtualHostブロック内でServerNameを指定してください。ブロック内でServerNameを指定していない場合は、IPアドレスからホスト名を取得します。
- Off
-
サーバの正式な名前は、Hostヘッダーによってクライアントから与えられたホスト名称とポート番号から作成され、自サーバを参照するURLや環境変数に設定されます。ただし、Hostヘッダーが与えられない場合は、ServerNameディレクティブ値と、実際のコネクションに使用されているポート番号から作成されます。
- dns
-
Hostヘッダーを持たない古いクライアントのためのオプションです。このオプション指定時には、サーバの正式な名前は、クライアントから与えられたサーバのIPアドレスから逆引きしたホスト名称および実際にコネクションに使用されているポート番号から作成され、自サーバを参照するURLや環境変数に設定されます。
デフォルト値
- 定義項目の省略
-
Off
記述できる場所
httpsd.conf、<VirtualHost>、<Directory>