2.3.103 Options
ユーザーに利用させる機能を制限する場合に指定します。
説明
ユーザーが利用できる機能を制限する場合に指定します。
- +
-
オプションで指定した機能の利用を許可します。
- -
-
オプションで指定した機能の利用を禁止します。
オプション |
機能 |
---|---|
All |
MultiViews、SymLinksIfOwnerMatchを除くすべてのオプションが有効です。 |
ExecCGI |
CGIスクリプトの実行を許可します。 |
FollowSymLinks |
シンボリックリンクをたどります。 |
Indexes |
URLにディレクトリーが指定されたとき、DirectoryIndexディレクティブで指定したファイル(デフォルトはindex.html)がない場合、ディレクトリーのインデックスを表示します。 |
MultiViews |
Content-negotiated Multiviewsをサポートします。 |
None |
すべてのオプションで指定できる機能を無効にします。 |
SymLinksIfOwnerMatch |
ファイルまたはディレクトリーの所有者がシンボリックリンクの所有者と同じ場合だけ、リンクをたどります。 |
+-を使用しないでこのディレクティブを複数指定すると、最後に指定したディレクティブだけが有効になります。
- (例1)
-
Options All Options ExecCGI
このようにオプションに+-を指定しないディレクティブを2行指定した場合、ユーザーはCGIスクリプトの実行機能だけが利用できます。ディレクトリーインデックスなどの機能は利用できません。
- (例2)
-
httpsd.confファイルの指定
Options All
アクセス制御ファイルの指定
Options ExecCGI
httpsd.confファイルのあとにアクセス制御ファイルが参照されるので、アクセス制御ファイルがあるディレクトリーではCGIスクリプトの実行機能だけが利用できます。
- (例3)
-
Options Indexes ExecCGI
このように1行に+-を指定しないオプションを指定した場合は、指定した機能の両方を利用できます。
書式
Options {+|-}オプション [{+|-}オプション ...]
デフォルト値
- 定義項目の省略
-
None
記述できる場所
httpsd.conf、<VirtualHost>、<Directory>、.htaccess
上書き許可
Optionsレベル