Hitachi

 Hitachi Application Server V10 定義リファレンスUNIX®用)


2.6.1 rotatelogs

ログを時間単位に分割して、複数のファイルに出力します。

説明

アクセスログやエラーログを一定時間単位(例えば、24時間ごと)に分割して、複数のファイルに出力できます。rotatelogsプログラムは次のディレクティブに指定できます。

書式

rotatelogs 分割ログファイルのプレフィックス ログ分割時間間隔
    [-fnum ファイル数] [-diff GMTに対する時差]
分割ログファイルのプレフィックス

分割ログファイルのプレフィックスを絶対パスで指定します。

プレフィックス.nnnnnnnnnn」というファイルに、ログを採取します。

nnnnnnnnnn:ログ採取開始時刻を表します。ログ採取時刻とは次の式で示す値です。

((1970年1月1日の0時0分0秒(GMT)を起点とした、ログを出力する時間の通算秒数÷ログ分割時間間隔)の小数点以下を切り捨てた値)×ログ分割時間間隔

ログ分割時間間隔

1つのログファイルを採取する時間間隔を秒単位に指定します。指定した時間が経過するごとに、新規ファイルにログを採取します。

指定できる値

131536000

-fnum ファイル数

分割したログファイルのファイル数を指定します。分割したファイル数がここで指定した数を超えた場合、最も古いファイルから削除します。このオプションを省略した場合、ファイルは削除しません。

指定できる値

1256

-diff GMTに対する時差

ログファイルを分割する基準となる時間を、GMTに対する時差として分単位で指定します。指定しないまたは0を指定すると、1970年1月1日0時0分0秒(GMT)が基準時間となります。GMTに対するローカルタイムの差がn時間である場合に、ローカルタイムのm時0分0秒を基準にするときには、(n-m)×60を指定します。JSTの0時0分0秒を基準にする場合には、(+9-0)×60で540を指定します。

指定できる値

-14391439

格納先

Application Serverインストールディレクトリー/httpsd/sbin

記述例

ディレクティブに、"|プログラム名"の形式で指定して使用します。ログファイルを定期的に別ファイルに分割して採取します。

24時間ごとにアクセスログを分割して、Application Serverインストールディレクトリー/httpsd/logs/access.nnnnnnnnnnファイルに採取します。分割時間を日本時間に設定し、日本時間の毎0時にログファイルを分割する場合の指定を次に示します。

TransferLog "|Application Serverインストールディレクトリー/httpsd/sbin/rotatelogs Application Serverインストールディレクトリー/httpsd/logs/access 86400 -diff 540"

注意事項