2.3.69 HWSSetEnvIfIPv6
クライアントまたはサーバのIPv6アドレスによる環境変数を定義する場合に指定します。
説明
クライアントまたはサーバのIPv6アドレスを基に環境変数を定義します。リクエスト値がIPv6アドレスで表した条件を満たす場合、指定した環境変数を設定します。設定する値のデフォルト値は1です。環境変数の前に「!」が付いたときは、その環境変数の設定を解除します。
リクエスト値として、次に示す値を指定できます。
リクエスト値 |
意味 |
---|---|
Remote_Addr |
クライアントのIPv6アドレス |
Server_Addr |
リクエストを受信したサーバのIPv6アドレス |
IPv6アドレスは、[ ]で囲まないで指定してください。なお、IPv6アドレスの後ろに、10進数でプリフィクス長も指定できます。プリフィクス長は、「IPv6アドレス/プリフィクス長」の形式で指定します。
書式
HWSSetEnvIfIPv6 リクエスト値 IPv6アドレス 環境変数[=値][環境変数[=値]...]
記述できる場所
httpsd.conf、<VirtualHost>、<Directory>、.htaccess
上書き許可
FileInfoレベル
記述例
クライアントのIPv6アドレスが2001:0:0:1230から始まる場合、環境変数IPV6_CLIENTを設定します。
HWSSetEnvIfIPv6 Remote_Addr 2001:0:0:1230::/64 IPV6_CLIENT