通信サーバfor Billerでは，利用する収納サービスによって実行できるコマンドが異なります。通信サーバfor Billerのコマンドを次に示します。

表10-1　通信サーバfor Billerのコマンド一覧

コマンド	機能	各収納サービスでの実行可否
		地方税・地公体料金	一般料金	国庫金
hmpnstart	通信サーバfor Billerの起動	○	○	○
hmpnstop	通信サーバfor Billerの停止	○	○	○
hmpnsvopen	収納機関サービスの起動	○	○	○
hmpnsvclose	収納機関サービスの停止	○	○	○
hmpnopen	オンライン開始（開局）	○	○	○
hmpnclose	オンライン終了（閉局）	○	○	○
hmpnstat	状態表示	○	○	○
hmpncntget	収納カウンタ情報取得	○	○	○
hmpnbilload	納付情報の一括登録	○	○	×
hmpndemload	請求情報の一括登録	○	○	×
hmpnpayfile	消込情報ファイルの変換	○	○	×
hmpnpayload	一括消込	○	○	×
hmpnpaylist	消込情報の出力	○	○	○
hmpnbnkctl	金融機関情報の変更	○	○	○
hmpnrcvctl	収納機関情報の変更	○	○	×
hmpnblinit	ファイル初期化	○	○	○
hmpnsetup	セットアップ	○	○	○

（凡例）

○：実行できる

×：実行できない

通信サーバfor Billerで実行するコマンドは，通信サーバfor Billerの状態によって実行できるコマンドと実行できないコマンドがあります。各コマンドが実行できるタイミングを，次に示します。

表10-2　通信サーバfor Billerでコマンドを実行できるタイミング

コマンド	通信サーバfor Billerの状態
	起動中		停止中
	開局中	閉局中
hmpnstart	●※1	●※1	○
hmpnstop	●	●※2	●※1
hmpnsvopen	○※3	○※3	×
hmpnsvclose	○※4	○※4	×
hmpnopen	●	○	×
hmpnclose	○	●	×
hmpnstat	○	○	○
hmpncntget	○	×	×
hmpnbilload	×※5	×※5	○
hmpndemload	×※5	×※5	○
hmpnpayfile	○	○	○
hmpnpayload	×※5	×※5	○
hmpnpaylist	○	○	○
hmpnbnkctl	×	×	○
hmpnrcvctl	×	×	○
hmpnblinit	×	×	○
hmpnsetup	−	−	−

（凡例）

○：実行できる

●：強制オプション指定の場合は実行できる

×：実行できない

−：該当なし

注※1

オプションなしの場合，メッセージが出力され処理が中断されます。

注※2

収納機関サービスが停止中の場合は，強制オプション指定なしで実行できます。

注※3

収納機関サービスが起動中の場合は，実行できません。収納機関サービスが予備閉局中および停止中の場合は，実行できます。

注※4

収納機関サービスが停止中の場合は，強制オプションを指定すると，実行できます。

注※5

通信サーバfor Billerの起動中にも実行できますが，通信サーバfor Billerの停止中での実行を推奨します。なお，納付情報の一括登録コマンド（hmpnbilload），請求情報の一括登録コマンド（hmpndemload），および一括消込コマンド（hmpnpayload）を通信サーバfor Billerの起動中に実行すると，一定時間DBを占有するため，オンライン性能に影響が出ます。

また，同じ収納機関コードで，次に示す一方のコマンドを実行しているときは，もう一方のコマンドを実行できません。

・納付情報の一括登録コマンドおよび一括消込コマンド

・請求情報の一括登録コマンドおよび一括消込コマンド