Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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hmpnrcvctl(収納機関情報の変更)

形式

機能

収納機関情報を追加登録,または削除します。

オプション

-s 収納機関コード〜<符号なし整数>((00000000〜99999999))

追加登録,または削除する収納機関情報に該当する収納機関コードを指定します。収納機関コードには通信サーバシステム定義に定義した収納機関コードを指定してください。

-a

収納機関情報を追加登録する場合に指定します。

-f 入力情報ファイル名〜<パス名>(1〜PATH_MAX文字)

入力情報ファイル名を絶対パス,または相対パスで指定します。

入力情報ファイルは,収納機関情報を入力したDAT形式のファイルです。DBの対象収納機関情報格納用テーブルと同じ書式をテキストファイルで,前もって作成しておきます。入力情報ファイルの形式を次に示します。また,これらの項目はすべてオンライン処理に必要です。表にある桁数,および属性の範囲でMPNの仕様に基づき作成してください。

表10-12 入力情報ファイルの形式(収納機関情報)

項目名 内容 桁数 属性
RECV_CODE 収納機関コード 8 n
RECV_NAME_KANA 収納機関名(カナ) 1〜24 ank
RECV_NAME_KANJI 収納機関名(漢字) 1〜12 K

(凡例)
n:《数字》
ank:《英字》,《数字》,《カナ》,《記号》,《カナ記号》,およびSPACE
K:《全角文字》

注※
収納機関コードが重複しないように指定してください。

また,これらのファイルはDAT形式のため,作成する場合は次の点に注意してください。

入力情報ファイルの形式例を次に示します。また,作成日,および作成時刻は,通信サーバfor Billerがデータを作成および編集します。

"収納機関コード","収納機関名(カナ)","収納機関名(漢字)"

なお,DAT形式については,マニュアル「スケーラブルデータベースサーバ HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。

-sv サーバ名〜<識別子>(1〜8文字)

実行サーバ名(フロントエンドサーバ名またはバックエンドサーバ名)を指定します。このオプションは,HiRDB/Parallel Serverを使用している場合に指定してください。

-nc [-st セットアップディレクトリ]〜<パス名>(1〜PATH_MAX文字)

入力情報ファイルをチェックしないで,一括登録する場合に指定します。このオプションは,「-c」オプションで入力情報ファイルをチェックしたあと,エラーがなかった場合だけ指定してください。

HiRDB/Parallel Serverを使用している場合に,システムマネジャと実行サーバ(フロントエンドサーバまたはバックエンドサーバ)が別のユニットにあるときは,セットアップディレクトリを絶対パスで指定してください。なお,セットアップディレクトリには,実行サーバにセットアップ済みの通信サーバfor Billerまたは,DB Utility for Billerのセットアップディレクトリを指定してください。

-c

入力情報ファイルのチェックだけを実行する場合に指定します。

-d

収納機関情報を削除する場合に指定します。指定した収納機関コードの収納機関情報が削除の対象となります。

-r 結果報告ファイル名〜<英数字>(1〜50文字)

結果報告ファイルを出力する場合に指定します。このオプションを指定しない場合,入力情報ファイルをチェックしても,結果報告ファイルは出力されません。

結果報告ファイルは,(通信サーバfor Billerセットアップディレクトリ)/spool/bl/batディレクトリに格納され,テキストファイルとして出力されます。

出力されるファイルの種類を次に示します。

表10-13 結果報告ファイルの種類(収納機関情報の変更)

指定したオプション 出力されるファイルの種類
-r -c データチェックファイル(結果報告ファイル名.chk)
-a データ登録ファイル(結果報告ファイル名.rlt)
-d データ削除ファイル(結果報告ファイル名.rlt)

データチェックファイル,データ登録ファイル,およびデータ削除ファイルの出力内容については「8.4.8 収納機関情報の変更」を参照してください。

また,結果報告ファイルのうち,データチェックファイルの出力形式については,「hmpnbilload(納付情報の一括登録)」を参照してください。

収納機関情報の変更コマンドを実行した場合の結果報告ファイルのうち,データ登録ファイルの出力形式を次に示します。

"収納機関コード","収納機関名(カナ)","収納機関名(漢字)","作成日","作成時刻"

収納機関情報を編集し,DBへの登録が失敗した場合,データ登録ファイルの最終行に失敗した登録データが出力されます。

また,結果報告ファイルがすでに出力されている場合,処理を続行するかどうかの問い合わせがあります。処理の続行を指定すると,結果報告ファイルのアクセス権の有無に関係なく結果報告ファイルを削除し,処理は続行されます。結果報告ファイルではないものを指定した場合も,同じように削除して続行されます。この場合,指定したファイルはすべて削除されるため,注意してください。また,処理の続行を指定しないと,処理は中断されます。

次に,データ削除ファイルの出力形式について示します。

【英語:LANG=C】
KDMQCD677-I Receipt institution information was deleted. table=表名, receipt-code=収納機関コード
【日本語:LANG=Ja_JP(AIX 5Lの場合),LANG=ja_JP.SJIS(HP-UXの場合)】
KDMQCD677-I 収納機関情報を削除しました。表名=表名,収納機関コード=収納機関コード

戻り値

0:正常終了

1:収納機関情報の変更の中断(結果報告ファイルがすでにあり,処理の続行を指定しない場合)

2:収納機関情報の変更の中断(オンラインでコマンドを実行した場合)

上記以外:エラーリターン

注意