収納業務受付インターフェース，およびリターンコードについて説明します。

収納業務受付インターフェースとは，収納情報の登録や照会などのDBの操作をするためのインターフェースです。DBの操作は，収納サーバから要求された収納業務プログラムが，通信サーバfor Billerの収納業務受付SPPを呼び出して行います。収納業務受付SPPは，DBの操作ごとにエントリポイントを持ち，RPC通信で電文を送受信します。

DBの操作と，該当する収納業務受付SPPのエントリポイントを次に示します。なお，収納サービスの種類によって，収納業務受付SPPの利用可否が異なります。

表7-30　DBの操作および収納業務受付SPPのエントリポイントの一覧

DB操作	機能説明	エントリポイント	収納サービスの種類
			地方税・地公体料金	一般料金	国庫金
電文履歴の照会	電文履歴を照会します。	hmpn_msgref_srv	○	○	○
収納カウンタ情報の照会	収納カウンタ情報を照会します。	hmpn_cntref_srv	○	○	○
納付情報の登録	納付情報を新規登録します。	hmpn_npayins_srv	○	×	×
納付情報の更新	納付情報を更新します。	hmpn_npayupd_srv	○	×	×
納付情報の照会	納付情報を照会します。	hmpn_npayref_srv	○	×	×
納付情報の取消	納付情報を削除します。	hmpn_npaycan_srv	○	×	×
請求情報の登録	請求情報を新規登録します。	hmpn_demins_srv	×	○	×
請求情報の更新	請求情報を更新します。	hmpn_demupd_srv	×	○	×
請求情報の照会	請求情報を照会します。	hmpn_demref_srv	×	○	×
請求情報の取消	請求情報を削除します。	hmpn_demcan_srv	×	○	×
消込情報の照会	消込情報を照会します。	hmpn_kpayref_srv	○	○	○
取消情報の照会	消込情報，および収納情報の取消情報を照会します。	hmpn_cpayref_srv	○	○	×

（凡例）

○：利用できる

×：利用できない

注意

収納情報を照会してから情報の消込が行われるまでの間に，収納業務プログラムからの要求によって収納情報の更新，または取消が行われた場合，次のように処理されます。このような場合には，MPNの仕様で規定された運用で対処されます。通信サーバfor Billerでは，トレース情報および電文履歴から解析してください。

• 収納情報の更新が行われた場合
  照会時とは異なる収納情報に対して，消込が行われます。
  
• 収納情報の取消が行われた場合
  収納情報の消込が失敗します。
  

＜この節の構成＞

7.3.1　電文履歴の照会用インターフェース

7.3.2　収納カウンタ情報の照会用インターフェース

7.3.3　納付情報の登録用インターフェース

7.3.4　納付情報の更新用インターフェース

7.3.5　納付情報の照会用インターフェース

7.3.6　納付情報の取消用インターフェース

7.3.7　請求情報の登録用インターフェース

7.3.8　請求情報の更新用インターフェース

7.3.9　請求情報の照会用インターフェース

7.3.10　請求情報の取消用インターフェース

7.3.11　消込情報の照会用インターフェース

7.3.12　取消情報の照会用インターフェース