収納業務プログラムは，収納業務受付SPPに登録要求電文を送信します。収納業務受付SPPは，受信した電文中の請求情報をDBに格納します。

請求情報レコードを格納する形式を次に示します。設定方法のサイズに満たないデータは次のように設定してください。

• 固定長データの場合，左詰めで設定し残りは半角SPACEを設定します。
• 固定長データ（漢字）の場合，左詰めで設定し残りは全角SPACEを設定します。
• データ長の場合，右詰めで設定し残りはALL0を設定します。
• 可変長データの場合，右詰めで設定し残りはNULLを設定します。

また，データがない項目には，NULLを設定してください。

表7-48　請求情報格納用テーブルの形式

項目名	内容	項目属性	サイズ （単位：バイト）	データ型
RECV_CODE	収納機関コード	CHAR	8	固定長データ
CUST_NO	お客様番号（納付番号）	CHAR	4	データ長
		CHAR	20	可変長データ
CONF_NO	確認番号	CHAR	4	データ長
		CHAR	6	可変長データ
OCR_INFO	OCR情報	CHAR	83	固定長データ
BARCODE_INFO	バーコード情報	CHAR	4	データ長
		CHAR	50	可変長データ
PAY_FORM	支払形態	CHAR	1	固定長データ
USER_NAME_KANA	利用者名（カナ）	CHAR	4	データ長
		CHAR	24	可変長データ
USER_NAME_KANJI	利用者名（漢字）	CHAR	4	データ長
		CHAR	24	可変長データ
PASSWD	パスワード	CHAR	4	データ長
		CHAR	20	可変長データ
RECV_NAME_KANA	収納機関名（カナ）	CHAR	4	データ長
		CHAR	24	可変長データ
RECV_NAME_KANJI	収納機関名（漢字）	CHAR	4	データ長
		CHAR	24	可変長データ
BILL_NO	請求番号	CHAR	20	固定長データ
PAY_DOC_TYPE	払込書区分	CHAR	1	固定長データ
BILL_TOTAL	請求金額	CHAR	11	固定長データ
BILL_PRINCIPAL	請求金額元金	CHAR	11	固定長データ
OVERDUE_DISP	延滞金表示区分	CHAR	1	固定長データ
OVERDUE	延滞金	CHAR	8	固定長データ
TAX_DISP	消費税額表示区分	CHAR	1	固定長データ
TAX	消費税額	CHAR	10	固定長データ
COMM_BRDN_TYPE	手数料負担区分	CHAR	1	固定長データ
BILL_CONT_KANA	請求内容（カナ）	CHAR	24	固定長データ
BILL_CONT_KANJI	請求内容（漢字）	CHAR	24	固定長データ
CHARGE_TYPE	手数料負担区分	CHAR	1	固定長データ
PAY_LIMIT_DATE	消込期限年月日	CHAR	8	固定長データ
DETAIL_PRNT_KANA	詳細印字（カナ）	CHAR	24	固定長データ
DETAIL_PRNT_KANJI	詳細印字（漢字）	CHAR	24	固定長データ
DETAIL_SHOW1_KANA	詳細表示１（カナ）	CHAR	4	データ長
		CHAR	150	可変長データ
DETAIL_SHOW1_KANJI	詳細表示１（漢字）	CHAR	4	データ長
		CHAR	150	可変長データ
DETAIL_SHOW2_KANA	詳細表示２（カナ）	CHAR	4	データ長
		CHAR	150	可変長データ
DETAIL_SHOW2_KANJI	詳細表示２（漢字）	CHAR	4	データ長
		CHAR	150	可変長データ
PAY_YEAR	請求年度	CHAR	4	固定長データ
PAY_STP_INFO	支払停止情報	CHAR	1	固定長データ
PAY_STP_CHANNEL	支払停止チャネル	CHAR	1	固定長データ
NONPYA_SHOW_INFO	未納表示情報	CHAR	1	固定長データ
EXTRA_INFO	ソート情報	CHAR	2	固定長データ
REPLACE_INFO	差替情報	CHAR	1	固定長データ
PAID_FLAG	支払済フラグ	CHAR	1	固定長データ
CAN_FLAG	取消停止フラグ	CHAR	1	固定長データ
YOBI※	予備	CHAR	360	固定長データ
PAY_CNT	消込カウンタ	CHAR	4	固定長データ
CAN_CNT	取消カウンタ	CHAR	4	固定長データ
PROD_DATE	作成日	CHAR	10	固定長データ
PROD_TIME	作成時刻	CHAR	8	固定長データ
合計			1,499	−

（凡例）

−：該当なし

注※

任意で使用できる領域です。

• サービスグループ名，サービス名
  収納業務受付SPP用ユーザサービス定義に指定した，請求情報登録用のサービスグループ名およびサービス名を指定します。
  
• 入力情報
  次の形式で通信サーバfor Billerに電文を送信します。
  

  表7-49　要求電文への設定項目（請求情報登録の場合）

  項目名	内容	属性	サイズ（単位：バイト）
  収納業務ID長※1	収納業務ID長	unsigned int	−
  収納業務ID※2	収納業務受付に対するユニークなID	char	（収納業務ID長）
  収納機関コード	収納機関コード	char	8
  請求情報レコード長	請求情報レコード長	unsigned int	−
  請求情報レコード	登録する請求情報レコード	char	（請求情報レコード長）

  （凡例）

  −：該当なし

  注※1

  収納業務ID長は，最大100の数値を指定できます。

  注※2

  この項目は省略できます。省略する場合は，収納業務ID長にALL0を設定してください。省略した場合，収納業務受付SPPの障害時に出力されるエラーメッセージの収納業務IDに「*」が表示されます。

  
  
• 入力情報長
  入力情報に設定した電文長を指定します。
  
• 呼び出し方法
  同期応答型RPC
  
• 出力情報
  通信サーバfor Billerが応答電文として設定する出力情報の領域を指定します。
  
• 出力情報長
  出力情報で設定した領域長を指定します。
  

• 出力情報
  次の形式で収納業務プログラムに応答電文を返送します。
  

  表7-50　応答電文への設定項目（請求情報登録の場合）

  項目名	内容	属性	サイズ（単位：バイト）
  収納業務ID長※1	収納業務ID長	unsigned int	−
  収納業務ID※1	収納業務受付に対するユニークなID	char	（収納業務ID長）
  リターンコード※2	収納業務受付SPPからのリターンコード	char	11

  （凡例）

  −：該当なし

  注※1

  要求電文の値が設定されます。

  注※2

  正常時は，ALL0が設定されます。それ以外のリターンコードについては，マニュアル「Hitachi Multi Payment Network communications server メッセージ」を参照してください。

  
  
• 出力情報長
  出力情報に設定した電文長を指定します。
  

注意

• 収納業務ID長が数値でない場合，収納業務ID長に指定したサイズと収納業務IDのサイズが不一致の場合，または出力情報長が小さい場合は，応答電文が返送されません。
• 入力情報が形式に合っていない場合，または請求情報レコードが請求情報格納用テーブルの形式に合っていない場合は，「収納業務ID長+収納業務ID+リターンコード」が応答電文として返送されます。