収納業務プログラムは，収納業務受付SPPに更新要求電文を送信します。収納業務受付SPPは，受信した電文中の請求情報に該当する，DB上の請求情報を削除し，新たに電文中の請求情報をDBに格納します。なお，更新する請求情報は，受信した電文中のお客様番号，および確認番号によって指定されます。

請求情報を格納する形式については，「7.3.7　請求情報の登録用インターフェース」を参照してください。

• サービスグループ名，サービス名
  収納業務受付SPP用ユーザサービス定義に指定した，請求情報更新用のサービスグループ名およびサービス名を指定します。
  
• 入力情報
  次の形式で通信サーバfor Billerに電文を送信します。
  

  表7-51　要求電文への設定項目（請求情報更新の場合）

  項目名	内容	属性	サイズ（単位：バイト）
  収納業務ID長※1	収納業務ID長	unsigned int	−
  収納業務ID※2	収納業務受付に対するユニークなID	char	（収納業務ID長）
  収納機関コード	収納機関コード	char	8
  お客様番号	お客様番号の長さ	char	4
  	お客様番号	char	20
  確認番号	確認番号の長さ	char	4
  	確認番号	char	6
  請求情報レコード長	請求情報レコード長	unsigned int	−
  請求情報レコード	更新する請求情報レコード	char	（請求情報レコード長）

  （凡例）

  −：該当なし

  注※1

  収納業務ID長は，最大100の数値を指定できます。

  注※2

  この項目は省略できます。省略する場合は，収納業務ID長にALL0を設定してください。省略した場合，収納業務受付SPPの障害時に出力されるエラーメッセージの収納業務IDに「*」が表示されます。

  
  
• 入力情報長
  入力情報に設定した電文長を指定します。
  
• 呼び出し方法
  同期応答型RPC
  
• 出力情報
  通信サーバfor Billerが応答電文として設定する出力情報の領域を指定します。
  
• 出力情報長
  出力情報で設定した領域長を指定します。
  

• 出力情報
  次の形式で収納業務プログラムに電文を返送します。
  

  表7-52　応答電文への設定項目（請求情報更新の場合）

  項目名	内容	属性	サイズ（単位：バイト）
  収納業務ID長※1	収納業務ID長	unsigned int	−
  収納業務ID※1	収納業務受付に対するユニークなID	char	（収納業務ID長）
  リターンコード※2	収納業務受付SPPからのリターンコード	char	11

  （凡例）

  −：該当なし

  注※1

  要求電文の値が設定されます。

  注※2

  正常時は，ALL0が設定されます。それ以外のリターンコードについては，マニュアル「Hitachi Multi Payment Network communications server メッセージ」を参照してください。

  
  
• 出力情報長
  出力情報に設定した電文長を指定します。
  

注意

収納業務ID長が数値でない場合，収納業務ID長に指定したサイズと収納業務IDのサイズが不一致の場合，または出力情報長が小さい場合は，応答電文が返送されません。