請求情報の取消用インターフェース

請求情報の取消用インターフェースとは，収納サーバから要求された情報に該当する，DB上の情報を削除するためのインターフェースです。

請求情報の取消要求電文の流れ，収納業務プログラムが通信サーバfor Billerに要求電文を返送するときに設定する項目，および通信サーバfor Billerが収納業務プログラムに応答電文を送信するときに設定する項目について説明します。

＜この項の構成＞: (1)　請求情報の取消要求電文の流れ; (2)　収納業務プログラムが設定する項目; (3)　通信サーバfor Billerが設定する項目

収納業務プログラムは，収納業務受付SPPに取消要求電文を送信します。収納業務受付SPPは，受信した電文中の納付情報に該当する，DB上の請求情報を削除します。なお，削除する請求情報は，受信した電文中のお客様番号および確認番号によって指定されます。

入力情報
次の形式で通信サーバfor Billerに電文を送信します。

表7-55　要求電文への設定項目（請求情報取消の場合）

項目名	内容	属性	サイズ（単位：バイト）
収納業務ID長^※1	収納業務ID長	unsigned int	－
収納業務ID^※2	収納業務受付に対するユニークなID	char	（収納業務ID長）
収納機関コード	収納機関コード	char	8
お客様番号	お客様番号の長さ	char	4
お客様番号	お客様番号	char	20
確認番号	確認番号の長さ	char	4
確認番号	確認番号	char	6

注※2: この項目は省略できます。省略する場合は，収納業務ID長にALL0を設定してください。省略した場合，収納業務受付SPPの障害時に出力されるエラーメッセージの収納業務IDに「*」が表示されます。

出力情報
次の形式で収納業務プログラムに電文を返送します。

表7-56　応答電文への設定項目（請求情報取消の場合）

項目名	内容	属性	サイズ（単位：バイト）
収納業務ID長^※1	収納業務ID長	unsigned int	－
収納業務ID^※1	収納業務受付に対するユニークなID	char	（収納業務ID長）
リターンコード^※2	収納業務受付SPPからのリターンコード	char	11

注※2: 正常時は，ALL0が設定されます。それ以外のリターンコードについては，マニュアル「Hitachi Multi Payment Network communications server メッセージ」を参照してください。

注意: 収納業務ID長が数値でない場合，収納業務ID長に指定したサイズと収納業務IDのサイズが不一致の場合，または出力情報長が小さい場合は，応答電文が返送されません。