Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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7.2.3 レスポンスコード

通信サーバfor Billerは,MPNセンタに応答電文を送信する際に,次のレスポンスコードを設定します。

<この項の構成>
(1) レスポンスコード(地方税・地公体料金,一般料金の場合)
(2) レスポンスコード(国庫金の場合)

(1) レスポンスコード(地方税・地公体料金,一般料金の場合)

地方税・地公体料金,一般料金の場合のレスポンスコードを次に示します。

表7-28 通信サーバfor Billerが設定するレスポンスコード一覧(地方税・地公体料金,一般料金の場合)

レスポンスコード 説明 照会応答電文 消込依頼電文 取消応答電文 再送確認通知電文 カウンタ応答電文
1120 1130※1 1211 1321 1331※1 1720 1620 1630
0000 処理が正常の場合に設定します。
A001 設定する場合を次に示します。
  • MPNセンタが未開局の場合
  • 業務系SPPが未起動の場合
A002 設定する場合を次に示します。
  • 該当する金融機関がDBに存在しない場合
  • 該当する金融機関がDBに存在するが,契約前または契約期限が切れている場合
A010 該当する金融機関はDBに存在するが,対応していないチャネルから取引を行おうとしている場合に設定します。
A013 該当する金融機関はDBに存在するが,対応する税目・料金番号※2が見つからない場合に設定します。
A301 チャネル区分が窓口以外の場合に設定します。
A601 カウンタ年月日が不正の場合に設定します。
9001 設定する場合を次に示します。
  • 収納業務プログラムの呼び出しに失敗した場合
  • 制御ヘッダー部が不正である場合※3
  • 応答電文が不正である場合※3
  • 内部エラーが発生した場合
  • 該当する金融機関はDBに存在するが,対応していないチャネルから取引を行おうとしている場合※4
  • 該当する金融機関はDBに存在するが,対応する税目・料金番号※2が見つからない場合※4
  • 消込情報の取消失敗※4
  • 収納情報の更新失敗※4
9002 納付金区分が未サポートの場合に設定します。
9003 属性などが不正の場合に設定します。

(凡例)
○:該当する
−:該当しない

注※1
制御ヘッダー部のリターンコードがALL0の場合,収納業務プログラムが設定したレスポンスコードとなります。

注※2
税目・料金番号は,地方税・地公体料金の場合だけ設定します。

注※3
不正電文情報としてDBの障害情報格納用テーブルに登録されます。不正電文チェックについては,「1.6.3(2) 不正電文チェック」を参照してください。障害情報格納用テーブルについては,「5.1 DBに作成するテーブルの種類」を参照してください。

注※4
照会応答電文(1130)には,このチェックはありません。

(2) レスポンスコード(国庫金の場合)

国庫金の場合のレスポンスコードを次に示します。

表7-29 通信サーバfor Billerが設定するレスポンスコード一覧(国庫金の場合)

レスポンスコード 説明 照会応答電文 国庫金消込応答電文 国庫金取消応答電文 国庫金再送確認応答電文 カウンタ応答電文
1120 1130 2220 2230 2320 2330 2720 2730 1620 1630
0000 処理が正常の場合に設定します。
A001 設定する場合を次に示します。
  • MPNセンタが未開局の場合
  • 収納機関サービスが未起動の場合
A002 収納委託金融機関チェックエラー(収納金融機関エラー)の場合に設定します。
A003 設定する場合を次に示します。
  • 納付番号が属性誤りの場合
  • OCR情報の納付番号が属性誤り(照会・取消)の場合
  • バーコード情報の納付番号が属性誤り(照会・取消)の場合
A004 設定する場合を次に示します。
  • 確認番号が属性誤りの場合
  • OCR情報の確認番号が属性誤り(照会・取消)の場合
  • バーコード情報の確認番号が属性誤り(照会・取消)の場合
A010 収納委託金融機関チェックエラー(チャネルエラー)の場合に設定します。
A013 設定する場合を次に示します。
  • 納付区分が属性誤りの場合
  • 収納委託金融機関チェックエラー(納付区分エラー)
A301 チャネル区分が窓口以外の場合に設定します。
A601 カウンタ年月日が不正の場合に設定します。
9001 設定する場合を次に示します。
  • 収納機関サービスの呼び出しに失敗した場合
  • 収納機関サービスが未起動の場合(消込・再送)
  • 収納業務プログラムの呼び出しに失敗した場合
  • 収納業務プログラムから不正電文を受信した場合
  • 収納委託金融機関チェックエラー
  • 通信サーバ内部障害
9003 MPNセンタからの依頼電文が不正の場合に設定します(ほかのレスポンスコードに該当しない事象で設定)。

(凡例)
○:該当する
−:該当しない

注※
制御ヘッダー部のリターンコードがALL0の場合,収納業務プログラムが設定したレスポンスコードとなります。