Hitachi Multi Payment Network communications server for Biller

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7.3.1 電文履歴の照会用インターフェース

電文履歴の照会用インターフェースは,収納サーバから要求された情報に該当する,DB上の電文履歴を照会するためのインターフェースです。

電文履歴の照会要求電文の流れ,収納業務プログラムが通信サーバfor Billerに要求電文を送信するときに設定する項目,および通信サーバfor Billerが収納業務プログラムに応答電文を返送するときに設定する項目について説明します。

<この項の構成>
(1) 電文履歴の照会要求電文の流れ
(2) 収納業務プログラムが設定する項目
(3) 通信サーバfor Billerが設定する項目

(1) 電文履歴の照会要求電文の流れ

収納業務プログラムは,収納業務受付SPPに照会要求電文を送信します。収納業務受付SPPは受信した電文中の情報に該当する,DB上の情報を参照し,収納業務プログラムに返送します。なお,電文履歴を照会するには,次の方法があります。

地方税地公体料金の場合
  • 納付番号,確認番号および納付区分がすべて一致する情報を照会する。
  • 仕向センタコード,仕向処理年月日および仕向処理通番がすべて一致する情報を照会する。

一般料金の場合
  • お客様番号,および確認番号がすべて一致する情報を照会する。
  • 仕向センタコード,仕向処理年月日および仕向処理通番がすべて一致する情報を照会する。

国庫金の場合
  • 収納機関コードが国税庁(00200000)の場合
    次のどちらかに一致した情報を照会する。
    ・納付番号,確認番号,および納付区分
    ・仕向センタコード,仕向処理年月日,および仕向処理通番
  • 収納機関コードが国税庁(00200000)以外の場合
    次のどちらかに一致した情報を照会する。
    ・納付番号および確認番号
    ・仕向センタコード,仕向処理年月日,および仕向処理通番

電文履歴格納用テーブルを格納する形式を次に示します。設定方法のサイズに満たないデータは次のように設定してください。

また,データがない項目には,NULLを設定してください。

表7-31 電文履歴格納用テーブルの形式

項目名 内容 項目属性 サイズ
(単位:バイト)
データ型
BILLER_RTN_CODE リターンコード CHAR 8 固定長データ
BILLER_MSG_ID 電文ID CHAR 4 データ長
CHAR 48 可変長データ
MSG_TYPE 電文種別コード CHAR 4 固定長データ
RECV_CODE 収納機関コード CHAR 8 固定長データ
CUST_NO お客様番号(納付番号) CHAR 4 データ長
CHAR 20 可変長データ
CONF_NO 確認番号 CHAR 4 データ長
CHAR 6 可変長データ
PAY_CLS 納付区分 CHAR 4 データ長
CHAR 16 可変長データ
SRC_CODE 仕向センタコード CHAR 10 固定長データ
SRC_PROCDATE 仕向処理年月日 CHAR 8 固定長データ
SRC_PROCNUM 仕向処理通番 CHAR 8 固定長データ
MSG_BODY 電文 CHAR 4 データ長
CHAR 5,297 可変長データ
RPC_FLAG RPC結果フラグ CHAR 1 固定長データ
PROC_RESULT 電文処理結果 CHAR 2 固定長データ
PROD_DATE 作成日 CHAR 10 固定長データ
PROD_TIME 作成時刻 CHAR 8 固定長データ
合計 5,474

(凡例)
−:該当なし

(2) 収納業務プログラムが設定する項目

(3) 通信サーバfor Billerが設定する項目

注意
  • 収納業務ID長が数値でない場合,収納業務ID長に指定したサイズと収納業務IDのサイズが不一致の場合,または出力情報長が小さい場合は,応答電文が返送されません。
  • 入力情報が形式に合っていない場合,「収納業務ID長+収納業務ID+リターンコード」が,応答電文として返送されます。
  • 照会できる電文履歴がない(電文履歴照会件数が0件)場合,電文履歴レコード長,および電文履歴レコードはありません。