2.2.3 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)
(1) 形式
J2SEのプロパティファイル形式です。
次のようにキーを指定します。
<キー名称> = <値>
- 指定方法
-
-
改行までが値になります。
-
#で始まる行はコメントとみなされます。
-
値が存在しない行を定義した場合,その行は無視されます。
-
値の後ろには,空白やコメントなどの文字列は追加できません。追加した場合,不正な値と解釈されます。
(例) <キー名称> = <値> #<コメント>
-
記載する文字はJavaの仕様に従って,ISO 8859-1 文字エンコーディングを使用してください。
-
Javaの仕様に従わない形式の場合,J2EEサーバの起動に失敗することがあります。
(例)不正なUnicodeエスケープシーケンスを含む場合("\u"に続く文字列が適切なUnicode 16進数の値ではない)。
-
(2) ファイルの格納先
-
Windowsの場合
<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\server\usrconf\ejb\<サーバ名称>\
-
UNIXの場合
/opt/Cosminexus/CC/server/usrconf/ejb/<サーバ名称>/
(3) 機能
J2EEサーバを実行するJavaVMのシステムプロパティを指定します。
usrconf.propertiesとusrconf.cfgのadd.jvm.argの-Dに同じキーが指定されている場合は,usrconf.propertiesの値が優先されます。
J2EEサーバの稼働中に,このファイルの内容を変更した場合,変更した内容は次にJ2EEサーバを起動したときに反映されます。
(4) J2EEサーバの予約済みキー
J2EEサーバでは,次に示す接頭子で始まるキーを内部的に利用します。このため,アプリケーションでこれらの接頭子で始まるキーを利用してはいけません。
-
ejbserver.*
-
webserver.*
-
appclient.*
-
j2eeserver.*
-
manager.j2ee.*
(5) J2EEサーバのカスタマイズ用キー
J2EEサーバでは,次に示すシステムプロパティのキーに値を設定することで,J2EEサーバの動作をカスタマイズできます。
ここでは,キーを次の分類に分けて説明します。
(a) ejbserver.applicationから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
- 注
-
ユーザログ機能についてのプロパティ定義(ejbserver.application.InitTermProcessClassesキー以外)で使用するそれぞれの文字セットで指定できる値は,次のとおりです。
-
クラス文字セット(クラス名の定義に使用する文字セット)
半角英数字(a〜z,A〜Z,0〜9),ピリオド(.),ドル記号($)およびアンダースコア(_)
-
半角文字セット
半角英数字(a〜z,A〜Z,0〜9),ピリオド(.),ドル記号($),アンダースコア(_),ハイフン(-),ストローク(|),コロン(:),アンパサンド(&),単価記号(@),シャープ(#)およびパーセント(%)
指定した値が,使用できる文字セットの条件を満たさない,または指定できる値の範囲を満たさない不正な値の場合は,警告メッセージが出力され,その時点で有効なデフォルトの値が採用されます。その時点で有効なデフォルトの値とは,<ハンドラ名称>=defaultの場合のそのキーの値,または「デフォルト値」欄のデフォルト値を指します。
-
- 注※1
-
ハンドラ名称はプロパティの値を区別するために使用します。半角英数字で始まる1〜1024バイトのクラス文字セットで指定してください。"default"を指定した場合は,すべてのCJLogHandlerが共通のデフォルト値として認識するプロパティを示します。
- 注※2
-
出力先の起点は,次の規則に従ってください。
<ejb.server.log.directoryの値>\user,または<ejb.server.log.directoryの値>/user
ejb.server.log.directoryの値は,ejb.server.log.directoryの仕様に従ってください。J2EEサーバのejb.server.log.directoryのデフォルトの値を次に示します。
-
Windowsの場合
<製品の作業ディレクトリ>\ejb\<J2EEサーバ名>\user\<ユーザ指定値>
-
UNIXの場合
<製品の作業ディレクトリ>/ejb/<J2EEサーバ名>/user/<ユーザ指定値>
-
- 注※3
-
ロガー名称は,Logger.getLogger(<ロガー名称>)でロガーのインスタンスを取得するときに指定する"."付きの名称で,あらかじめ,ejbserver.application.userlog.loggersプロパティで宣言する必要があります。ロガー名称については,java.util.logging.Loggerの仕様に従ってください。
半角英数字で始まる1〜1024バイトのクラス文字セットで指定してください。"default"を指定した場合は,すべてのCJLogHandlerが共通のデフォルト値として認識するプロパティを示します。
なお,ロガー名称で識別されるプロパティは,ユーザログ機能のロガークラスの初期化で使用されます。
ロガー名称の最後を.handlersで終了させた場合,ejbserver.application.userlog.Logger.<ロガー名称>.handlersのプロパティ指定時に紛らわしくなるため,ロガー名称は".handlers"で終了させないことを推奨します。
(b) ejbserver.bvから始まるキー
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
制約違反発生時のメッセージ補間処理で,文字列長のアラートしきい値を,1〜2147483647までの整数で指定します。指定値がシステムプロパティの値より長い場合は,KDJE60110-Wのメッセージを出力し,処理を続行します。数値以外の文字列や範囲外の数値を指定した場合は, KDJE60111-Wのメッセージを出力し,デフォルト値が設定されます。 |
10000 |
09-85 |
(c) ejbserver.clientから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
CTM内のキューに滞留したリクエストを引き出す時のプライオリティ(優先順位)を1〜8の整数で指定します。指定値が小さいほどプライオリティは高くなります。指定値が誤っている場合,または省略した場合は,4が設定されます。 |
4 |
− |
(d) ejbserver.commonjから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
WorkManagerで短寿命Workの実行を行うスレッドプールの最大プールサイズを指定します1〜65535の整数で指定します。 |
10 |
08-50 |
(e) ejbserver.compilerから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
J2EEアプリケーション開始時に起動されるjavacコマンドのヒープサイズの最大値を指定します。 指定する値は,javaコマンドの-Xmx,-Xmsオプションが受け付ける形式で指定してください。それ以外の形式で指定された場合の動作は保証されません。 次のように指定してください。
このプロパティはアプリケーションサーバ09-00-01以前で有効です。アプリケーションサーバ09-00-02以降は指定しても無視されます。 |
256m |
− |
|
J2EEアプリケーション開始時に起動されるjavacコマンドのヒープサイズの初期値を指定します。 指定する値は,javaコマンドの-Xmx,-Xmsオプションが受け付ける形式で指定してください。それ以外の形式で指定された場合の動作は保証されません。 次のように指定してください。
このプロパティはアプリケーションサーバ09-00-01以前で有効です。アプリケーションサーバ09-00-02以降は指定しても無視されます。 |
32m |
− |
(f) ejbserver.connectionpoolから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
コンテナ管理のサインオンの最適化機能を有効にするかどうかを指定します。
なお,DB Connector以外のリソースアダプタを使用する場合には,このプロパティにtrueを指定することはできません。 |
false |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.14.8 DB Connectorのコンテナ管理でのサインオンの最適化」 |
|
コネクションアソシエーション機能を有効にするかどうかを指定します。
|
false |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.14 パフォーマンスチューニングのための機能」 |
|
ejbserver.connectionpool.association.enabledDespiteUnshareableSetting |
サーブレットやEnterprise Beanの標準DDの<res-sharing-scope>にUnshareableを指定している場合に,コネクションアソシエーションを行うかどうかを指定します。
なお,アプリケーションを新規に開発する場合には,このキーは指定しないでください。 |
false |
− |
|
ejbserver.connectionpool.sharingOutsideTransactionScope.enabled |
アプリケーションサーバが管理するトランザクションの外で複数回コネクションの取得を行ったときのコネクションシェアリングの動作を指定します。なお,リソースアダプタのトランザクションサポートレベルにNoTransactionを指定した場合は,コネクションシェアリングは行われません。
|
false |
− |
|
コネクション障害検知機能のタイムアウト時間およびコネクション数調節機能によるコネクション削除処理のタイムアウト時間(単位:秒)を1〜2147483647の整数で指定します。 |
5 |
08-00 |
(g) ejbserver.connectorから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
リソースアダプタ用ログファイルの面数を1〜16の整数で指定します。 |
4 |
− |
|
リソースアダプタ用ログファイルのサイズ(単位:バイト)を4096〜2147483647の整数で指定します。 |
2097152 |
− |
|
ステートメントプーリング機能で,ステートメントを再利用する際にステートメントを初期化する内容を指定します。
|
true |
08-70 |
(h) ejbserver.containerから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
データベース監査証跡連携機能を有効にするかどうかを指定します。
|
false |
− |
||
Entity Bean(BMP)のロック制御の動作を指定します。
なお,このプロパティの変更を有効にするには,開始中のJ2EEアプリケーションをいったん削除し,再作成または再インポートしてください。 |
false |
− |
||
EJBホームオブジェクトへの再接続機能を有効にするかどうかを指定します。
|
false |
− |
||
Enterprise Beanのタイムアウトやプールの状態を監視するスレッドの起動間隔を,0〜2147483の整数(単位:秒)で指定します。 0を指定した場合は監視しません。 Enterprise Beanのタイムアウトやプールの状態を監視するスレッドはここに指定した間隔で,次の処理を実行します。
|
0 |
− |
「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.11 EJBコンテナでのタイムアウトの設定」 |
|
EJBメソッドの呼び出し時に通信障害が発生した場合の,EJBクライアント側でのコネクションの再接続動作とリクエストの再送動作を指定します。
|
VB_TRANSPARENT |
− |
「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.13 EJBのリモートインタフェースの呼び出し」 |
|
Enterprise Beanのアクセス制御機能を有効にするかどうかを指定します。Enterprise Beanのアクセス制御機能の詳細については,マニュアル「アプリケーションサーバ 機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.10 Enterprise Beanへのアクセス制御」を参照してください。 このプロパティはserver.policy(J2EEサーバ用セキュリティポリシーファイル)で指定するセキュリティポリシーとは関係ありません。
|
false |
− |
||
活性化状態のStateful Session Beanのタイムアウトを監視するスレッドの起動間隔を,0〜153722867280912の整数(単位:分)で指定します。 0を指定した場合または0未満を指定した場合,監視しません。 153722867280912より大きい値を指定した場合,153722867280912が設定されます。 数値以外を指定した場合,デフォルト値が設定されます。 |
5 |
− |
「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.11.2 Stateful Session Beanのタイムアウト」 |
(i) ejbserver.ctmから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
CTM機能を使用する場合に必要なプロパティです。CTM機能を使用するJ2EEアプリケーションのデプロイ時,J2EEサーバはスケジュールキューを活性化します。このときの待ち時間(単位:秒)を0〜2147483647で指定します。0を指定した場合,無限に待ち続け,省略した場合は,180(秒)が設定されます。 |
180 |
− |
||
CTM機能を使用する場合に必要なプロパティです。J2EEサーバが属するCTMドメイン名称を1〜31文字の英数字またはアンダースコア(_)で指定します。"CTM"または"ctm"で始まるCTMドメイン名称は指定できません。省略した場合,"CTMDOMAIN"が設定されます。 |
CTMDOMAIN |
− |
「機能解説 拡張編」の「3.3.5 CTMドメインとCTMドメインマネジャ」 |
|
CTM機能を使用する場合に必要なプロパティです。J2EEサーバを制御するCTMデーモンのCTM識別子を1〜31文字の英数字,アンダースコア(_)またはピリオド(.)で指定します。ただし,IPアドレスで識別子を指定する場合にだけピリオドが使用できます。 "CTM"または"ctm"で始まるCTM識別子は指定できません。またCTMドメイン名称と同じ名称を指定できません。省略した場合,IPアドレスが設定されます。 |
<IPアドレス> |
− |
||
CTM機能を使用する場合に必要なプロパティです。マルチホームまたはIPアドレスを引き継ぐ系切り替え環境でCTMが使用するホスト名称またはIPアドレスを1〜64文字の文字列で指定します。 省略した場合は,hostnameコマンドで取得できるホスト名称が設定されます。 ejbserver.ctm.CTMIDプロパティを省略してこのプロパティを指定した場合,デフォルトのCTM識別子は,このプロパティで指定したIPアドレスになります。 |
<hostnameコマンドで取得されるホスト名称> |
− |
||
CTM機能を使用するJ2EEアプリケーションのアンデプロイ時,J2EEサーバはスケジュールキューを非活性化します。このときの待ち時間(実行中のリクエストの完了待ち)を0〜2147483647(単位:秒)で指定します。0を指定した場合,無限に待ち続け,省略した場合は,180(秒)が設定されます。 CTM経由で仕掛かり中のリクエストがある状態でアプリケーションを停止しようとした場合に,強制停止できなくなるため,0は指定しないでください。 |
180 |
− |
||
CTM機能の使用の有無を指定します。
|
|
− |
||
CTM機能を使用するJ2EEアプリケーションのデプロイ時,J2EEサーバはCTMキューを生成します。このときのCTMキューの長さを,1〜32767で指定します。省略した場合,CTMデーモンで保持しているCTMキューの生成時の長さ(-CTMMaxRequestCountオプションで指定した長さ)が有効となります。CTMキューを共有する場合,CTMキューはすでに作成されているため,指定された値ではなく作成済みの長さが有効となります。 |
なし |
− |
||
CTM機能を使用する構成で,Enterprise Beanに別名を指定しなかった場合に使用する,デフォルトのルックアップ名称を切り替えます。
|
false |
09-00 |
(j) ejbserver.deployから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
J2EEアプリケーションのデプロイで,ライブラリJARのアノテーションの情報を読み込むかどうかを指定します。
このキーは,ライブラリJARのアノテーションの情報が不要であり,クラス数が膨大なライブラリJARを含むアプリケーションに対してインポート時のメモリ使用量の制限に有効です。
|
true |
09-50 |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「17.3 ロード対象のクラスとロード時に必要なクラスパス」 |
|
J2EEアプリケーションの強制停止を無効にするかどうかを指定します。
|
false |
− |
||
アノテーションの情報取得のためのクラスロードで例外が発生した場合に無視するかどうかを指定します。
|
false |
08-00 |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「17.3 ロード対象のクラスとロード時に必要なクラスパス」 |
|
アプリケーション構成ファイルの更新を検知する間隔を,0〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。 0や1〜2147483647以外の数字を指定した場合は,自動リロードしません。コマンドリロードだけ受け付けます。 |
0 |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「18.8.6 J2EEアプリケーションの更新検知インターバル」 |
|
|
app |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「18.8.2 リロードの適用範囲」 |
|
アプリケーション構成ファイルの更新を待つ時間を,0〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。 0や1〜2147483647以外の数字を指定した場合は,待ち時間なしとなります。 |
0 |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「18.8.7 J2EEアプリケーションの構成ファイル更新用インターバル」 |
|
サーバ処理終了後,コマンドから送信された次のレスポンスを受け取るまでの最大待ち時間を,1〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。 このプロパティの影響を受けるコマンドは,J2EEサーバで使用するコマンドのうち,更新,参照,特権に分類されているコマンドです。更新,参照,特権に分類されるコマンドは,J2EEサーバで使用するコマンドの一覧で確認できます。J2EEサーバで使用するコマンドについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス コマンド編」の「2. J2EEサーバで使用するコマンド」を参照してください。 不正な値を指定した場合は,警告メッセージを出力して,デフォルト値が設定されます。 指定した時間以上コマンド側からの通信がない場合,サーバはコマンドが不正終了したと見なし,コマンド排他を強制解除します。 待ち時間とは,コマンドがサーバ間を往復する時間とコマンドの処理時間の合計時間です。 |
60 |
− |
||
作業ディレクトリ以下に展開されるDataSource,JavaMail,ResourceAdapterに関するDDファイルをスクランブルするかどうかを設定します。なお,このプロパティの値を切り替えてJ2EEサーバを起動してもすでにインポート・デプロイされているリソースのDDファイルは定義情報の更新を行わないかぎり状態は変化しません。
|
false |
− |
||
Webアプリケーションのセッション情報ファイルを設定した<ejbserver.deploy.session.work.directoryプロパティ値>\web\<コンテキストルート名>配下ディレクトリに出力します。 |
|
− |
||
スタブなどの通信に必要なクラスを生成する対象範囲を指定します。新規インストール時はejb,アップグレードインストール時はappを指定します。
|
ejb |
− |
||
ejbserver.deploy.LibraryConflictAvoid.<J2EEアプリケーション名>.enabled |
ライブラリ競合回避機能を有効にするかどうかを指定します。
「<J2EEアプリケーション名>」に「*」を指定した場合は,設定先J2EEサーバ内のすべてのアプリケーションに適用されるデフォルト値となります。「<J2EEアプリケーション名>」に「*」を指定したサーバ単位でこのキーを設定したあと,アプリケーション単位に設定を変更できます。 対象パッケージが未設定の場合,この機能は無効となります。 |
false |
11-10 |
|
ejbserver.deploy.LibraryConflictAvoid.<J2EEアプリケーション名>.package |
ライブラリ競合回避機能の対象パッケージを指定します。 ライブラリ競合回避機能が有効の場合,次のパッケージをコンマ「,」で区切って指定します。
この機能では,次のクラスは,アプリケーションに含めたライブラリを優先して参照します。
対象パッケージのファイルを,リソースとして取得する場合も,この設定を適用します。 「java」および「java.」から始まるパッケージ,空白,および空文字だけの値は,未設定とします。また,値の前後の空白は無視します。 「<J2EEアプリケーション名>」に「*」を指定した場合は,設定先J2EEサーバ内のすべてのアプリケーションに適用されるデフォルト値となります。「<J2EEアプリケーション名>」に「*」を指定したサーバ単位でこのキーを設定したあと,アプリケーション単位に設定を変更できます。 |
なし |
11-10 |
|
ejbserver.deploy.LibraryConflictAvoid.<J2EEアプリケーション名>.resource |
ライブラリ競合回避機能の対象リソースを指定します。 ライブラリ競合回避機能を有効にした場合,次のリソースを,コンマ「,」で区切って指定します。
このプロパティは,J2EE仕様のアプリケーションの構成で,クラスファイルを格納すると定められた場所以外にあるリソースを,この機能の対象としたい場合に設定します。 この機能では,次のリソースは,アプリケーションに含めたライブラリを優先して参照します。
空白,および空文字だけの値は,未設定とします。また,値の前後の空白は無視します。 「<J2EEアプリケーション名>」に「*」を指定した場合は,設定先J2EEサーバ内のすべてのアプリケーションに適用されるデフォルト値となります。「<J2EEアプリケーション名>」に「*」を指定したサーバ単位でこのキーを設定したあと,アプリケーション単位に設定を変更できます。 |
なし |
11-10 |
(k) ejbserver.distributedtxから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
未決着トランザクションの走査をリトライする時に,何回リトライを実行したらKFCB40139-Wメッセージを出力するかを指定します。0〜2147483647の整数で指定します。 J2EEサーバを開始する際のトランザクションリカバリ実行時,またはトランザクション決着処理中の通信障害発生時に,アプリケーションサーバはトランザクションに参加しているリソースマネジャに対して,未決着トランザクションの走査を実行します。走査が失敗した場合,アプリケーションサーバは成功するまで無限にリトライを続けますが,リソースアダプタ単位で実行される未決着トランザクションの走査が連続してこのプロパティで指定した回数分失敗したときには,KFCB40139-Wメッセージを出力します。 なお,未決着トランザクションの走査は,5秒ごとにリトライされます。 0を指定した場合,未決着トランザクションの走査に何度失敗してもKFCB40139-Wメッセージは出力されません。1を指定した場合,走査が1回失敗したらKFCB40139-Wメッセージが出力されます(2回目以降の失敗時にKFCB40139-Wメッセージは出力されません。ただし,一度走査に成功するか,またはJ2EEサーバが停止すると,回数はリセットされます。この場合は,次に1回失敗した時にKFCB40139-Wメッセージが出力されます)。 このプロパティに1以上を指定すると,参加しているリソースマネジャに接続できない状態となったことを早期に知ることができます。しかし,アプリケーションサーバを起動したあとでリソースを起動する運用をしている場合,通常の運用でもKFCB40139-Wメッセージが出力されることがあります。 |
0 |
08-70 |
||
インプロセストランザクションサービスのステータスファイルおよび保守資料としてのステータスファイルのバックアップを格納するディレクトリを指定します。パス区切り文字は”/”を使用してください。相対パスを指定した場合は,次のディレクトリからのパスとなります。
|
otsstatus |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.4 トランザクション管理」 |
|
インプロセストランザクションサービスのステータスファイルを二重化する場合,予備ステータスファイルおよび保守資料としての予備ステータスファイルのバックアップを格納するディレクトリを指定します。パス区切り文字は”/”を使用してください。 相対パスを指定した場合,J2EEアプリケーションの実行ディレクトリからのパスとなります。 同一マシン内で稼働するほかのJ2EEサーバやJ2EEアプリケーションのプロセスと重ならないように,別のディレクトリを指定する必要があります。 このプロパティを指定しない場合,予備ステータスファイルは作成されないため,二重化されません。 |
なし |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.4 トランザクション管理」 |
|
ejbserver.distributedtx.recovery.completionCheckOnStopping.timeout |
グローバルトランザクションを使用する場合のJ2EEサーバ停止時,およびTransacted Delivery機能を使用する際のJ2EEアプリケーション停止時に行われるトランザクション仕掛かり完了確認のタイムアウトを,-1〜2147483647の数値(単位:秒)で指定します。ただし,次の場合はタイムアウトしません。
この場合,J2EEサーバまたはリソースマネジャが認識する未決着トランザクションが存在しないことが確認できるまで,J2EEサーバまたはJ2EEアプリケーションの停止は無限に保留されます。 0以上2147483647までの整数が指定された場合には,指定された時間(秒)が経過した時点でトランザクション仕掛かり完了確認をタイムアウトし,未決着トランザクションが存在しないことが確認できていなくても,J2EEサーバまたはJ2EEアプリケーションを停止します。 アプリケーションの運用時には,トランザクションのACIDを保証するために,タイムアウトしない設定にする必要があります。また,アプリケーションの開発時の,トランザクションのACIDよりも利便性を優先する場合には,タイムアウトする設定にできます。 |
-1(タイムアウトしません) |
− |
|
グローバルトランザクションを使用するとき,トランザクションリカバリで使用する固定ポート番号を1〜65535の整数で指定します。無効な値を指定した場合や,指定したポートがすでに使用されていた場合には,起動が中断されます。なお,ライトトランザクションを有効として起動した場合は,このプロパティは無視されます。 |
20302 |
− |
||
システム例外が発生した場合に,呼び出したクライアントトランザクションをロールバックにマークするかどうかを指定します。
プロパティが指定されていない場合や,無効な値を指定した場合は,falseが設定されます。 クライアントのトランザクションを開始してJ2EEサーバにあるリモートインタフェースを実装したEJBを,ローカル呼び出し最適化で呼び出し,呼ばれたEJBで新たなトランザクションを開始するかトランザクションを開始しない場合にだけ,このプロパティが有効になります。 |
false |
− |
||
false |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.4.2 ローカルトランザクションとグローバルトランザクション」 |
(l) ejbserver.DynamicStubLoadingから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
ダイナミッククラスローディングを使用するかどうかを指定します。
|
false |
− |
「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「3.7.3 ダイナミッククラスローディング」 |
(m) ejbserver.ejbから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
デプロイ時に既存のCMR表を使用するオプションです。通常はデプロイ時にCMR表を生成するので既存のCMR表を使用する必要はありませんが,障害から回復する場合に一時的に指定します。
|
false |
− |
|
J2EEサーバ全体で,TimerServiceでのタイムアウトメソッドをコールバックする最大スレッド数を,1〜100の整数で指定します。 |
1 |
− |
|
TimerServiceでの,タイムアウトメソッドのコールバックをリトライする最大回数を,0〜2147483646の整数で指定します。 |
1 |
− |
|
TimerServiceでの,タイムアウトメソッドのコールバックをリトライする間隔を,1〜604800の整数(単位:秒)で指定します。 |
5 |
− |
(n) ejbserver.extから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
このプロパティの設定には,次の二つの意味があります。
|
0 |
− |
「機能解説 運用/監視/連携編」の「5. J2EEアプリケーションの運用」 |
(o) ejbserver.httpから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
管理用サーバのポート番号を1〜65535の整数で指定します。 すでにほかのアプリケーションで使用または確保されているポート番号は指定できません。また,複数のJ2EEサーバでWebサーバとの通信に使用するポートのポート番号に同じ値を設定しないでください。同一のポート番号を指定したJ2EEサーバはcjstartsvコマンドで複数起動できません。 |
28008 |
11-00 |
(p) ejbserver.instrumentationから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
Management Serverと連携するかどうかを指定します。
|
true |
− |
(q) ejbserver.javaeeから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
(r) ejbserver.jcaから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
TP1インバウンド連携機能の通信(受信および送信)で使用するIPアドレスまたはホスト名を指定します。ただし,ホスト名を指定した場合で,アドレスを解決できないときは,省略値を使用します。 |
システムによって自動選択された有効なローカルアドレス |
08-50 |
(s) ejbserver.jndiから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
ネーミングでのキャッシングをするかどうかを指定します。 キャッシングをする場合はonを,キャッシングをしない場合はoffを指定します。 |
on |
− |
||
ネーミングでのキャッシングをする場合,キャッシュをクリアする間隔(単位:秒)を指定します。 ただし,1〜2147483647以外の値を指定した場合,クリアしません。 |
0 |
− |
||
インターバル経過後のネーミングでのキャッシュ領域に対する動作を決定します。
|
refresh |
− |
||
DataSourceオブジェクトのキャッシング機能を使用するかどうかを指定します。
|
off |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.14.7 DataSourceオブジェクトのキャッシング」 |
|
アプリケーション開始時に,ネーミングサービスに対してPortable Global JNDI名でオブジェクトを登録するかどうかを指定します。
|
true |
09-00 |
||
ejbserver.jndi.namingservice.group.<Specify group name>.providerurls |
各グループに属するネーミングサービスのルート位置をプロバイダURLで指定します。 <Specify group name>には,ejbserver.jndi.namingservice.group.list内に指定したグループ名を指定します。 プロバイダURLは,URLスキーマ"corbaname"を使用して記述します。 指定形式: <プロバイダURL>[;<プロバイダURL>]* |
なし |
− |
|
ラウンドロビン検索をする場合に,検索対象になる論理ネーミングサービスのグループを定義します。指定するグループ名は,英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)で構成される,ejbserver.jndi.namingservice.group.list内で一意に識別できる名前にします。
|
なし |
− |
||
ネーミングサービスとの通信タイムアウト時間(単位:秒)を0〜86400の整数で指定します。0を指定した場合,またはこのプロパティを指定しない場合,タイムアウトしません。また,86400を超える値を設定した場合,警告メッセージを出力して,タイムアウトしません。 |
0 |
− |
「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.11.5 RMI-IIOP通信のタイムアウト」 |
(t) ejbserver.jpaから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
デフォルトのJTAデータソースの参照を指定します。このプロパティはpersistence.xmlのjta-data-sourceを指定しなかった場合,または空白文字を指定した場合に使用されます。 |
なし |
08-00 |
|
デフォルトの非JTAデータソースの参照を指定します。このプロパティはpersistence.xmlのnon-jta-data-sourceを指定しなかった場合または空白文字を指定した場合に使用されます。 |
なし |
08-00 |
|
デフォルトのJPAプロバイダクラス名を指定するプロパティです。このプロパティは,persistence.xmlのproviderを指定しなかった場合または空白文字を指定した場合に使用されます。 |
org.eclipse.persistence.jpa.PersistenceProvider |
08-00 |
|
アプリケーションサーバのJPA機能を使用する場合に指定します。
|
false |
08-20 |
|
persistence.xmlのjta-data-sourceに指定した値,およびejbserver.jpa.defaultJtaDsNameに指定した値より優先して使用するJTAデータソースの参照を指定します。 |
なし |
08-00 |
|
persistence.xmlのnon-jta-data-sourceに指定した値,およびejbserver.jpa.defaultNonJtaDsNameに指定した値より優先して使用する非JTAデータソースの参照を指定します。 |
なし |
08-00 |
|
persistence.xmlのproviderに指定した値,およびejbserver.jpa.defaultProviderClassNameに指定した値より優先して使用するJPAプロバイダクラス名を指定します。 |
なし |
08-00 |
|
JPAプロバイダ独自のプロパティのキーを指定します。すべての永続化ユニットのデプロイ時に,「ejbserver.jpa.emfprop.」プリフィックスを除去したプロパティがJPAプロバイダに渡されます。 |
なし |
08-00 |
|
CDI Managed Bean(それに関連づくインターセプタ含む)からアプリケーションサーバのJPA機能の利用可否を指定します。
|
true |
11-20 |
(u) ejbserver.jtaから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
J2EEサーバ上で開始されるトランザクションのトランザクションタイムアウトのデフォルト値(単位:秒)を1〜2147483647の整数で指定します。 |
180 |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「3.15.8 トランザクションタイムアウトとステートメントキャンセル」 |
(v) ejbserver.loggerから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
NIO HTTPサーバで扱うHTTPのアクセスログ機能の有効・無効を設定します。
|
true |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバで扱うHTTPのアクセスログのフォーマットの形式を指定します。 |
%h %{X-Forwarded-For}i %l %u %d %rootap "%r" %s %b %D %S |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバで扱うWebSocketのアクセスログ機能の有効・無効を設定します。
|
false |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバで扱うWebSocketのアクセスログのフォーマットの形式を指定します。 フォーマット引数の%PAYLOADDATA(n)のnには1〜32768の整数を指定します。 フォーマット引数の%PAYLOADDATAと%PAYLOADDATA(n)は同時には使用できません。 |
%TS %IO %OPCODE %ROOTAP %URI %FIN %PAYLOADDATALEN %CLIENTAP %CLOSEREASON |
11-00 |
||
J2EEサーバの開発調査ログ機能のログの出力レベルを指定します。 開発時にはINFOレベルを設定することを推奨します。開発しているアプリケーションの障害調査のためにINFOレベルよりさらに詳細な情報が必要な場合は,より詳細なログを出力するレベルを指定してください。 指定できる値は次のとおりです。出力情報はこの順番で多くなります。
|
OFF |
09-00 |
||
J2EEサーバのログファイルの面数を,1〜16の整数で指定します。 |
|
− |
||
J2EEサーバのログファイルのサイズ(単位:バイト)を,4096〜2147483647の整数で指定します。 |
|
− |
||
J2EEサーバのログレベルを指定します。Error,Warning,Information,Debugのうち,一つまたは複数を指定します。一つだけ指定した場合は,該当するログレベルのログだけが出力されます。複数指定する場合は,レベル名の文字列の間をコンマ(,)で区切ります。通常はデフォルトのまま利用してください。 |
Error |
− |
||
J2EEサーバの起動,停止および異常終了に関するメッセージを,イベントログ(UNIXの場合は,syslog)へ出力するかどうかを指定します。
|
true |
− |
||
J2EEサーバのログの出力先ファイルを切り替える時刻をHHMMSSの形式で指定します。 指定がない場合は,ログのファイルサイズで出力先を切り替えます。 なお,このキーを指定した場合も,ファイルサイズの指定は有効になります。このキーに指定した時刻になったとき,または出力先ファイルが指定したファイルサイズになったときに,出力先ファイルが切り替わります。 |
なし |
09-00 |
「機能解説 保守/移行編」の「3. トラブルシューティングのための準備」 |
|
J2EEサーバのログの出力先ファイル切り替え時のファイル名付与規則を指定します。
|
WRAP |
09-00 |
「機能解説 保守/移行編」の「3. トラブルシューティングのための準備」 |
(w) ejbserver.managementから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
FullGC回数の監視を有効にするかどうかを指定します。
|
true |
− |
「機能解説 運用/監視/連携編」の「3.4 イベントの発行機能」 |
|
ejbserver.management.JVM.stats_monitor.FullGCCount.threshold |
FullGC回数の監視でのしきい値となる回数を,1〜2147483647の整数で指定します。 |
10 |
− |
「機能解説 運用/監視/連携編」の「3.4 イベントの発行機能」 |
FullGC回数の監視でのしきい値監視間隔を,1〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。 |
600 |
− |
「機能解説 運用/監視/連携編」の「3.4 イベントの発行機能」 |
|
稼働情報収集間隔を,1〜86400の整数(単位:秒)で指定します。 |
60 |
− |
「機能解説 運用/監視/連携編」の「3.3 稼働情報ファイルの出力機能」 |
|
稼働情報ファイルの時間切り替え運用での基点時刻を,ローカルタイムの1970年1月1日0時0分0秒からの増分として0〜1439の整数(単位:分)で指定します。 ローカルタイムの1970年1月1日h時m分を基点にする場合には,h×60+mを指定します。 |
0 |
− |
||
稼働情報ファイルの出力先ディレクトリを指定します。出力先ディレクトリを変更する場合は,J2EEサーバごとに別々のディレクトリを指定してください。 |
|
− |
||
稼働情報ファイル出力機能を有効にするかどうかを指定します。
|
true |
− |
「機能解説 運用/監視/連携編」の「3.3 稼働情報ファイルの出力機能」 |
|
稼働情報ファイルの面数を,2〜168の整数で指定します。 |
7 |
− |
「機能解説 運用/監視/連携編」の「3.3 稼働情報ファイルの出力機能」 |
|
稼働情報ファイルの時間切り替え運用での切り替え時間を,1〜744の整数(単位:時)で指定します。 |
24 |
− |
||
ejbserver.management.webcontainer.stats_monitor.whole_waiting_request_count.enabled |
Webコンテナ単位の全体実行待ちリクエスト数の監視を有効にするかどうかを指定します。
|
true |
09-00 |
|
ejbserver.management.webcontainer.stats_monitor.whole_waiting_request_count.high_threshold |
Webコンテナ単位の全体実行待ちリクエスト数の割合が警告域に達したことを知らせるメッセージを出力する際の割合を1〜100の整数(単位:%)で指定します。ejbserver.management.webcontainer.stats_monitor.whole_waiting_request_count.low_threshold以上の値を指定してください。 Webコンテナ単位の全体実行待ちリクエスト数の割合が指定した値以上になると,メッセージが出力されます。 100を指定した場合,Webコンテナ単位の全体実行待ちリクエスト数の格納率が100%になると,アラートメッセージが出力されます。 |
80 |
09-00 |
|
ejbserver.management.webcontainer.stats_monitor.whole_waiting_request_count.low_threshold |
Webコンテナ単位の全体実行待ちリクエスト数の割合が正常域に達したことを知らせるメッセージを出力する際の割合を0〜99の整数(単位:%)で指定します。ejbserver.management.webcontainer.stats_monitor.whole_waiting_request_count.high_threshold以下の値を指定してください。 Webコンテナ単位の全体実行待ちリクエスト数の割合が指定した値以下になると,メッセージが出力されます。 0を指定した場合,Webコンテナ単位の全体実行待ちリクエスト数の格納率が0%になると,アラートメッセージが出力されます。 |
0 |
09-00 |
|
ejbserver.management.webcontainer.stats_monitor.waiting_request_count.enabled |
Webコンテナ単位の実行待ちリクエスト数の監視を有効にするかどうかを指定します。
|
true |
09-00 |
|
ejbserver.management.webcontainer.stats_monitor.waiting_request_count.high_threshold |
Webコンテナ単位の実行待ちリクエスト数の割合が警告域に達したことを知らせるメッセージを出力する際の割合を1〜100の整数(単位:%)で指定します。ejbserver.management.webcontainer.stats_monitor.waiting_request_count.low_threshold以上の値を指定してください。 Webコンテナ単位の実行待ちリクエスト数の割合が指定した値以上になると,メッセージが出力されます。 100を指定した場合,Webコンテナ単位の実行待ちリクエスト数の格納率が100%になると,アラートメッセージが出力されます。 |
80 |
09-00 |
|
ejbserver.management.webcontainer.stats_monitor.waiting_request_count.low_threshold |
Webコンテナ単位の実行待ちリクエスト数の割合が正常域に達したことを知らせるメッセージを出力する際の割合を0〜99の整数(単位:%)で指定します。ejbserver.management.webcontainer.stats_monitor.waiting_request_count.high_threshold以下の値を指定してください。 Webコンテナ単位の実行待ちリクエスト数の割合が指定した値以下になると,メッセージが出力されます。 0を指定した場合,Webコンテナ単位の実行待ちリクエスト数の格納率が0%になると,アラートメッセージが出力されます。 |
0 |
09-00 |
(x) ejbserver.managerから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
Management Serverとの連携に必要な設定をします。なお,この内容はManagement ServerがJ2EEサーバに自動で設定します。Management ServerがJ2EEサーバに自動で設定する内容については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「付録E.4 Management ServerがJ2EEサーバに自動で設定する内容」を参照してください。 |
なし |
− |
|
Management Serverとの連携に必要な設定をします。なお,この内容はManagement ServerがJ2EEサーバに自動で設定します。Management ServerがJ2EEサーバに自動で設定する内容については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「付録E.4 Management ServerがJ2EEサーバに自動で設定する内容」を参照してください。 |
false |
− |
|
JP1連携に関する設定ファイルのパスを指定します。 |
なし |
− |
|
JP1と連携するかどうかを指定します。 |
false |
− |
|
使用するJP1/Baseのイベントサービスのイベントサーバ設定ファイル(conf)に指定した,portsパラメタのアドレスと同じ値を指定します。portsパラメタに複数のアドレスを指定している場合は,指定したアドレスのうちのどれか一つを指定します。なお,portsパラメタのアドレスに「0.0.0.0」(デフォルト値)を指定したイベントサービスを使用する場合は,このキーを省略するか,自マシンのホスト名またはlocalhostを指定します。 |
localhost |
− |
|
Managementイベント発行用プロパティファイルを絶対パスで指定します。指定がない場合,または指定したファイルが存在しない場合はManagementイベントを発行しません。 Managementイベント発行用プロパティファイルの詳細は,「8.2.11 Managementイベント発行用プロパティファイル」を参照してください。 |
なし |
− |
|
Managementイベント発行機能を有効にするかどうかを指定します。
不正な値が指定された場合は,デフォルト値が設定されます。 |
false |
− |
(y) ejbserver.namingから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
CORBAネーミングサービスを自動起動モード(ejbserver.naming.startupMode=automaticまたはinprocess)で使用する場合に,起動させるCORBAネーミングサービスに付加する実行時オプションを指定します。通常はこのプロパティに値を設定する必要はありません。CORBAネーミングサービス自動起動モード使用時にCORBAネーミングサービスで障害などが発生した場合に,その調査,対策および回避をするために使用します。 実行時オプションは,nameservのコマンドライン引数に指定する形式と同じ文字列を指定します(各プロパティの先頭に"-J"を付加して,スペース区切りで指定します。なお,実際は一行で指定します)。 (指定例) ejbserver.naming.exec.args=-J-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=900 -J-Dvbroker.agent.enableLocator=false ただし,inprocessモードでCORBAネーミングサービスを使用する場合は,次のプロパティを指定できません。
このプロパティ値は,ejbserver.naming.portやvbroker.agent.enableLocatorプロパティで指定された値よりも優先されます。ただし,inprocessモードでCORBAネーミングサービスを起動する場合,ejbserver.naming.exec.argsで指定されたプロパティと同一のプロパティがシステムプロパティで設定されているときは,システムプロパティに設定されている情報が優先されます。 CORBAネーミングサービスの実行時に指定できるプロパティについては,マニュアル「Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド」,およびマニュアル「Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス」を参照してください。 |
なし |
− |
|
J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスが起動しているホスト名称またはIPアドレスを指定します。 ネーミングの切り替え機能を使用する場合,ホスト名称として"localhost"は使用しないでください。CORBAネーミングサービスが起動しているホスト名称またはIPアドレスを指定してください。 CORBAネーミングサービスを自動起動モード(ejbserver.naming.startupMode=automaticまたはinprocess)で使用する場合,デフォルト値("localhost"),またはJ2EEサーバを起動させるホスト名称もしくはIPアドレスを指定してください。 |
localhost |
− |
|
CORBAネーミングサービスを自動起動モード(ejbserver.naming.startupMode=automaticまたはinprocess)で使用する場合に,起動させるCORBAネーミングサービスに名称を付加するときに指定します。英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)で構成される文字列で指定します。この名称は,VisiBrokerのnsutilコマンドのパラメタなどに使用されます。 省略した場合,VisiBrokerで自動的に"NameService"という名称が設定されます。 なお,nsutilコマンドの使用方法,使用条件などについては,マニュアル「Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) デベロッパーズガイド」を参照してください。 |
なし |
− |
|
J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号を1〜65535の整数で指定します。ポート番号には,すでにほかのアプリケーションで使用されているポート番号は指定できません。ほかのアプリケーションで使用されているポート番号を指定してJ2EEサーバを起動した場合,起動処理が完了しないことがあります。 |
900 |
− |
|
J2EEサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスへのアクセスプロトコルを指定します。現状,corbanameだけサポートしています。ただし,旧バージョンで使用されていたプロトコル(iioplocまたはiiopname)でも動作できます。 |
corbaname |
− |
|
CORBAネーミングサービスの起動モードを指定します。
|
inprocess |
− |
|
ejbserver.naming.startupWaitTimeで指定したCORBAネーミングサービスの起動待ち時間経過後,CORBAネーミングサービスがまだ起動していない場合に,ejbserver.naming.startupWaitTimeで指定された秒数だけ起動待ちを繰り返す回数を0〜2147483647の整数で指定します。 0が指定された場合はCORBAネーミングサービス起動状態チェック処理のリトライをしません。 なお,ejbserver.naming.startupWaitTimeに0が指定されている場合は,このプロパティ値は無効です。 |
9 |
− |
|
J2EEサーバ起動時にCORBAネーミングサービスが利用可能になるまで待つ時間(単位:秒)を0〜2147483647の整数で指定します。0を指定した場合は,CORBAネーミングサービスの起動待ちをしません。 ejbserver.naming.startupModeにinprocessを設定している場合には,0を指定しないでください。 |
1 |
− |
(z) ejbserver.rmiから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
ローカル呼び出し最適化機能の適用範囲を指定します。
|
app |
− |
「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.13 EJBのリモートインタフェースの呼び出し」 |
|
J2EEサーバのRMI通信ログの面数を,2〜16の整数で指定します。 数値以外の文字列や範囲外の数値が指定された場合,または文字列が何も指定されていない場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
4 |
− |
||
J2EEサーバのRMI通信ログのサイズ(単位:バイト)を,8192〜2147483647の整数で指定します。 |
1048576 |
− |
||
マルチホームドホスト環境で,J2EEサーバが使用するRMIレジストリやMBeanサーバのホスト名称,またはIPアドレスを指定します。指定した半角英文字の大文字,小文字の区別はしません。 |
なし |
− |
||
J2EEサーバが利用するRMIレジストリのポート番号を,1〜65535の整数で指定します。ポート番号には,すでにほかのアプリケーションで使用されているポート番号は指定できません。ほかのアプリケーションで使用されているポート番号を指定してJ2EEサーバを起動した場合,起動処理が完了しないことがあります。 |
23152 |
− |
||
trueを指定した場合,リモートインタフェースを持つEJBのメソッド呼び出しで,引数および戻り値を値渡し(pass by value)ではなく参照渡し(pass by reference)にします。ただし,ejbserver.rmi.localinvocation.scopeで設定された範囲を超えた呼び出しをした場合,参照渡しの機能は無効になります。 参照渡しでは,値をコピーして生成するコストを削減できますが,渡された参照を用いて元の値を変更できるため注意が必要です。 |
false |
− |
||
任意の値を指定して,JMXクライアント(運用管理エージェント,JP1/Performance Management - Agent Option for uCosminexus Application Serverなど)による稼働情報取得時のリクエスト受付ポートを固定できます。0〜65535の整数を指定します。 ポート番号には,すでにほかのアプリケーションで使用されているポート番号は指定できません。ほかのアプリケーションで使用されているポート番号を指定してJ2EEサーバを起動した場合,起動処理が完了しないことがあります。 このプロパティに0を指定した場合,ランダムな値が設定されます。 そのため,J2EEサーバ再起動後は再起動前と異なるリクエスト受付ポートになる場合があります。 その際,別プロセスがJ2EEサーバ再起動前のリクエスト受付ポートを使用した場合,JMXクライアントが該当するポートに対してリクエストを送信するおそれがあるため,稼働情報取得時のリクエスト受付ポートを固定することを推奨します。 |
23550 |
− |
||
クライアントとサーバ間の通信タイムアウト時間(単位:秒)を0〜86400の整数で指定します。 0を指定した場合,またはこのプロパティを指定しない場合,タイムアウトしません。なお,86400を超える値を設定した場合,警告メッセージを出力して,タイムアウトしません。 |
0(秒) |
− |
「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.11.5 RMI-IIOP通信のタイムアウト」 |
|
Stateless Session Beanのremoveメソッドの呼び出しに対して,呼び出しを不要とするか,必要とするかを指定します。
|
false |
− |
「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「4.3.1 Stateless Session Bean実装時の注意事項」 |
(aa) ejbserver.securityから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
セキュリティ管理機能での認証に使用するメッセージダイジェストアルゴリズムを指定します。指定可能値はMD5,SHA-1,SHA-256,またはその他のJDKがサポートしているMessageDigestアルゴリズムです。Java SEのAPIリファレンスのjava.security.MessageDigestを参照してください。不正な値を指定した場合,デフォルト値が設定されます。 プロパティの値を変更した場合は,ユーザを削除し再作成する必要があります。この機能では,文字列が異なれば別のメッセージダイジェストアルゴリズムとみなします。 SHA-1以外のアルゴリズムを使用し,かつEJBクライアントでセキュリティの実装をする場合,EJBクライアントは09-70以降の必要があります。09-70より前のEJBクライアントの場合,認証に失敗します。 09-70より前のEJBクライアントを使用してセキュリティの実装をする場合,認証先のJ2EEサーバのダイジェストアルゴリズムをSHA-1にする必要があります。 |
SHA-1 |
09-70 |
(ab) ejbserver.serverから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
このキーは,JDK11を使用する場合だけ指定できます。 HTTPセッションに格納するオブジェクトをExplicitヒープに配置するかどうかを指定します。
ただし,次の場合は,このプロパティは無効(false指定時と同じ挙動)となります。
|
true |
08-00 |
||
同時に同一プライマリキーのEntity Beanにアクセスした場合に掛かる排他のタイムアウト時間(単位:秒)を,45〜92233720368547758の整数で指定します。タイムアウト時間は,デフォルト値(45秒)以上java.lang.Long.MAX_VALUE/1000(秒)以下の範囲で指定してください。デフォルト値未満の値を指定した場合,タイムアウト時間は45(秒)で動作します。 java.lang.Long.MAX_VALUE/1000(秒)を超える値を指定した場合,タイムアウト時間はjava.lang.Long.MAX_VALUE(ミリ秒)で動作します。さらに,java.lang.Long.MAX_VALUEを超える値を指定した場合は,デフォルト値になります。 |
45 |
− |
||
PRF識別子を指定します。 PRFデーモン起動時にPRF識別子を指定した場合に,同じPRF識別子を指定します。 PRFデーモン起動時にPRF識別子を省略した場合は,指定しないでください。PRF識別子が一致しないと,性能解析トレースが取得されません。 |
PRF_ID |
− |
||
J2EEサーバが障害を検知して自発的にスレッドダンプを出力する場合のスレッドダンプのファイル数の上限を,1〜2147483647の整数で指定します。 範囲外の値を指定した場合は,デフォルト値が設定されます。 環境変数JAVACOREDIRを指定している場合,環境変数JAVACOREDIRで指定したディレクトリとデフォルトの出力先ディレクトリ(Windowsの場合:<製品の作業ディレクトリ>\ejb\<サーバ名称>,UNIXの場合:<製品の作業ディレクトリ>/ejb/<サーバ名称>)の両方のスレッドダンプのファイルの個数の合計が上限になります。 また,外部からのスレッドダンプ出力要求に対しては,このオプションの設定に関係なくスレッドダンプのファイルが出力されます。外部からのスレッドダンプ出力要求の例を次に示します。
|
256 |
− |
「機能解説 運用/監視/連携編」の「4. リソースの枯渇監視」 |
(ac) ejbserver.statefulから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
Stateful Session Beanの非活性化,活性化の機能を使用するかどうかを指定します。
|
false |
− |
(ad) ejbserver.stdoutlogから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
ユーザ出力ログおよびユーザエラーログの自動フラッシュ機能を有効にするかどうかを指定します。 自動フラッシュ機能とは,ユーザ出力ログ(user_out[n]log),ユーザエラーログ(user_err[n].log)の出力に使用しているjava.io.PrintStreamの自動フラッシュオプションのことです。
|
false |
08-00 |
(ae) ejbserver.watchから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
デフォルトの実行待ちキューの場合のHTTPリクエスト実行待ちキュー監視のアラート出力を有効にするかどうかを指定します。
|
true |
− |
|
デフォルトの実行待ちキューの場合のHTTPリクエスト実行待ちキュー監視間隔を,1〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。 |
30 |
− |
|
アラートメッセージを出力するしきい値を,1〜100の整数(単位:%)で指定します。監視対象のリクエストのデフォルトの実行待ちキューの格納率が,このキーで指定された値以上になるとアラートメッセージを出力します。 |
80 |
− |
|
デフォルトの実行待ちキューの場合のHTTPリクエスト実行待ちキュー監視結果をファイル出力するかどうかを指定します。
|
true |
− |
|
すべてのリソース枯渇監視を有効にするかどうかを指定します。
|
true |
− |
|
ファイルディスクリプタ監視のアラート出力を有効にするかどうかを指定します。なお,ファイルディスクリプタ監視は,Windowsの場合,およびAIXの場合は使用できません。
|
true |
− |
|
ファイルディスクリプタ監視間隔を1〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。なお,ファイルディスクリプタ監視は,Windowsの場合,およびAIXの場合は使用できません。 |
60 |
− |
|
ファイルディスクリプタの使用状態を監視するしきい値を,1〜2147483647の整数で指定します。使用中のファイルディスクリプタ数がしきい値以上になった場合にアラートを出力します。指定するしきい値は次のように設定してください。 OSのプロセスに割り当て可能なファイルディスクリプタ数※>ファイルディスクリプタ見積もり式から求めた値>ファイルディスクリプタしきい値 注※ プラットフォームによってシステムの上限が存在しない場合があります。 なお,ファイルディスクリプタ監視は,Windowsの場合,およびAIXの場合は使用できません。 |
2147483647 |
− |
|
ファイルディスクリプタ監視結果をファイル出力するかどうかを指定します。なお,ファイルディスクリプタ監視は,Windowsの場合,およびAIXの場合は使用できません。
|
true |
− |
|
メモリ監視のアラート出力を有効にするかどうかを指定します。
trueを指定する場合,次のJavaVMオプションを同じ値で設定する必要があります。
異なる値を設定した場合,アラートが出力されないでFullGCが発生する場合があります。 |
true |
− |
|
メモリ監視間隔を1〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。 |
60 |
− |
|
メモリの使用状態を監視するしきい値を,1〜100の整数(単位:%)で指定します。次の条件のどれかで,FullGCの予兆を検知した場合に,アラートを出力します。 SerialGC有効時:
G1GC有効時:
ZGC有効時:
|
80 |
− |
|
メモリ監視結果をファイル出力するかどうかを指定します。
|
true |
− |
|
スレッド監視のアラート出力を有効にするかどうかを指定します。なお,Linuxではスレッド数を監視できません。
|
true |
− |
|
スレッド監視間隔を,1〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。なお,Linuxではスレッド数を監視できません。 |
60 |
− |
|
スレッドの使用状態を監視するしきい値を,1〜2147483647の整数で指定します。生成済みのスレッド数がしきい値以上になった場合にアラートを出力します。指定するしきい値は次のように設定してください。 OSのプロセスに割り当て可能なスレッド数※>スレッド見積もり式より求めた値>スレッドしきい値 注※ プラットフォームによってシステムの上限が存在しない場合があります。 なお,Linuxではスレッド数を監視できません。 |
2147483647 |
− |
|
スレッド監視結果をファイル出力するかどうかを指定します。なお,Linuxではスレッド数を監視できません。
|
true |
− |
|
スレッドダンプ監視のアラート出力を有効にするかどうかを指定します。
|
true |
− |
|
スレッドダンプ監視時間間隔を,1〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。 |
30 |
− |
|
スレッドダンプ監視のしきい値を,上限値に対する割合1〜100の整数(単位:%)で指定します。 スレッドダンプのファイル数の上限値に対する現在値の割合がしきい値以上になった場合にアラートを出力します。 環境変数JAVACOREDIRを指定している場合,環境変数JAVACOREDIRで指定したディレクトリとデフォルトの出力先ディレクトリの両方のスレッドダンプのファイルの個数の合計が現在値となります。 |
80 |
− |
|
スレッドダンプ監視結果をファイル出力するかどうかを指定します。
|
true |
− |
|
リソース枯渇監視機能のメモリ枯渇監視情報のRate2のアラート出力を有効にするかどうかを指定します。
|
false |
Cosminexus Component Container 09-70-12以降および09-80-02以降 |
(af) ejbserver.webj2eeから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
自動クローズ機能を使用するかどうかを指定します。
不正な値を指定した場合は,デフォルト値が設定されます。 |
true |
− |
(ag) javaから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
JNDIのInitialContextがデレゲートするコンテキストの実装クラスのファクトリクラスを指定します。各設定値での動作を次に示します。
|
com.hitachi.software.ejb.jndi.InsContextFactory |
− |
(ah) vbjから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
J2EEアプリケーション開始時に起動されるjava2iiopコマンドのヒープサイズの最大値を指定します。 指定する値は,javaコマンドの-Xmx,-Xmsオプションが受け付ける形式で指定してください。それ以外の形式で指定された場合の動作は保証されません。 次のように指定してください。
|
128m |
− |
|
J2EEアプリケーション開始時に起動されるjava2iiopコマンドのヒープサイズの初期値を指定します。 指定する値は,javaコマンドの-Xmx,-Xmsオプションが受け付ける形式で指定してください。それ以外の形式で指定された場合の動作は保証されません。 次のように指定してください。
|
16m |
− |
(ai) vbrokerから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
- 注意事項
-
ここに記載していないTPBrokerのプロパティは指定できません(指定した場合の動作は保証されません)。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
スマートエージェントを使用するかどうかを指定します。 通常は設定不要のプロパティです。デフォルトのままご使用ください。 また,CTM連携機能を有効(ejbserver.ctm.enabledキーにtrueを指定)にした場合は,J2EEサーバの起動時に自動的にtrueが設定されます。 この目的以外でスマートエージェントが必要な場合は,trueを設定してください。 なお,このプロパティにtrueを指定した場合は,スマートエージェントを先に起動する必要があり,また,併せてvbroker.orb.htc.oadNoUse=trueも指定してください。 スマートエージェントの詳細については,マニュアル「Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス」を参照してください。 |
false |
− |
||
スマートエージェントのポート番号を指定します。詳細については,マニュアル「Borland(R) Enterprise Server VisiBroker(R) プログラマーズリファレンス」を参照してください。 |
14000 |
− |
||
リモートインタフェースとして定義されたEJBメソッドの呼び出しでタイムアウトが発生した場合に,コネクションのクローズを抑止するかどうかを設定します。
|
false |
09-50 |
||
リプライ受信専用スレッドを管理するスレッドを起動するかどうかを設定します。vbroker.ce.iiop.ccm.htc.readerPerConnection=trueを設定する場合に,"true"を設定してください。 |
false |
09-50 |
||
TPBroker通信トレースファイル1個当たりのエントリ数の上限値を100〜30000000の範囲で指定します。 |
120000 |
− |
||
TPBroker通信トレースファイルの個数の上限値を1〜256の範囲で指定します。 |
3 |
− |
||
TPBrokerのトレースファイル出力先のパスを1〜210バイトの範囲で指定します。指定したパスのサブディレクトリとしてcomtrcとmdltrcをあらかじめ作成しておく必要があります。デフォルトの出力先の場合,サブディレクトリcomtrcとmdltrcはサーバ初回起動時に自動作成されます。ディレクトリのパスの区切り記号には,"/"を使用してください。 例えば,Windowsの場合,workディレクトリとしてC:\temp\workを設定するときは,次のように指定します。 (指定例) vbroker.orb.htc.tracePath=c:/temp/work |
|
− |
||
任意の値を指定して,J2EEサーバ単位でEJBコンテナのIPアドレスを固定します。 |
なし |
− |
「機能解説 基本・開発編(EJBコンテナ)」の「2.14 EJBコンテナの通信ポートとIPアドレスの固定(TPBrokerのオプション)」 |
|
J2EEサーバおよびCORBAネーミングサービスが配置してあるホスト名を指定します。ここで指定するホスト名は,EJBクライアントではNATのIPアドレスとして解決されるように設定してください。また,NATを経由しないEJBクライアントがある場合は,そのホストではJ2EEサーバのIPアドレスとして解決されるように設定してください。 |
なし |
09-50 |
||
任意の値を指定して,J2EEサーバ単位で通信ポートを固定できます。ポート番号は,ほかのプログラムなどと重複しないようにしてください。 このプロパティを設定しない場合は,TPBrokerによってランダムな値が設定されます。 また,ejbserver.container.ejbhome.sessionbean.reconnect.enabledにtrueを指定した場合は,必ず値を指定して,ポート番号を固定にしてください。 |
0 |
− |
||
J2EEサーバおよびCORBAネーミングサービスが配置してあるホスト名を指定します。ここで指定するホスト名は,EJBクライアントではNATのIPアドレスとして解決されるように設定してください。また,NATを経由しないEJBクライアントがある場合は,そのホストではJ2EEサーバのIPアドレスとして解決されるように設定してください。 |
なし |
09-50 |
- (凡例)
-
−:08-00より前のバージョンを示します。
- 注※
-
EJBクライアントとJ2EEサーバ間にNATが設置されている場合に,J2EEサーバおよびCORBAネーミングサービスに対して設定するキーです。設定方法は,CORBAネーミングサービスの起動モードによって異なります。
CORBAネーミングサービスの起動モードをインプロセスで自動起動するモードの場合,J2EEサーバ用ユーザプロパティファイルにこれらのキーを指定します。J2EEサーバを配置したマシンのホスト名が「MyJ2EEHost」の場合の設定例を示します。
# CORBAネーミングサービス起動モード設定 ejbserver.naming.startupMode=inprocess # NATを介した構成でのEJBクライアント−J2EEサーバ間通信用設定 vbroker.se.iiop_ts.proxyHost=MyJ2EEHost vbroker.se.iiop_tp.proxyHost=MyJ2EEHost
CORBAネーミングサービスをアウトプロセスで自動起動するモードの場合,J2EEサーバ用ユーザプロパティファイルおよびJ2EEサーバ用ユーザプロパティejbserver.naming.exec.argsの両方にこれらのキーを指定します。J2EEサーバを配置したマシンのホスト名が「MyJ2EEHost」の場合の設定例を示します。なお,ejbserver.naming.exec.argsの設定は-Jごとにスペースで区切って一行で指定してください。また,既存のシステムでejbserver.naming.exec.argsに設定値がある場合は,そのコマンドに追加で指定してください。
# CORBAネーミングサービス起動モード設定 ejbserver.naming.startupMode=automatic # NATを介した構成でのEJBクライアント−J2EEサーバ間通信用設定 vbroker.se.iiop_ts.proxyHost=MyJ2EEHost vbroker.se.iiop_tp.proxyHost=MyJ2EEHost ejbserver.naming.exec.args=-J-Dvbroker.se.iiop_ts.proxyHost=MyJ2EEHost -J-Dvbroker.se.iiop_tp.proxyHost=MyJ2EEHost
CORABネーミングサービスをアウトプロセスで手動起動するモードの場合,J2EEサーバ用ユーザプロパティファイルおよびnameservコマンド起動オプションの両方にこれらのキーを指定します。J2EEサーバを配置したマシンのホスト名が「MyJ2EEHost」の場合の設定例を示します。
# CORBAネーミングサービス起動モード設定 ejbserver.naming.startupMode=manual # NATを介した構成でのEJBクライアント−J2EEサーバ間通信用設定 vbroker.se.iiop_ts.proxyHost=MyJ2EEHost vbroker.se.iiop_tp.proxyHost=MyJ2EEHost
nameservコマンドの実行例を示します。なお,nameservコマンドの実行の際は-Jごとのスペース区切りによって一行で設定してください。また,既存のシステムでnameservコマンドを実行している場合は,そのコマンドに追記してください。
nameserv -J-Dvbroker.agent.enableLocator=false -J-Djava.security.policy=="<Application Serverのインストールディレクトリ>\CC\server\sysconf\cli.policy" -J-Dvbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port=<ポート番号> -J-Dvbroker.se.iiop_ts.proxyHost=MyJ2EEHost -J-Dvbroker.se.iiop_tp.proxyHost=MyJ2EEHost
(aj) webserver.applicationから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
Webアプリケーションのバージョン設定機能で設定したいWebアプリケーションのバージョンを指定します。 2.4を指定した場合は,web.xmlで定義されたWebアプリケーションバージョンが2.4以下のWebアプリケーションをバージョン2.4のWebアプリケーションとして実行します。 2.5を指定した場合は,web.xmlで定義されたWebアプリケーションバージョンが2.5以下のWebアプリケーションをバージョン2.5のWebアプリケーションとして実行します。 |
なし |
08-20 |
(ak) webserver.connectorから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
管理用サーバで使用するローカルIPアドレス,または解決できるローカルホスト名称を指定します。 IPアドレスまたはホスト名称の前後の半角スペースは無視されます。値を指定しない場合は,ワイルドカードアドレスが使用されます。 |
なし |
− |
||
管理用サーバへのアクセスを許可するホストのIPアドレス(10進表記)またはホスト名を指定します。 なお,ローカルホスト("localhost"に関連づけられたアドレス※)は明記しなくても常にアクセスできます。したがって,このキーの指定を省略した場合,アクセスできるのはローカルホスト("localhost"に関連づけられたアドレス※)だけになります。 複数指定する場合にはIPアドレスまたはホスト名の間をコンマ(,)で区切ります。アクセス制限をしない場合はアスタリスク(*)だけを指定します。IPアドレスまたはホスト名の前後の半角スペースは無視されます。 |
なし |
− |
||
リクエストパラメタ数の上限値を-1〜2147483647の整数で指定します。 リクエストパラメタ数の上限値の有効範囲は,リクエストのクエリストリングと,Content-Typeヘッダの値がapplication/x-www-form-urlencodedまたはmultipart/form-dataのフォームデータのパラメタ数の合計とします。 リクエストパラメタ数の上限値を設定しない場合は,-1を指定します。 数値以外の文字列や範囲外の数値,空文字列または空白文字を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 リクエストのパラメタ数が指定した値を超えた場合,APIによって次のように動作し,KDJE39341-W,またはKDJE39342-Eのメッセージが出力されます。
|
10000 |
09-00 |
||
POSTリクエストのフォームデータの最大サイズを,-1〜2147483639の整数(単位:バイト)で指定します。最大サイズを設定しない場合は,-1を指定します。 次の数値または文字列を指定した場合,メッセージが出力され,デフォルト値が適用されます。
|
2097152 |
08-50 |
||
Webクライアントからの接続要求を格納するTCPリスンキューの長さ(単位:バイト)を,1〜2147483647の整数で指定します。 有効な指定値の最大値や実際に設定されるTCPリスンキューの長さはOSによって異なります。 |
511 |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバで使用するIPアドレス,またはホスト名を指定します。IPアドレス,またはホスト名の前後の半角スペースは無視されます。値を指定しない場合は,ワイルドカードアドレスが使用されます。
|
なし |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバで受信したリクエストに対して,クライアントのIPアドレスをホスト名に変換するために,ホスト名のルックアップの逆引きをするかどうかを指定します。 ホスト名の逆引きを行うと,スループットが低下します。 ホスト名を解決しなかった場合,javax.servlet.ServletRequestインタフェースのgetRemoteHost()メソッドの結果や,ログファイルに出力するクライアントのIPアドレスは,ドット(.)で区切られた書式のIPアドレスとなります。
|
false |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバのスレッドプール内のスレッドがアイドル状態を継続できる最長時間(単位:秒)を,1〜2147483647の整数で指定します。 |
60 |
11-00 |
||
TCPコネクションを持続したままの連続接続回数の上限を,0〜2147483647の整数で指定します。上限値を指定しない場合は0を指定します。 |
0 |
11-00 |
||
TCPコネクションを持続した状態での,リクエスト待ち時間(単位:秒)を0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合,タイムアウトは有効になりません。 |
0 |
11-00 |
||
HTTP/1.0およびHTTP/1.1での,HTTPリクエストに含まれるHTTPヘッダの個数の上限を0〜32767の整数で指定します。指定値0は個数0を表します。 このプロパティで設定したHTTPヘッダの個数に満たない場合であっても,webserver.connector.nio_http.limit.max_request_headerプロパティで指定したサイズを超えた場合はエラーとなります。 |
100 |
11-00 |
||
HTTPリクエストのリクエストボディの最大サイズ(単位:バイト)を,-1〜9223372036854775807の整数で指定します。上限値を指定しない場合は-1を指定します。 またリクエストボディがチャンク形式で送信された場合,チャンクヘッダのサイズも,指定するサイズに含める必要があります。 |
-1 |
11-00 |
||
HTTP/1.0およびHTTP/1.1での,HTTPリクエストのリクエストヘッダの最大サイズ(単位:バイト)を,7〜65536の整数で指定します。 このプロパティで設定したリクエストヘッダの最大サイズに満たない場合であっても,webserver.connector.nio_http.limit.max_headersプロパティで指定したHTTPヘッダの個数を超えた場合はエラーとなります。 また,HTTPヘッダの終わりを示す改行文字(CR(0x0d)+LF(0x0A)の2バイト)も指定するサイズに含める必要があります。 |
16384 |
11-00 |
||
HTTP/1.1リクエストのリクエストトレイラの最大サイズ(単位:バイト)を,1〜65536の整数で指定します。 このプロパティで設定したリクエストトレイラの最大サイズに満たない場合であっても,webserver.connector.nio_http.limit.max_trailersプロパティで指定したHTTPトレイラの個数を超えた場合はエラーとなります。 また,HTTPヘッダの終わりを示す改行文字(CR(0x0d)+LF(0x0A)の2バイト)も指定するサイズに含める必要があります。 webserver.connector.nio_http.limit.max_request_headerとは別カウントになります。 |
16384 |
11-20 |
||
HTTP/1.1リクエストに含まれるHTTPトレイラの個数の上限を0〜32767の整数で指定します。指定値0は個数0を表します。 このプロパティで設定したHTTPヘッダの個数に満たない場合であっても,webserver.connector.nio_http.limit.max_request_trailerプロパティで指定したサイズを超えた場合はエラーとなります。 webserver.connector.nio_http.limit.max_headersとは別カウントになります。 |
100 |
11-20 |
||
Webクライアントとの最大接続数を1〜2147483647の整数で指定します。有効な最大値は実行するプラットフォームに依存します。 |
1024 |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバを介してWebコンテナが同期サーブレットを実行する場合の,Webコンテナ全体の最大同時実行スレッド数を,1〜2147483647の整数で指定します。 指定する値は,NIO HTTPサーバの処理スレッド数の最大値(webserver.connector.nio_http.max_threadsパラメタに指定した値)以下である必要があります。NIO HTTPサーバの処理スレッド数の最大値を超える値を指定した場合は,メッセージKDJE39010-Wを出力し,処理スレッド数の最大値は,Webコンテナがリクエストを処理する同時実行数として設定されます。 このパラメタで制御できる最大同時実行スレッド数には,同期サーブレット以外の実行スレッド(非同期サーブレットの実行スレッドや非同期I/O APIによるコールバックスレッドなど)は含まれません。同期サーブレット以外の実行スレッドも含めたすべての処理スレッドの最大値はwebserver.connector.nio_http.max_threadsパラメタで指定します。 |
100 |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバの処理スレッド数の最大値を1〜2147483647の整数で指定します。 |
100 |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバの処理スレッド数の最小値を1〜2147483647の整数で指定します。 指定する値は,スレッド数の最大値(webserver.connector.nio_http.max_threadsパラメタに指定した値)以下である必要があります。スレッド数の最大値を超える値を設定した場合は,メッセージKDJE39010-Wを出力し,スレッド数の最大値が,最小値として設定されます。 有効な最大値は実行するプラットフォームに依存します。 |
10 |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバへのアクセスを許可するホストのIPアドレス(10進表記),またはホスト名を指定します。複数指定する場合にはIPアドレス,またはホスト名の間をコンマ(,)で区切ります。アクセス制限をしない場合はアスタリスク(*)だけを指定します。 なお,ローカルホストは明記しなくても常にアクセスが許可されます。空文字列または空白文字を指定した場合は,メッセージKDJE39009-Wを出力し,デフォルト値が設定されます。 指定されたホスト名が解決できない場合,KDJE39563-Wを出力し,ローカルホストからのアクセスだけを許可します。 IPアドレス,またはホスト名の前後のスペースは無視されます。 |
* |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバが使用するポート番号を1〜65535の整数で指定します。すでに他のアプリケーションで使用されているポート番号,または確保されていないポート番号は指定できません。すでに使用されているポート番号や確保されているポート番号を指定した場合は,メッセージKDJE39566-Eを出力して,J2EEサーバが起動されません。 |
8008 |
11-00 |
||
Webクライアントからのリクエスト受信で,タイムアウトするまでの時間(単位:秒)を0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合,タイムアウトは有効になりません。 |
300 |
11-00 |
||
レスポンスに自動的に付加するServerヘッダの値を指定します。 |
CosminexusComponentContainer |
11-00 |
||
Webクライアントへのレスポンス送信で,タイムアウトするまでの時間(単位:秒)を0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合,タイムアウトは有効になりません。 |
300 |
11-00 |
||
NIO HTTPサーバでのリクエストボディのエンコード指定をクエリにも適用するかどうかを指定します。
|
false |
11-20 |
- 注※
-
J2EEサーバ起動時に"localhost"に関連づけられたアドレスになります。
(al) webserver.containerから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
WebサービスのクライアントからSOAP要求メッセージが到着した際,WARファイルにweb.xmlが完全に,または部分的に含まれていなくても,この製品のJAX-WS機能を利用して開発したWebサービス実装クラスまたはプロバイダ実装クラスが含まれていれば,SOAP要求メッセージを受け付けて,Webサービス実装クラスに振り分けるかどうか指定します。
意図しないクラスが誤ってURLと関連づけられ,ユーザが外部からアクセス可能な状態になることを防ぐため,デフォルトはnone(false)に設定されています。 |
none |
08-00 |
||
WebサービスのクライアントからSOAP要求メッセージが到着した際,設定用のWARファイルにweb.xmlが完全に,または部分的に含まれていなくても,この製品のJAX-WS機能を利用して開発したWebサービス実装クラスが含まれていれば,SOAP要求メッセージを受け付けて,Webサービス実装クラスに振り分けるかどうか指定します。
|
lax |
08-70 |
||
EJB-JARファイルに含まれるWebサービス実装クラスに対する,設定用のWARファイルのパス名を指定します※1。 設定用WARファイルは,ユーザが作成する場合とデプロイ時に自動生成する場合があります。デプロイ時に自動生成する場合は設定不要のプロパティです。 |
CosminexusWSEE.war |
08-70 |
||
welcomeファイルの転送を,HTTPリダイレクト(HTTPステータスコード302でブラウザがリダイレクトする)するかどうかを示す互換オプションを指定します。
|
false |
11-20-01 |
||
Webアプリケーションの更新検知インターバルを0〜2147483647の範囲(単位:秒)の整数で指定します。 0を指定した場合,更新の自動検知は行われません。 J2EEアプリケーションのリロード機能が無効の場合,このプロパティは設定できません。設定した場合無視されます。 数値以外の文字列,範囲外の数値または空文字列を指定した場合はメッセージを出力し,デフォルト値が設定されます。 |
false |
− |
||
HTTPレスポンスに,サーバIDを示すHTTP Cookieを追加する場合に,HTTP Cookieの名前を指定します。1〜64文字の文字列で指定します。半角英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)が使用できます。ただし,次の名前はWebコンテナが使用するため,大文字・小文字の区別なく使用できません。
不正な値を指定した場合は,警告メッセージが出力されて,デフォルト値が設定されます。 |
ServerID |
− |
||
HTTPレスポンスに,サーバIDを示すHTTP Cookieを追加する場合に,HTTP Cookieの値を指定します。1〜64文字の文字列で指定します。半角英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)が使用できます。 webserver.container.server_id.enabledにtrueを指定した場合に,このプロパティを省略したとき,または不正な値,空文字列,もしくは空白文字※2を指定したときは,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
ホスト名とJ2EEサーバ名/Webコンテナサーバ名(互換機能)からハッシュ関数を用いて生成されます。生成された値は,64文字の16進数です。 |
− |
||
サーブレットのデフォルトマッピングを有効にするかどうかを指定します。
|
false |
08-00 |
||
Webアプリケーション単位の同時実行スレッド数の制御機能を使用する場合に,デフォルトの実行待ちキューサイズを0〜2147483647の整数で指定します。J2EEサーバモードでだけ有効です。 |
8192 |
− |
「機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.15 Webアプリケーション単位での同時実行スレッド数の制御」 |
(am) webserver.contextから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
Webアプリケーションの更新検知インターバルを0〜2147483647の範囲(単位:秒)の整数で指定します。 0を指定した場合,更新の自動検知は行われません。 J2EEアプリケーションのリロード機能が無効の場合,このプロパティは設定できません。設定した場合無視されます。 数値以外の文字列,範囲外の数値または空文字列を指定した場合はメッセージを出力し,デフォルト値が設定されます。 |
ejbserver.deploy.context.check_intervalに設定した値(デフォルト値:0) |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「18.8 J2EEアプリケーションの更新検知とリロード」 |
|
Webアプリケーションのリロードの遅延実行機能の最大遅延期間を,負の整数または0〜2147483647(単位:秒)で指定します。 0を指定した場合は,リロードの遅延実行機能は使用されません。 J2EEアプリケーションのリロード機能が無効な場合,このプロパティは設定できません。設定した場合無視されます。 負の整数を指定した場合は,最大遅延期間を設定しないで,リロードの遅延実行機能が使用されます。 |
0 |
− |
||
アプリケーション停止時に非同期処理の完了を待つ最大時間(単位:秒)を,0〜2147483647の整数で指定します。 0を指定した場合,0秒として扱い非同期処理の完了を待ちません。指定した最大時間を経過した場合は,完了していない非同期処理があってもアプリケーションを停止します。アプリケーション停止後に残っている非同期処理の挙動はアプリケーションの実装に依存します。停止中アプリケーションの非同期処理がすべて完了した場合は,指定した最大時間を経過する前でも,アプリケーションを停止します。 |
30 |
11-00 |
||
更新するファイルのコピーに必要な時間のインターバルを0〜2147483647の範囲(単位:秒)の整数で指定します。なお,インターバルは余裕のある値にしてください。リソースの更新を検知してから指定したインターバルのあとに,処理中リクエストの監視が開始されます。 JSPのリロード機能が無効の場合,このプロパティは設定できません。設定した場合無視されます。 数値以外の文字列,範囲外の数値または空文字列を指定した場合はメッセージを出力し,デフォルト値が設定されます。 |
ejbserver.deploy.context.update.interval(デフォルト値:0) |
− |
(an) webserver.dbsfoから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
グローバルセッション情報に含めることができるHTTPセッションの属性情報の最大サイズをバイト単位で設定します。 |
1024 |
08-00 |
|
HTTPセッションの属性情報のサイズ見積もり機能(データベースセッションフェイルオーバ機能)を有効にするかどうかを指定します。
|
off |
08-00 |
|
データベースセッションフェイルオーバ機能で使用するDB Connectorの別名を設定します。 |
COSMINEXUS_SFO_DBCONNECTOR |
08-00 |
|
データベースセッションフェイルオーバ機能を有効にするかどうかを指定します。
|
false |
08-00 |
|
データベースセッションフェイルオーバ機能を抑止する対象リクエストのエラーページ内でHttpServletRequest#getSessionメソッドを実行した場合に発生する例外の互換オプションを指定します。
|
false |
08-70 |
|
データベースセッションフェイルオーバ機能を抑止する拡張子を指定します。 URLのパスが指定した拡張子と合致した場合,該当するリクエストでデータベースセッションフェイルオーバ機能は無効となります。指定した拡張子とURLの比較では大文字,小文字の区別はしません。 また,データベースセッションフェイルオーバ機能を抑止する拡張子を設定しない場合,空文字列,またはコンマ「,」を指定します。 |
txt,htm,html,jpg,gif,js |
08-00 |
|
データベースセッションフェイルオーバ機能を抑止するURIを指定します。リクエストURIのパスが指定したURIと一致した場合,該当するリクエストはデータベースセッションフェイルオーバ機能が無効となります。 指定したURIとリクエストURIの比較では大文字,小文字が区別されます。 データベースセッションフェイルオーバ機能を抑止するURIを設定しない場合,空文字列を設定します。 |
なし |
08-50 |
|
データベースセッションフェイルオーバ機能の完全性保障モードを有効にするかどうか指定します。
|
false |
08-70 |
|
データベースセッションフェイルオーバ機能を使用する場合,Webアプリケーション開始で実施するネゴシエーションが失敗したときに,Webアプリケーションの開始処理を続行するか中止するかを指定します。
|
false |
08-70 |
|
データベースセッションフェイルオーバ機能の参照専用リクエストとするURIを指定します。指定できるURIを次に示します。
複数のURIを指定する場合はセミコロン(;)で区切ります。参照専用リクエストを設定しない場合は,空文字列を指定します。 指定したURIとリクエストURIが合致した場合,このリクエストは参照専用リクエストになります。指定したURIとリクエストURIの比較では大文字と小文字を区別します。 |
なし |
08-70 |
|
Webアプリケーション単位の同時実行スレッド数制御機能の有効時にデータベースセッションフェイルオーバ機能を使用する場合に,実行待ちキューの空きが不足したときの動作を指定します。
|
false |
08-70 |
(ao) webserver.errorpageから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
例外発生時,デフォルトのエラーページにスタックトレースを出力するかどうかを指定します。
trueまたはfalse以外の文字列を指定した場合,空文字列または空白文字※を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
false |
− |
(ap) webserver.httpから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
リクエストボディおよびクエリのデコードに使用する文字エンコーディングを指定します。 デフォルトの文字エンコーディングとして設定できる文字は,JavaVMがサポートしている文字エンコーディングとなります。JavaVMがサポートしている文字エンコーディングについては,JDKのドキュメントのサポートされているエンコーディングに関する説明を参照してください。また,指定できる文字列は,java.nio API用の正準名とjava.lang API用の正準名に記載されている文字エンコーディング,およびそれらの別名になります。 |
なし |
− |
|
サーブレットパス,追加のパス情報をデコードするかどうかを指定します。
|
false |
08-00 |
|
レスポンスボディのエンコードに使用する文字エンコーディングを指定します。 デフォルトの文字エンコーディングとして設定できる文字は,JavaVMがサポートしている文字エンコーディングとなります。JavaVMがサポートしている文字エンコーディングについては,JDKのドキュメントのサポートされているエンコーディングに関する説明を参照してください。また,指定できる文字列は,java.nio API用の正準名とjava.lang API用の正準名に記載されている文字エンコーディング,およびそれらの別名になります。 |
なし |
− |
(aq) webserver.http2から始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
HTTP/2を有効にするかどうかを指定します。 trueを指定した場合:有効になります。 falseを指定した場合:無効になります。 |
false |
11-20 |
|
Webコンテナがクライアントに伝えるストリームのWindowSizeの初期値(単位:バイト)を指定します。値は,1〜2147483647の整数を指定します。 |
65535 |
11-20 |
|
HTTP/2のアクティブなストリームがない場合に,WebコンテナがHTTP/2のフレームを待機してから,接続を閉じる時間(単位:秒)を指定します。値は0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合はタイムアウトしません。 |
20 |
11-20 |
|
Webコンテナのスレッドプールから,スレッドを割り当てることができるストリームの最大数を指定します。使用可能なスレッドよりも多くのストリームがアクティブになった場合,ストリームは使用可能になるまで待機します。値は,1〜2147483647の整数を指定します。 |
20 |
11-20 |
|
1つの接続で許可されるストリームの最大数を指定します。クライアントがこの値よりも多くのストリームを開こうとすると,STREAM_REFUSEDエラーでストリームがリセットされます。値は,1〜2147483647の整数を指定します。 |
100 |
11-20 |
|
HTTP/2リクエストに含まれるHTTPヘッダの個数の上限を0〜32767の整数で指定します。指定値0は個数0を表します。 このプロパティで設定したHTTPヘッダの個数に満たない場合であっても,webserver.http2.max_request_headerプロパティで指定したサイズを超えた場合はエラーとなります。 webserver.http2.max_trailersとは別カウントになります。 |
100 |
11-20 |
|
HTTP/2リクエストのリクエストヘッダの最大サイズ(単位:バイト)を,7〜65536の整数で指定します。 このプロパティで設定したリクエストヘッダの最大サイズに満たない場合であっても,webserver.http2.max_headersプロパティで指定したHTTP Trailerの個数を超えた場合はエラーとなります。 また,HTTPヘッダの終わりを示す改行文字(CR(0x0d)+LF(0x0A)の2バイト)も指定するサイズに含める必要があります。 webserver.http2.max_request_trailerとは別カウントになります。 |
16384 |
11-20 |
|
HTTP/2リクエストのTrailerの最大サイズ(単位:バイト)を,1〜65536の整数で指定します。 このプロパティで設定したTrailerの最大サイズに満たない場合であっても,webserver.http2.max_trailersプロパティで指定したHTTP Trailerの個数を超えた場合はエラーとなります。 また,HTTPヘッダの終わりを示す改行文字(CR(0x0d)+LF(0x0A)の2バイト)も指定するサイズに含める必要があります。 webserver.http2.max_request_headerとは別カウントになります。 |
16384 |
11-20 |
|
HTTP/2リクエストに含まれるHTTPトレイラの個数の上限を0〜32767の整数で指定します。指定値0は個数0を表します。 このプロパティで設定したHTTPトレイラの個数に満たない場合であっても,webserver.http2.max_request_headerプロパティで指定したサイズを超えた場合はエラーとなります。 webserver.http2.max_headersとは別カウントになります。 |
100 |
11-20 |
|
HTTP/2のフレームが受信された場合の,Webコンテナが追加のデータを待機する時間(単位:秒)を指定します。値は0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合はタイムアウトしません。 |
5 |
11-20 |
|
アプリケーションがブロッキングI/O読み取りを実行していて,追加のデータが必要な場合に,Webコンテナがストリームに追加のDATAフレームの到着を待機する時間(単位:秒)を指定します。値は0〜3600の整数で,0を指定した場合タイムアウトしません。 |
20 |
11-20 |
|
アプリケーションがブロッキングI/O書き込みを実行していて,ストリームやフロー制御ウィンドウが小さすぎて書き込みを完了できない場合に,Webコンテナが,追加のWINDOW_UPDATEフレームの到着を待機する時間(単位:秒)を指定します。値は0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合タイムアウトしません。 |
20 |
11-20 |
|
HTTP/2のフレームが送信された場合の,Webコンテナが追加のデータを待機する時間(単位:秒)を指定します。値は0〜3600の整数で指定します。0を指定した場合はタイムアウトしません。 |
5 |
11-20 |
(ar) webserver.jspから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
JSPコンパイル時に暗黙にインポートしたいクラス名(完全修飾名のクラス名または,「パッケージ名.*」)を指定します。複数のクラス名を指定する場合は,クラス名とクラス名の間をコンマ(,)で区切ります。存在しないクラス名や,クラスパスの通っていないクラス名など不正な値を指定した場合,メッセージを出力し,コンパイルエラーになります。 |
なし |
08-70 |
||
JSPの更新検知インターバルを0〜2147483647の範囲(単位:秒)の整数で指定します。 0を指定した場合,更新の自動検知は行われません。 JSPのリロード機能が無効の場合,このプロパティは設定できません。設定した場合無視されます。 数値以外の文字列,範囲外の数値または空文字列を指定した場合はメッセージを出力し,デフォルト値が設定されます。 |
ejbserver.deploy.context.check_intervalに設定した値(デフォルト値:0) |
− |
「機能解説 基本・開発編(コンテナ共通機能)」の「18.8 J2EEアプリケーションの更新検知とリロード」 |
|
JSPから生成されたサーブレットのjavaソースのコンパイル時に,JavaコンパイラのJava言語仕様のバージョンを指定します。このプロパティは,JSPファイル内のスクリプティングでJava SE 11以前の言語仕様に依存したコーディングをしており,JSPから生成されたサーブレットのソースファイルがコンパイルできない場合に指定します。JSPから生成されたサーブレットのソースファイルのコンパイルが正常にできている場合,このプロパティの指定は不要です。 指定できる値を次に示します。
指定可能なパラメタ値以外の文字列,空文字列または空白文字※を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
false |
− |
||
JSP事前コンパイル機能によって生成されたJSPファイルのコンパイル結果の格納先ディレクトリ名を指定します。 ディレクトリ名は,半角の英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)で構成される文字列で指定します。 不正な値を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。また,予約語である次の文字列を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値を使用します。
|
cosminexus_jsp_work |
− |
||
JSPファイル,またはタグファイルのコンパイルで生成されたjavaファイルを保持するかどうかを指定します。 次の値を指定します。
|
false |
− |
||
JSPの文字エンコーディングを指定します。デフォルトの文字エンコーディングとして設定できる文字は,JavaVMがサポートしている文字エンコーディングとなります。JavaVMがサポートしている文字エンコーディングについては,JDKのドキュメントのサポートされているエンコーディングに関する説明を参照してください。また,指定できる文字列は,java.nio API用の正準名とjava.lang API用の正準名に記載されている文字エンコーディング,およびそれらの別名になります。 |
なし |
− |
||
webserver.jsp.translation.backcompat.customAction.declareVariable |
複数のカスタムタグで,スクリプト変数名とスクリプト変数のスコープが重複する場合,JSPファイルから生成されたJavaコードで2回目のカスタムタグに対応するスクリプト変数の変数宣言を出力するかどうかを指定します。
|
false |
− |
|
Expressionが指定できないタグの属性値にExpressionが指定されているかどうか検証するかどうかを指定します。
|
false |
− |
||
webserver.jsp.translation.backcompat.tag.rtexprvalueTerminate |
タグの属性値が,「"<%=」または「'<%=」で開始しており,「%>"」(「'<%」で開始した場合は「%>'」)で終了していない属性値の「"」(または「'」)で囲まれた値を文字列として扱うかどうかを指定します。
|
false |
− |
|
taglibディレクティブの前に,taglibディレクティブで指定したprefixを使用したカスタムタグを記述しているかチェックするかどうかを指定します。
|
false |
− |
||
JSPトランスレーション時に<jsp:useBean>タグのクラス属性値のチェック処理を実行するかどうかを指定します。
|
false |
− |
||
JSPのリロード監視対象ファイルのコピーに必要な時間のインターバルを0〜2147483647の範囲(単位:秒)の整数で指定します。なお,インターバルは余裕のある値にしてください。JSPファイルの更新を検知してから指定したインターバルのあとに,JSPのリロードが実行されます。 JSPのリロード機能が無効の場合,このプロパティは設定できません。設定した場合無視されます。 数値以外の文字列,範囲外の数値または空文字列を指定した場合はメッセージを出力し,デフォルト値が設定されます。 |
ejbserver.deploy.context.update.intervalに設定した値(デフォルト値:0) |
− |
||
webserver.jsp.translation.customAction.ignoreCaseAttributeName |
カスタムタグで指定された属性が,TLDファイルもしくはタグファイルで定義されているかどうかをチェックする際に,大文字小文字を区別するかどうかを指定します。
|
false |
08-00 |
|
<jsp:useBean>タグのid属性値が重複しているかどうかをチェックします。trueの場合,id属性値が重複してもトランスレーションエラーは発生しません。falseの場合,id属性値が重複している時にトランスレーションエラーが発生します。 |
false |
08-00 |
||
Servlet2.5仕様以降のWebアプリケーションで,Java EE仕様に含まれるタグライブラリ(JSTL,JSF)のTLDとURLのマッピングを自動的に実行するかどうかを指定します。
また,Servlet2.5仕様以降のWebアプリケーションでアプリケーションサーバが提供するタグライブラリ(JSTL,JSF)以外を使用する場合は,falseを指定してください。 |
true |
08-00 |
||
Servlet2.5仕様以降のWebアプリケーションのJSPページで,BOMによる文字エンコーディングの指定を有効にするかどうかを指定します。
|
true |
08-00 |
||
JSPデバッグ機能を有効にするかどうかを指定します。なお,このプロパティはJ2EEサーバモードにだけ有効です。
|
false |
08-00 |
(as) webserver.prfから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
性能解析トレースのイベントID 0x8236のオペレーション名に出力する値のHTTPヘッダ名を,文字列で指定します。指定しない場合,空文字列を指定した場合,および指定したヘッダ名に該当するヘッダが含まれなかった場合,イベントID 0x8236のオペレーション名には何も出力しません。 |
なし |
11-00 |
(at) webserver.servletから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
(au) webserver.ServletContainerInitializer_jarから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
ServletContainerInitializerの実装クラスを含むJARファイルのパスを絶対パスで指定します。複数のパスを指定する場合は,コンマ(,)で区切ります。ディレクトリの区切り文字はスラッシュ(/)を使用します。 指定したJARファイルのパスは,usrconf.cfg(J2EEサーバ用オプション定義ファイル)のadd.class.pathに指定する必要があります。
|
なし |
09-00 |
(av) webserver.sessionから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
「関連情報」とは,指定したキーに関する情報の参照先です。マニュアル名称の「アプリケーションサーバ」を省略しています。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
関連情報 |
---|---|---|---|---|
Webアプリケーションで作成されるHTTPセッションのセッションIDを示すHTTP CookieにHttpOnly属性を付けるかどうかを指定します。
|
false |
09-50 |
||
Webアプリケーションで作成されるHTTPセッションのセッションIDを示すHTTP Cookieの名称,またはURLのパスパラメタ名を指定します。
|
|
09-50 |
||
HTTPセッションを無効にした場合,Webクライアントが保持するセッションIDを示すHTTP Cookieを削除するかどうかを設定します。
|
false |
08-00 |
||
次に示すメッセージのインターバルを,0〜2147483647の整数(単位:秒)で指定します。
メッセージKDJE39225-Eが出力されてからこのプロパティで指定したインターバルの間,メッセージKDJE39225-Eの出力を抑止します。0を指定した場合,メッセージKDJE39225-Eの出力を抑止しません。なお,この設定はWebアプリケーション単位に適用されます。 数値以外の文字列や範囲外の数値を指定した場合は,警告メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
60 |
− |
||
webserver.session.max.throwHttpSessionLimitExceededException |
HTTPセッションオブジェクト数が上限値を超えた時に,com.hitachi.software.web.session.HttpSessionLimitExceededException例外をスローするかどうかを指定します。
|
false |
08-00 |
|
セッションIDにサーバIDを付加するかどうかを指定します。
通常はtrueを指定し,webserver.session.server_id.valueで,サーバIDを指定してください。trueまたはfalse以外の文字列を指定した場合,空文字列または空白文字※を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
true |
− |
「機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.7 セッション管理機能」 |
|
セッションIDに付加するサーバIDを,1〜64文字の文字列で指定します。半角英数字(A〜Z,a〜z,0〜9)またはアンダースコア(_)が使用できます。 webserver.session.server_id.enabledにtrueを指定し,このプロパティを省略した場合,またはプロパティに不正な値,空文字列,もしくは空白文字※を指定した場合,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
ホスト名とJ2EEサーバ名/Webコンテナサーバ名(互換機能)からハッシュ関数を用いて生成されます。生成される値は,64文字の16進数です。 |
− |
「機能解説 基本・開発編(Webコンテナ)」の「2.7 セッション管理機能」 |
|
Webアプリケーションで作成されるHTTPセッションの管理方法を指定します。COOKIE,URL,または両方を指定できます。両方のセッション管理方法を指定する場合はCOOKIEとURLの間をコンマ(,)で区切ります。なお,COOKIEまたはURLの前後の半角スペースは無視されます。
|
COOKIE,URL |
09-50 |
(aw) webserver.sessionManagerから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
セッションマネージャの指定機能で使用する,ライブラリのセッションマネージャのクラス名を指定します。<コンテキストルート名>には,セッションマネージャの指定機能を使用するwarのコンテキストルートを指定します。サーバのすべてのwarのセッションマネージャを指定する場合は,*を指定します。 |
なし |
11-10 |
|
セッションマネージャの指定機能で使用する,HttpSessionオブジェクト数の上限を-1〜2147483647の整数で指定します。<コンテキストルート名>には,セッションマネージャの指定機能を使用するwarのコンテキストルートを指定します。サーバのすべてのwarにHttpSessionオブジェクト数で同じ上限値を指定する場合は,*を指定します。 |
-1 |
11-10 |
|
セッションマネージャの指定機能で使用する,ライブラリのセッションマネージャに設定するプロパティを指定します。<コンテキストルート名>には,セッションマネージャの指定機能を使用するwarのコンテキストルートを指定します。 |
なし |
11-10 |
|
セッションマネージャの指定機能で,指定したセッションマネージャのバックグラウンド処理を実行するためのスレッド数を,サーバ単位で指定します。 |
0 |
11-10 |
|
セッションマネージャの指定機能で,指定したセッションマネージャのバックグラウンド処理の実行間隔を,サーバ単位で指定します。 バックグラウンド処理は,この値を6倍した間隔(単位:秒)で実行されます。例えば10を指定した場合,60秒間隔でバックグラウンド処理が実行されます。 |
10 |
11-10 |
(ax) webserver.staticから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
静的コンテンツキャッシュ機能の有効/無効/強制的な無効を指定します。
このプロパティがfalseおよびforceoffの場合,webserver.static_content.cache.size,webserver.static_content.cache.filesize.thresholdの設定は無効となります。 DDファイル(web.xml)またはアプリケーション属性ファイルで,静的コンテンツキャッシュ機能の有効/無効が設定されていないWebアプリケーションでは,このプロパティに指定した値が有効になります。また,静的コンテンツキャッシュ機能の有効/無効が設定されているWebアプリケーションではこのプロパティに指定した値は無効となります。ただし,forceoffを指定した場合は,DDファイル(web.xml)またはアプリケーション属性ファイルの設定に関係なく,このプロパティに指定した値が有効になります。 true,false,forceoff以外の文字列,空文字列または空白文字※を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
false |
− |
|
静的コンテンツキャッシュ機能が有効な場合,メモリにキャッシュできるサイズ(単位:バイト)の上限を0〜2147483647の整数で指定します。 Webアプリケーション単位で,キャッシュの合計サイズが指定した値を超えた場合は,アクセスされていない時間が最も長いキャッシュから削除していき,キャッシュの合計サイズが設定した値以下になるまでキャッシュの削除が繰り返されます。 0を指定した場合,キャッシュできるサイズに上限を設けません。 DD(web.xml)またはアプリケーション属性ファイルで,キャッシュできるメモリサイズが設定されていないWebアプリケーションでは,このプロパティに指定した値が有効となります。また,キャッシュできるメモリサイズが設定されているWebアプリケーションでは,このプロパティに指定した値は無効となります。 無効な値,webserver.static_content.cache.filesize.thresholdで指定した値よりも小さい値,空文字列または空白文字※を指定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
10485760 |
− |
|
静的コンテンツキャッシュ機能が有効な場合,キャッシュできるファイルサイズ(単位:バイト)を0〜2147483647の整数で指定します。 指定した値を超えるサイズのファイルはキャッシュされません。 0を指定した場合,キャッシュできるファイルのサイズに上限を設けません。 DD(web.xml)またはアプリケーション属性ファイルで,キャッシュできるファイルサイズが設定されていないWebアプリケーションでは,このプロパティに指定した値が有効になります。また,キャッシュできるファイルサイズが設定されているWebアプリケーションでは,このプロパティに指定した値は無効となります。 無効な値,webserver.static_content.cache.sizeで指定した値より大きい値,空文字列または空白文字※を設定した場合は,メッセージが出力され,デフォルト値が設定されます。 |
524288 |
− |
|
静的コンテンツに使用する文字エンコーディングを適用させる拡張子を指定します。webserver.http.response.encodingキーが指定されている場合に有効になります。 キーの値に何も設定しない場合,このキーは無効になります。 |
なし |
− |
(ay) webserver.workから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
JSP用テンポラリディレクトリ下に生成したディレクトリをサーバ起動時,および終了時に削除するかどうかを指定します。
|
false |
− |
|
JSP用テンポラリディレクトリを指定します。絶対パスによるディレクトリ名を指定します。※ ディレクトリのパスの区切り記号には,"/"を使用してください。 例えば,Windowsの場合,workディレクトリとしてC:\temp\workを設定するときは,次のように指定します。 (指定例) webserver.work.directory=c:/temp/work |
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(az) webserver.xmlから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
Servlet 2.3のWebアプリケーションについて,タグライブラリ・ディスクリプタ(TLDファイル)が,DTDで記述されたスキーマに沿って記述されているかチェックするかどうかを指定します。 J2EEサーバモードで起動した場合のweb.xml,およびServlet 2.4以降のWebアプリケーションのTLDファイルには,このプロパティの指定は無効となります。また,Servlet 2.4以降のWebアプリケーションに含まれるTLDファイルはTLDのバージョンにかかわらずすべてチェックされます。 次の値を指定します。
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true |
− |
(ba) mail.mimeから始まるキー
指定できるキーについて次に示します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
JavaMailで使用するデフォルトの文字セットを指定します。指定がない場合,J2SEのfile.encodingプロパティが使用されます。このプロパティによってメッセージを送信する際,ファイルで使用されるデフォルトの文字セットと異なる文字セットをデフォルトとして使用できます。 |
なし |
− |
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データが次の条件をすべて満たす場合に,改行コードをCRLFへ変換するかどうかを選択できます。falseが設定された場合,変換を行います。
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false |
− |
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エンコードされたテキストの開始に区切り文字を含まないRFC2047に違反した不正なメールヘッダに対してデコードを行うかどうかを切り替えます。RFC2047に違反したエンコードの不正とは,次のものを指します。
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true |
− |
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標準仕様書を参照してください。 |
false |
09-50 |
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標準仕様書を参照してください。 |
false |
09-50 |
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標準仕様書を参照してください。 |
true |
09-50 |
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標準仕様書を参照してください。 |
true |
09-50 |
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標準仕様書を参照してください。 |
false |
09-50 |
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標準仕様書を参照してください。 |
false |
09-50 |
(bb) manager.j2eeから始まるキー
この内容はManagement ServerがJ2EEサーバに自動で設定します。なお「省略値」とは,キーの指定がない場合に仮定される値です。
内部的に利用するキーのため,何も指定されていない場合に指定したり設定を変更したりしないでください。
「VR」とは,キーが導入・変更されたアプリケーションサーバのバージョンです。
キー名称 |
内容 |
省略値 |
VR |
---|---|---|---|
Management Serverとの連携に必要な設定をします。なお,この内容はManagement Serverが自動で設定するため,手動での編集はできません。Management Serverが自動で設定する内容については,マニュアル「アプリケーションサーバ システム構築・運用ガイド」の「付録E.4 Management ServerがJ2EEサーバに自動で設定する内容」を参照してください。 |
none |
11-00 |
(6) 記述例
ejbserver.deploy.stub.generation.scope=ejb ejbserver.compiler.jvm.maxHeapSize=256m ejbserver.compiler.jvm.minHeapSize=32m ejbserver.naming.host=localhost ejbserver.naming.port=900 ejbserver.naming.protocol=corbaname ejbserver.naming.startupMode=inprocess ejbserver.naming.startupWaitTime=1 ejbserver.naming.startupRetryCount=9 ejbserver.logger.enabled.*=Error,Warning,Information,Debug ejbserver.logger.channels.define.MessageLogFile.filenum=2 ejbserver.logger.channels.define.MessageLogFile.filesize=1048576 ejbserver.application.InitTermProcessClasses=InitTermClass1,InitTermClass2 webserver.connector.http.permitted.hosts=host1,host2 webserver.work.directory=c:/work