3.15.13 実行環境での設定
ここでは,フォールトトレランスのための機能を使用する場合の設定について説明します。
なお,次に示す機能については事前に設定する必要はありません。
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コネクションプールの情報表示
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コネクションプールのクリア
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障害調査用SQLの出力
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オブジェクトの自動クローズ
(1) J2EEサーバの設定
J2EEサーバの設定は,簡易構築定義ファイルで実施します。フォールトトレランスの定義は,簡易構築定義ファイルの論理J2EEサーバ(j2ee-server)の<configuration>タグ内に指定します。
簡易構築定義ファイルでのフォールトトレランスのための機能の定義について,次の表に示します。
簡易構築定義ファイルおよびパラメタについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(サーバ定義)」の「4.3 簡易構築定義ファイル」を参照してください。
(2) リソースアダプタの設定
実行環境でのリソースアダプタの設定は,サーバ管理コマンドおよび属性ファイルを使用します。フォールトトレランスのための機能の定義には,Connector属性ファイルを使用します。
Connector属性ファイルでのフォールトトレランスのための機能の定義について次の表に示します。
項目 |
指定するパラメタ |
設定内容 |
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<property>タグのValidationTypeおよびValidationInterval |
コネクションの障害を検知するタイミングおよび障害を検知する間隔を指定します。 なお,コネクションの障害検知にタイムアウトを設定する場合には,NetworkFailureTimeoutでコネクション管理スレッドの使用を有効にします。※1 |
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<property>タグのNetworkFailureTimeout |
コネクション管理スレッドを使用するかどうかを指定します。 コネクション管理スレッドを使用する場合,コネクションの障害検知機能,およびコネクション数調節機能のタイムアウトが有効になります。タイムアウト時間は簡易構築定義ファイルのJ2EEサーバで指定するキーに,任意の時間を指定できます(デフォルト値は5秒)。 |
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<property>タグのRequestQueueEnable |
コネクション枯渇時のコネクション取得待ちを有効にするかどうかを指定します。 |
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<property>タグのRequestQueueTimeout |
コネクション取得の待ち時間を指定します。 |
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<property>タグのRetryCount |
コネクション取得に失敗した場合のリトライ回数を指定します。 |
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<property>タグのRetryInterval |
コネクション取得に失敗した場合のリトライ間隔を指定します。 |
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<property>タグのSweeperInterval※2 |
コネクションの自動破棄(コネクションスイーパ)が動作する間隔を指定します。 |
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<property>タグのConnectionTimeout※2 |
コネクションの最終利用時刻からコネクションを自動破棄するかどうかを判定するまでの時間を指定します。 |
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<config-property>タグのCancelStatement |
トランザクションタイムアウト発生時のステートメントキャンセルを有効にするかどうかを指定します。 |
Connector属性ファイルについては,マニュアル「アプリケーションサーバ リファレンス 定義編(アプリケーション/リソース定義)」の「4.1 Connector属性ファイル」を参照してください。
(3) J2EEアプリケーションの設定
実行環境でのJ2EEアプリケーションの設定は,サーバ管理コマンドおよび属性ファイルで実施します。パフォーマンスチューニングのための機能の定義には,Session Bean属性ファイル,Entity Bean属性ファイルまたはMessage-driven Bean属性ファイルを使用します。
これらの属性ファイルで指定するタグは,cosminexus.xmlと対応しています。cosminexus.xmlでの定義については,「3.15.12 cosminexus.xmlでの定義」を参照してください。