Groupmax Scheduler/Facilities Manager Version 7 システム管理者ガイド
マスターサーバで管理ツールコマンドを実行する手順は次のとおりです。
SFExeBchコマンドとsfstpexebchコマンドは,管理ツールコマンドの実行中にほかのコマンドが実行されるのを抑止するために実行します。
バッチ共通定義ファイルの定義方法については,「11.4.1 バッチ共通定義ファイルの定義」を参照してください。
日本の祝日は,移行コマンドによって前の年から次の年までの祝日が登録されています。祝日定義ファイルを編集し,2年後以降の祝日が登録されるようにします。
<インストールフォルダ>\batch\sample\sfinitialize_jp.sql
管理ツールコマンドを実行する前に,マスターサーバでSFExeBchコマンド(管理ツールコマンドの排他開始)を実行してください。このコマンドを実行することで,指定されたマシンで管理ツールコマンドが実行できる状態になります。
このコマンドを実行すると,sfstpexebchコマンド(管理ツールコマンドの排他解除)が実行されるまで,他コマンドの実行を抑止します。
SFExeBchコマンドについては,「11.4.4 管理ツールコマンドの排他開始(SFExeBch)」を参照してください。
管理ツールコマンドsfinitialize.batを実行して,各テーブルの初期情報を設定してください。管理ツールコマンドsfinitialize.batの指定方法については,「11.4.7(1) 初期情報の設定」を参照してください。
sfinitialize.batコマンドで設定される初期情報は次のとおりです。設定内容を変更したい場合は,表中の「設定変更時に実行する管理ツールコマンド」に示すコマンドで修正してください。
表7-7 管理ツールコマンドsfinitialize.batで設定される初期情報
| 項番 | 設定項目 | 設定内容 | 設定変更時に実行する管理ツールコマンド | |
|---|---|---|---|---|
| 1 | ユーザ単位アクセス権設定上限 (ユーザ単位アクセス権の設定項目数の上限を設定) |
500 | sfsetusracclmt.bat(11.4.12(6)を参照のこと) | |
| 2 | デフォルト地域コード (国際化未対応クライアントを日本以外で使う場合に,その国のコードをISO 3166-1 alpha 2形式で設定。 設定した地域コードは,sfsettmzn.batコマンド(タイムゾーンの設定)で指定する入力ファイルに登録されている必要がある) |
JP | sfsetdftarcd.bat(11.4.14(1)を参照のこと) | |
| 3 | タイムゾーン | GMT+09:00 | sfsettmzn.bat(11.4.14(2)を参照のこと) | |
| 4 | ユーザ組織ルートノード | 事業所 | sfsetrotusrnod.bat(11.4.8(2)を参照のこと) | |
| 5 | 施設組織ルートノード | 事業所 | sfsetrotfacnod.bat(11.4.9(2)を参照のこと) | |
| 6 | 休日情報 | システムデフォルトのカレンダ | エリアコードなしの2008年〜2037年の土曜日・日曜日が休日として設定されます。 | sfsetdfthdy.bat(11.4.13(6)を参照のこと) |
| 日本の休日・祝日 | 「7.8(2) 祝日ファイルの編集」で編集したsfinitialize_jp.sqlに記載した祝日が登録されます。 運用後,祝日を変更する場合はsfsetdfthdy_jp.csvを編集して使用します。 |
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管理ツールコマンドの実行後に,管理ツールコマンドを実行するマシンでsfstpexebchコマンド(管理ツールコマンドの排他解除)を実行してください。このコマンドを実行すると,コマンドの実行可否が次のように切り替わります。
sfstpexebchコマンドについては,「11.4.6 管理ツールコマンドの排他解除(sfstpexebch)」を参照してください。
なお,sfstpexebchコマンドの実行し忘れなどによって運用コマンドが実行できなくなった場合は,マスターサーバで次のコマンドを実行すると,管理ツールコマンドを実行しているマシンの確認と,排他解除ができます。
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