Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
Protection Manager Consoleを使用して,ファイルシステムに対して次の操作を実行できます。
- バックアップ※
- 一つのストレージサブシステムの中で,ファイルシステムを主ボリュームから副ボリュームにバックアップできます。
- また,バックアップジョブを登録することで,指定したスケジュールに従って,バックアップを自動実行できます。
- ユーザースクリプトを使用すると,ファイルシステムを主ボリュームから副ボリュームを経由して磁気テープへバックアップできます。
- ファイルシステムのバックアップは,ファイルサーバのProtection Manager Consoleから実行します。
- ファイルシステムのバックアップ時には,次のオプションが指定できます。
- [Backup Comment](バックアップコメント)
- [Generation Name](世代識別名)
- [Backup Mode](バックアップモード):Cold,Online,VSS
- [Advanced Options](ユーザースクリプトの設定)
- [Job Registration](バックアップジョブの登録)
- バックアップ時に指定できるオプションについては,「6.2.1 ファイルシステムのバックアップオプション」を参照してください。
- リストア※
- ファイルシステムを副ボリュームから主ボリュームにリストアできます。
- ファイルシステムのリストアは,ファイルサーバのProtection Manager Consoleから実行します。
- ファイルシステムのリストア時には,次のオプションが指定できます。
- [Force](強制)
リストア時に指定できるオプションについては,「6.2.2 ファイルシステムのリストアオプション」を参照してください。
- バックアップジョブの操作
- バックアップジョブを登録できます。また,バックアップジョブを登録したあとに,オプションの変更やバックアップジョブの削除などの操作ができます。バックアップジョブの操作については「6.5 バックアップジョブの操作」を参照してください。
- コピーグループのロック
- 特定のコピーグループの内容を保持(ロック)できます。コピーグループをロックする方法については「6.6 コピーグループをロックする」を参照してください。
- ロック時には,次のオプションが指定できます。
- [Lock Mode](ロックモード):Lock,Unlock
- コピーグループの再同期
- 特定のコピーグループを再同期できます。コピーグループを再同期する方法については「6.7 コピーグループを再同期する」を参照してください。
- 副ボリュームのマウント
- バックアップサーバのProtection Manager Consoleから,副ボリュームをマウントできます。副ボリュームのマウント方法については「6.8.1 副ボリュームをマウントする」を参照してください。
- 副ボリュームのアンマウント
- バックアップサーバのProtection Manager Consoleから,副ボリュームをアンマウントできます。副ボリュームのアンマウント方法については「6.8.2 副ボリュームをアンマウントする」を参照してください。
- アプリケーション情報の参照
- アプリケーション情報を参照できます。アプリケーション情報の参照方法については「6.1.2 アプリケーション情報を参照する」を参照してください。
- カタログ情報の参照
- カタログ情報を参照できます。カタログ情報の参照方法については「6.1.3 カタログ情報を参照する」を参照してください。
- バックアップジョブ情報の参照
- バックアップジョブ情報を参照できます。バックアップジョブ情報の参照方法については「6.1.4 バックアップジョブ情報を参照する」を参照してください。
- アプリケーション情報,カタログ情報,またはバックアップジョブ情報のファイルへの出力
- ファイルサーバのProtection Manager Consoleから,アプリケーション情報,カタログ情報,またはバックアップジョブ情報の表示内容をファイル(タブで区切られた形式)に出力できます。
- 注※
- バックアップの前とリストアの前に,バックアップまたはリストアの対象ボリュームを使用しているアプリケーションプログラムはすべて終了させておく必要があります。なお,OSが使用しているボリュームはバックアップ,リストアできません。
- ファイルシステムが複数のボリュームで構成される場合,すべての主ボリュームと対応する副ボリュームとの間でバックアップ,リストアが実行されます。
- ファイルサーバとバックアップサーバから構成されるシステムの場合,バックアップ操作,リストア操作はファイルサーバだけから実行できます。
- データベースのマウントポイントのバックアップに関する注意事項
- Application Viewには,SQL ServerデータベースやExchangeデータベースが利用するマウントポイントも表示されます。
- 通常,データベースのバックアップはインスタンス名を選択して実行しますが,マウントポイントを指定してファイルシステムをバックアップすることで代行もできます。
- ただし,データベースのインスタンスのデータが,複数のマウントポイントにわたって格納されている場合は,そのデータベースのマウントポイントに対してバックアップを実行しないでください。
- データベースのマウントポイントは,Application DetailウィンドウにSQL ServerデータベースまたはExchangeデータベースの詳細を表示すると,[FS]欄に表示されます。
- この節の構成
- 6.2.1 ファイルシステムのバックアップオプション
- 6.2.2 ファイルシステムのリストアオプション
- 6.2.3 ファイルシステムのバックアップとリストアの運用例
- 6.2.4 ファイルシステムを副ボリュームにバックアップする
- 6.2.5 ファイルシステムを副ボリュームへバックアップする(VSSを使用する場合)
- 6.2.6 ファイルシステムを主ボリュームにリストアする