Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
これまでにバックアップされたファイルシステムとデータベース一覧を,カタログ情報と呼びます。カタログ情報は,Backup Catalog Viewで参照できます。また,カタログ情報の詳細は,Backup Detail Informationウィンドウで参照できます。
カタログ情報を参照するには:
- Protection Manager Consoleを起動して,[Backup Catalog View]タブをクリックします。
Backup Catalog Viewが表示されます。Backup Catalog Viewの表示項目については,「(1) Backup Catalog Viewの表示項目」を参照してください。- Backup Catalog Viewのリストから,詳細情報を表示したいレコードを一つ選択して,[Show Backup Detail Information]ボタンをクリックします。
Backup Detail Informationウィンドウが表示されます。Backup Detail Informationウィンドウは,Backup Catalog Viewのリストで表示したいレコードをダブルクリックしても表示できます。Backup Detail Informationウィンドウの表示項目については,「(2) Backup Detail Informationウィンドウの表示項目」を参照してください。
図6-7 Backup Detail Informationウィンドウの表示例
- この項の構成
- (1) Backup Catalog Viewの表示項目
- (2) Backup Detail Informationウィンドウの表示項目
Backup Catalog Viewの表示項目を次の表に示します。
- 補足説明
- Backup Catalog Viewには,リストボックスが表示されます。リストは,参照しやすいように行単位で並べ替えることができます。リストの見出しをクリックすると,選択した見出しの表示内容に関して昇順または降順に並べ替えられます。
項目名 内容 Backup Host バックアップを実行したホストの名前 Application アプリケーション種別
「File System」,「SQL Server」,または「Exchange」と表示されます。Instance インスタンス名
File System:マウントポイント名
SQL Server:データベースインスタンス名
Exchange:Storage GroupsBackup Time バックアップ時刻 Mode バックアップモード
「Cold」,「Online」,または「VSS」と表示されます。Comment バックアップコメント Backup ID バックアップID Lock Status ロック状態
対象のコピーグループがすべてロックされている場合は「All Locked」,すべてロックされていない場合は「All Unlocked」,一部がロックされている場合は「Partial Locked」と表示されます。
ロック状態の取得に失敗した場合は「-」を表示します。n Backups バックアップされているインスタンスの数 [Show Backup Detail Information]ボタン Backup Detail Informationウィンドウを表示します。Backup Catalog Viewでレコードを一つ選択した場合にだけ有効です。 [Restore]ボタン リストアの処理を実行します。Backup Catalog Viewでレコードを一つ選択した場合にだけ有効です。 [Lock]ボタン ロックを実行します。Backup Catalog Viewでレコードを一つ選択した場合にだけ有効です。 [Resync]ボタン 再同期を実行します。Backup Catalog Viewでレコードを一つ選択した場合にだけ有効です。 [CSV Output]ボタン Backup Catalog Viewの表示内容を,ファイル(タブで区切られた形式)に出力します。このボタンを選択すると,ファイル名と保存先を指定するためのダイアログボックスが表示されます。
(2) Backup Detail Informationウィンドウの表示項目
Backup Detail Informationウィンドウの表示項目を次の表に示します。
- 補足説明
- Backup Detail Informationウィンドウには,リストボックスが表示されます。リストは,参照しやすいように行単位で並べ替えることができます。リストの見出しをクリックすると,選択した見出しの表示内容に関して昇順または降順に並べ替えられます。
表6-5 Backup Detail Informationウィンドウの表示項目
項目名 内容 Host Name ホスト名 Application アプリケーション種別
「File System」,「SQL Server」,または「Exchange」と表示されます。Instance インスタンス名
File System:マウントポイント名
SQL Server:データベースインスタンス名
Exchange:Storage GroupsBackup Comment バックアップコメント Backup ID / Original ID バックアップID /オリジナルバックアップID
バックアップIDは,リストア時に新しいIDに書き換わります。
オリジナルバックアップIDは,バックアップ時に取得された本来のバックアップIDです。Mode バックアップモード
「Cold」,「Online」,または「VSS」と表示されます。Start Time - End Time バックアップ開始時間およびバックアップ終了時間 Number of Lines リスト内の行数 DB SQL Serverデータベース名
この項目は,バックアップ対象がSQL Serverデータベースの場合にだけ表示されます。Storage Group ストレージグループ名
この項目は,バックアップ対象がExchangeデータベースの場合にだけ表示されます。File Type ファイルタイプ
この項目は,バックアップ対象がSQL ServerデータベースおよびExchangeデータベースの場合にだけ表示されます。
SQL Server:[META/DATA/TRAN]
Exchange:[MAIL/PBLC/TRAN/CHCK]Information Store インフォメーションストア名
この項目は,バックアップ対象がExchangeデータベースの場合にだけ表示されます。File Name ファイル名 FS 副ボリュームをマウントするマウントポイントディレクトリ名です。 Disk Group ディスクグループ名(論理ボリュームマネージャー導入環境の場合)または「-」(ベーシックディスク構成の場合)が表示されます。 Device デバイスファイル名
Harddisk<n>(<n>:整数)が表示されます。Pair Name コピーグループ名
RAID Managerのグループ名(dev_group)とRAID Managerのペア論理ボリューム名(dev_name)を組み合わせたものです。Lock Status ロック状態
コピーグループ名が「-」の場合は「-」を表示します。「-」以外の場合は「LOCKED」または「UNLOCKED」を表示します。
ロック状態の取得に失敗した場合は「-」を表示します。PORT# サーバホスト側のポート名称 TID# サーバホスト側のターゲットID LUN# サーバホスト側の論理ユニット番号 MU# ペア識別子 LDEV# RAID装置内での論理デバイス番号 P/S 主ボリュームか副ボリュームかを認識する文字
P:主ボリューム
S:副ボリューム
-:ローカルディスク上のファイルSERIAL# RAID装置(ボリューム)のシリアル番号 [CSV Output]ボタン Backup Detail Informationウィンドウの表示内容を,ファイル(タブで区切られた形式)に出力します。このボタンを選択すると,ファイル名と保存先を指定するためのダイアログボックスが表示されます。