Hitachi Protection Manager Software Console ユーザーズガイド
Protection Manager Consoleを使用して,特定のコピーグループの内容を保持(ロック)できます。また,現在ロックされているコピーグループのロックを解除することもできます。
Protection Managerは,バックアップ先の副ボリュームを自動的に決定してバックアップしていきますが,ロック機能を使用すると,特定の副ボリュームの内容を保持(ロック)し,そのほかの副ボリュームだけを利用してバックアップを継続できます。
特定の副ボリュームをロックした場合の複数世代のバックアップを次の図に示します。この例では,世代1を取得後,副ボリューム1をロックし,世代1のバックアップ内容を保持します。そのため,世代4以降は,残りの副ボリューム(副ボリューム2と副ボリューム3)でバックアップされます。
図6-33 副ボリュームをロックした場合の複数世代のバックアップ
コピーグループをロックするには:
- Protection Manager Consoleを起動して,[Backup Catalog View]タブをクリックします。
Backup Catalog Viewが表示されます。Backup Catalog Viewの表示項目については,「(1) Backup Catalog Viewの表示項目」を参照してください。- ロックするコピーグループに対応したバックアップIDを選択します。
- Backup Catalog Viewの[Lock]ボタンをクリックします。
Lockダイアログボックスが表示されます。Lockダイアログボックスでは,ロックオプションを設定します。- ロックオプションを設定します。
- [Lock Mode]
ロックモードを選択します。ロックする場合は[Lock]ラジオボタンを選択してください(現在ロックが解除されている場合は[Lock]ラジオボタンがデフォルトで選択されています)。現在ロックされているコピーグループのロックを解除する場合は,[Unlock]ラジオボタンを選択してください。Lock Statusが「-」の場合は[Lock]ラジオボタンがデフォルトになります。- [OK]ボタンをクリックします。
ロックの実行を確認するダイアログボックスが表示されます。- ロックを実行する場合には[OK]ボタンをクリックします。
ロックが実行されます。ロック処理中にProtection Manager Consoleを終了しても,コマンドプロセスは中断されません。また,ロックの処理が完了すると,完了を示すダイアログボックスが表示されます。