J2EEアプリケーションとリソースの管理で実行できる運用作業とその手段について，次の表に示します。

表H-5　J2EEアプリケーションとリソースの管理で実行できる運用作業とその手段

運用作業		手段	推奨	参照先
Webアプリケーションの稼働状況を確認する		運用管理コマンド（mngsvrutil）	◎	4.2.1
		運用管理ポータル	○	運用管理操作
アクセス状況に応じて，Webアプリケーションの同時実行スレッド数を動的に変更する		運用管理コマンド（mngsvrutil）	◎	4.2.2
CTMのスケジュールキューの稼働状況を確認する※1		運用管理コマンド（mngsvrutil）	◎	4.3.1
		CTMのコマンド（ctmlsque）	○	4.3.2
CTMのスケジュールキューの同時実行数を動的に変更する※1		CTMのコマンド（ctmchpara）	◎	4.3.2
J2EEアプリケーションの実行状態を確認する		サーバ管理コマンド（cjlistthread）	◎	4.4.1
J2EEアプリケーションでタイムアウトが発生したリクエストをキャンセルする		サーバ管理コマンド（cjstopthread）	◎	4.4.2
J2EEアプリケーションを通常開始する		サーバ管理コマンド（cjstartapp）	◎	リファレンス
		運用管理コマンド（mngsvrutil）	○	リファレンス
		Smart Composer機能のコマンド（cmx_stop_applicationコマンド）	○	簡易構築
		運用管理ポータル	○	運用管理操作
J2EEアプリケーションを通常停止する		サーバ管理コマンド（cjstopapp）	◎	4.5
		運用管理コマンド（mngsvrutil）	○	リファレンス
		Smart Composer機能のコマンド（cmx_stop_applicationコマンド）	○	簡易構築
		運用管理ポータル	○	運用管理操作
J2EEアプリケーションを強制停止する		サーバ管理コマンド（cjstopapp）	◎	4.5.5
		運用管理コマンド（mngsvrutil）	○	リファレンス
負荷分散機を使用してサービスを閉塞する※2		負荷分散機の機能	○	4.5.3
Webサーバのサービスを閉塞する		運用管理コマンド（mngsvrutil）	○	リファレンス
		運用管理ポータル	○	運用管理操作
		Hitachi Web Serverの機能	○	Hitachi Web Server
CTMを利用してサービスを閉塞する※1		運用管理コマンド（mngsvrutil）	○	4.5.4
		CTMのコマンド（ctmholdque）	○	リファレンス
J2EEサーバを停止してサービスを閉塞する		運用管理コマンド（mngsvrutil）	○	リファレンス
		運用管理ポータル	○	運用管理操作
		cjstopsvコマンド	○	リファレンス
J2EEアプリケーションの閉塞を解除する		サーバ管理コマンド（cjstartapp）	○	リファレンス
		運用管理コマンド（mngsvrutil）	○	リファレンス
		運用管理ポータル	○	運用管理操作
J2EEアプリケーションを入れ替える	通常の入れ替え	サーバ管理コマンド（cjstopapp，cjimportappなど）	◎	4.6.1
		運用管理ポータル	○	運用管理操作
	リデプロイによる入れ替え	サーバ管理コマンド（cjreplaceapp）	◎	4.6.2
	リロードによる入れ替え	サーバ管理コマンド（cjreloadapp）	◎	4.6.3
JSPを事前にコンパイルしてから，J2EEアプリケーションを入れ替える		cjjspcコマンド	◎	4.6.4
J2EEアプリケーションの名称を変更する		サーバ管理コマンド（cjrenameapp）	◎	4.6.5
		Server Plug-in	○	運用管理操作
Webアプリケーションのサービス部分閉塞を利用してJ2EEアプリケーションを入れ替える		運用管理ポータル	○	運用管理操作
CTMを利用して，オンライン状態でJ2EEアプリケーションを入れ替える※1		運用管理コマンド（mngsvrutil）	◎	4.6.6
J2EEアプリケーションを本番環境でテストしてから本番運用を開始する		サーバ管理コマンド（cjimportapp，cjstartapp）	◎	4.6.7
コネクションプールの情報を表示する		サーバ管理コマンド（cjlistpool）	◎	解説，リファレンス
コネクションプールをクリアする		サーバ管理コマンド（cjclearpool）	◎	解説，リファレンス
JavaBeansリソースを入れ替える		サーバ管理コマンド（cjdeletejb，cjimportjb）	◎	4.7
クラスタ構成のデータベースの場合に，コネクションプールの状態を表示する		サーバ管理コマンド（cjlistrar）	◎	4.8.1
クラスタ構成のデータベースの場合に，コネクションプールを一時停止する		サーバ管理コマンド（cjsuspendpool）	◎	4.8.2
クラスタ構成のデータベースの場合に，コネクションプールを再開する		サーバ管理コマンド（cjresumepool）	◎	4.8.3
リソースの接続テストをする		サーバ管理コマンド（cjtestres）	◎	解説，リファレンス

（凡例）

◎：推奨する作業

○：推奨外の作業，または代替手段での作業

Hitachi Web Server：マニュアル「Hitachi Web Server」

運用管理操作：マニュアル「Cosminexus　運用管理操作ガイド」

解説：マニュアル「Cosminexus　機能解説」

簡易構築：マニュアル「Cosminexus　簡易構築・運用ガイド」

リファレンス：マニュアル「Cosminexus　リファレンス　コマンド編」

注※1　CTMは，構成ソフトウェアにCosminexus Component Transaction Monitorを含む製品だけで利用できます。利用できる製品については，マニュアル「Cosminexus　概説」を参照してください。

注※2　負荷分散機をSmart Composer機能で管理していない場合に実行します。負荷分散機をSmart Composer機能で管理している場合は，cmx_stop_targetコマンドを使用してサービスを閉塞してください。cmx_stop_targetコマンドの詳細については，マニュアル「Cosminexus　簡易構築・運用ガイド」を参照してください。