Cosminexus システム運用ガイド

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4.4.2 タイムアウトが発生したリクエストのキャンセル

J2EEアプリケーションでタイムアウトが発生したリクエストをキャンセルします。この処理をメソッドキャンセルといいます。メソッドキャンセルは,「4.4.1 J2EEアプリケーションの実行状態の確認」の内容に従ってcjlistthreadコマンドを実行してスレッドの実行状態を確認した結果,メソッドキャンセルが可能な状態(running,timeoutまたはfailed)だった場合に実行してください。

メソッドキャンセルには,サーバ管理コマンド(cjstopthread)を使用します。一度のコマンド実行で,複数のスレッドのメソッドをキャンセルできます。

実行形式と実行例を次に示します。なお,cjstopthreadコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。

実行形式
 
cjstopthread <J2EEサーバ名> -tid <スレッドID> [-tid <スレッドID>…]
 

実行例
cjstopthread MyServer -tid 11111
 

-tidオプションのオプション引数の<スレッドID>には,タイムアウトが発生したことを示すメッセージ,またはスレッドの状態が不正なことを示すメッセージに出力されていたスレッドIDを指定してください。

なお,このコマンドを実行したときに,すでにメソッドキャンセルが実行中の場合,またはメソッドキャンセルの対象に指定したスレッドが存在しない場合は,メソッドキャンセルは実行されないで,コマンドは正常終了します。コマンド実行後のスレッドの状態は,cjlistthreadコマンドで確認できます。「4.4.1 J2EEアプリケーションの実行状態の確認」に示した手順で確認してください。