Cosminexus システム運用ガイド
稼働状況を確認したWebアプリケーションの次の項目を,必要に応じて変更します。
これらの項目は,運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して変更できます。ここで設定した値は,Webアプリケーションを停止するまで有効です。
Webアプリケーションの最大同時実行スレッド数を動的に変更するには,mngsvrutilコマンドに,サブコマンド「change」を指定して実行します。
実行形式を次に示します。なお,mngsvrutilコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名> -u <管理ユーザID> -p <管理パスワード> -t <ホスト名> -k host change webAppThreadCtrl <Webアプリケーションのコンテキストルート> <最大同時実行スレッド数>,<占有スレッド数>,<実行待ちキューサイズ> |
次に,実行例を示します。この例では,次の表に示すように設定を変更します。なお,Webアプリケーションの名称は,「WebAP1」とします。
表4-10 Webアプリケーション(WebAP1)の最大同時実行スレッド数の動的変更の設定例
設定対象 | 設定項目 | 変更前の設定値 | 変更後の設定値 |
---|---|---|---|
Webコンテナ | 最大同時実行スレッド数 | 10 | 10(変更できません) |
Webアプリケーション(WebAP1) | 最大同時実行スレッド数 | 7 | 8 |
占有スレッド数 | 4 | 5 | |
実行待ちキューサイズ | 8 | 10 |
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw1 -t host01 -k host change webAppThreadCtrl "WebAP1" 8,5,10
設定内容は,コマンド実行後,すぐに反映されます。
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