Cosminexus システム運用ガイド

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4.2.2 Webアプリケーションの最大同時実行スレッド数の設定変更

稼働状況を確認したWebアプリケーションの次の項目を,必要に応じて変更します。

これらの項目は,運用管理コマンド(mngsvrutil)を使用して変更できます。ここで設定した値は,Webアプリケーションを停止するまで有効です。

注意
Webアプリケーションの最大同時実行スレッド数の動的変更実行中(mngsvrutilコマンドにサブコマンド「change」を指定して実行している間)は,J2EEアプリケーションのデプロイおよびアンデプロイは実行しないでください。

Webアプリケーションの最大同時実行スレッド数を動的に変更するには,mngsvrutilコマンドに,サブコマンド「change」を指定して実行します。

実行形式を次に示します。なお,mngsvrutilコマンドの詳細については,マニュアル「Cosminexus リファレンス コマンド編」を参照してください。

実行形式
 
mngsvrutil -m <Management Serverのホスト名> -u <管理ユーザID> -p <管理パスワード> -t <ホスト名> -k host change webAppThreadCtrl <Webアプリケーションのコンテキストルート> <最大同時実行スレッド数>,<占有スレッド数>,<実行待ちキューサイズ>
 

次に,実行例を示します。この例では,次の表に示すように設定を変更します。なお,Webアプリケーションの名称は,「WebAP1」とします。

表4-10  Webアプリケーション(WebAP1)の最大同時実行スレッド数の動的変更の設定例

設定対象 設定項目 変更前の設定値 変更後の設定値
Webコンテナ 最大同時実行スレッド数 10 10(変更できません)
Webアプリケーション(WebAP1) 最大同時実行スレッド数 7 8
占有スレッド数 4 5
実行待ちキューサイズ 8 10

実行例
mngsvrutil -m mnghost -u user01 -p pw1 -t host01 -k host change webAppThreadCtrl "WebAP1" 8,5,10

設定内容は,コマンド実行後,すぐに反映されます。