Hitachi Command Suite システム構成ガイド
Device ManagerおよびTiered Storage Managerでは,Tuning Managerと連携することで,パリティグループ利用率やボリュームのIOPSなどの性能情報を収集し,[モビリティ]タブや[分析]タブで確認できます。
Tiered Storage ManagerとTuning Managerが連携すると,[モビリティ]タブでハードウェア階層の利用状況やボリュームのI/O性能を確認し,必要に応じて階層ポリシーを設定したり,ボリュームをマイグレーションしたりして,ストレージリソースの利用効率を最適化できます。
また,Device ManagerとTuning Managerが連携すると,[分析]タブで次のことができます。
- 業務サーバ上のアプリケーションで性能問題が発生した場合に,要因がストレージシステムにあるのかどうかを分析できます。
- ストレージシステム全体の性能を定期的に分析し,問題の兆候を検出できます(ヘルスチェック)。
ヘルスチェック結果はEメールでユーザーに通知できます。
- この節の構成
- 6.2.1 ストレージシステムの性能情報を収集するためのシステム構成
- 6.2.2 ストレージシステムの性能情報を収集するための操作フロー
- 6.2.3 Device Managerサーバ,Tuning ManagerサーバおよびTuning Manager - Agent for RAID間で通信するための設定
- 6.2.4 エンタープライズクラスストレージ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルおよびHUS VMの性能情報を収集するための設定
- 6.2.5 ミッドレンジストレージの性能情報を収集するための設定
- 6.2.6 Tuning Managerサーバとのリモート接続(非クラスタ環境)
- 6.2.7 Tuning Managerサーバとのリモート接続(Windowsのクラスタ環境)
- 6.2.8 Tuning Managerサーバとのリモート接続およびポート番号の設定(htmsetupコマンド)
- 6.2.9 config.xmlファイルおよびconfigforclient.xmlファイルの設定
- 6.2.10 管理クライアントの設定(ストレージシステムの性能情報の収集)
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