Hitachi Command Suite システム構成ガイド
Device Managerサーバ,Tuning Managerサーバ,およびTuning Manager - Agent for RAID間で正しく通信できるように,各マシンの設定内容を確認します。
- 各マシンのGMTが一致していること。
GMTが5分以上異なるときは,エラーになることがあります。- 各マシンでほかのプログラムを共存させる場合,ポート番号が重複していないこと。また,マシン間にファイアウォールが設置されている場合は,使用するポート番号を例外登録していること。
Tuning Managerサーバが使用するポート番号については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager インストールガイド」を参照してください。Tuning Manager - Agent for RAIDが使用するポート番号については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager - Agents」を参照してください。- [分析]タブで特定の操作をする場合,PerformanceデータベースやTuning Manager APIの設定が前提条件を満たしていること。
操作ごとに必要な設定について,次の表に示します。表6-1 [分析]タブでの操作に必要なPerformanceデータベースおよびTuning Manager APIの設定
Performanceデータベースの種別は,バージョン8.1.3以降のTuning Manager - Agent for RAIDでサポートしているHybrid Storeにすることをお勧めします。PerformanceデータベースをHybrid Storeにすると,Tuning Manager APIの利用が有効になります。
操作 Performanceデータベースの種別 Tuning Manager APIを利用を有効にするための設定 [性能問題特定]ウィザードでの分析対象期間を72分より長く,間隔を分単位に設定する Hybrid Store 不要 Storeデータベース 必要 MPブレードまたはMPユニットの性能を分析する Hybrid Store 不要 Storeデータベース 必要 ホストごとに性能を分析する Hybrid Store 不要
Performanceデータベースの移行およびTuning Manager - Agent for RAIDのインストールについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager - Agents」を参照してください。
Performanceデータベースの種別がStoreデータベースの場合,Tuning Manager APIの利用を有効にするにはhtmrestctrlコマンドを実行します。htmrestctrlコマンドについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager - Agents」を参照してください。- Tuning ManagerサーバおよびTuning Manager - Agent for RAIDのインストール先マシンが,ホスト名からIPアドレスに名前解決できること。
- ホスト名が33バイト以上の場合,エイリアス名を設定し,エイリアス名からIPアドレスへの名前解決ができるようにしてください。
- IPv6環境で運用する場合,IPv4とIPv6の両方を使用できるように設定してください。また,ホスト名からIPv6アドレスを解決できるように設定してください。
- Tuning ManagerサーバまたはTuning Manager - Agent for RAIDのインストール先マシンが複数NICを搭載している場合,jpchostsファイルにIPアドレスを設定し,jpchostsファイルをシステム内で統一するようにしてください。
- Tuning ManagerサーバとDevice Managerサーバを同一マシンにインストールし,通信にTLS/SSL を使用する場合,Tuning ManagerサーバとDevice Managerサーバで設定が完了していること。
Tuning Managerサーバの設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager インストールガイド」を参照してください。Tuning Manager - Agent for RAIDの設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager - Agents」を参照してください。
参考
- Device Managerサーバのインストール先マシンとTuning Manager - Agent for RAIDのインストール先マシンでタイムゾーンが異なり,かつDevice Managerサーバのインストール先マシンの時刻がTuning Manager - Agent for RAIDのインストール先マシンの時刻よりも早い環境で運用する場合,[モビリティ]タブを参照した時刻によっては性能情報が正しく表示されないことがあります。時差を考慮し,次のどちらかの方法で運用してください。
- Device Managerサーバのdispatcher.propertiesファイルにあるserver.dispatcher.daemon.autoSynchro.performance.startTimeプロパティの値を変更する。
両マシンのローカルタイムが同じ日付になる時刻以降を設定してください。- 両マシンのローカルタイムが同じ日付になる時刻以降に性能情報をリフレッシュする。
[ストレージシステム更新]画面で[性能情報を更新する]チェックボックスを選択してストレージシステムをリフレッシュするか,RefreshPerformanceDataコマンドを実行してください。
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