Hitachi Command Suite システム構成ガイド
ストレージシステムの性能情報を収集するには,管理サーバ,性能情報を収集するホスト,およびストレージシステムで環境設定をしたあと,管理クライアントで監視対象のストレージシステムをリフレッシュします。
図6-2 ストレージシステムの性能情報を収集するための操作フロー
注意
- Tuning Managerサーバとのリモート接続には,次の制限があります。
・IPv6での通信をサポートしていません。
・SSLまたはTLSで暗号化した通信をサポートしていません。- クラスタの設定でhcmds64dbclustersetupコマンドを実行した場合は,Tuning Managerサーバとのリモート接続の設定が初期化されるため,再度設定してください。
- 次のコマンドでデータベースを復元または移行した場合は,復元または移行先のマシンでリモート接続の設定が再度必要です。
hcmds64dbtrans
hcmds64backupsおよびhcmds64db -restoreの組み合わせ
hcmds64dbtransおよびhcmds64dbrepairの組み合わせ
重要
- 監視対象のストレージシステムをリフレッシュしたあと,正常に完了していることを確認してください。
- Device Manager GUIの場合
- [データ収集タスク]タブの「ストレージシステム更新」タスクの[状態]が完了になっていることを確認してください。
- Device Manager CLIの場合
- AddStorageArrayコマンドの実行が正常に終了していることを確認してください。
参考
- Device ManagerサーバとTuning Managerサーバが同じマシンにインストールされている場合,tuningmanager.propertiesファイルを編集しなくても監視対象のストレージシステムをリフレッシュすれば,[分析]タブを利用できます。この場合,システムは次の設定で動作します。
- htnm.servers=1(接続するTuning Managerサーバの数)
- htnm.server.0.host=127.0.0.1(接続するTuning ManagerサーバのIPアドレス)
- htnm.server.0.protocol=http(Tuning ManagerサーバとHitachi Command Suite共通コンポーネント間の通信方式)
- htnm.server.0.port=22015(接続するTuning ManagerサーバのHBase 64 Storage Mgmt Web Serviceのポート番号)
- [モビリティ]タブを使用する場合や運用環境が上記と異なる場合は,上記の4つのプロパティに適切な値を指定してください。
- 6.2.6 Tuning Managerサーバとのリモート接続(非クラスタ環境)
- 6.2.7 Tuning Managerサーバとのリモート接続(Windowsのクラスタ環境)
- 7.2.9 SMTP認証ユーザーアカウントをDevice Managerに登録する
- 9.1.2 Hitachi Command Suiteのサービスの起動
- 9.1.3 Hitachi Command Suiteのサービスの停止
- 6.2.3 Device Managerサーバ,Tuning ManagerサーバおよびTuning Manager - Agent for RAID間で通信するための設定
- 6.2.4 エンタープライズクラスストレージ,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデルおよびHUS VMの性能情報を収集するための設定
- 6.2.5 ミッドレンジストレージの性能情報を収集するための設定
- 6.2.9 config.xmlファイルおよびconfigforclient.xmlファイルの設定
- A.2.17 server.mail.enabled.storagesystem
- A.2.19 server.mail.from
- A.2.20 server.mail.smtp.host
- A.2.21 server.mail.smtp.port
- A.2.22 server.mail.smtp.auth
- A.2.23 server.mail.errorsTo
- A.14 Tuning Managerとの連携に関するプロパティ(tuningmanager.propertiesファイル )
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