Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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6.2.2 ストレージシステムの性能情報を収集するための操作フロー

ストレージシステムの性能情報を収集するには,管理サーバ,性能情報を収集するホスト,およびストレージシステムで環境設定をしたあと,管理クライアントで監視対象のストレージシステムをリフレッシュします。

図6-2 ストレージシステムの性能情報を収集するための操作フロー

[図]

注意
  • Tuning Managerサーバとのリモート接続には,次の制限があります。
    ・IPv6での通信をサポートしていません。
    ・SSLまたはTLSで暗号化した通信をサポートしていません。
  • クラスタの設定でhcmds64dbclustersetupコマンドを実行した場合は,Tuning Managerサーバとのリモート接続の設定が初期化されるため,再度設定してください。
  • 次のコマンドでデータベースを復元または移行した場合は,復元または移行先のマシンでリモート接続の設定が再度必要です。
    hcmds64dbtrans
    hcmds64backupsおよびhcmds64db -restoreの組み合わせ
    hcmds64dbtransおよびhcmds64dbrepairの組み合わせ
重要
監視対象のストレージシステムをリフレッシュしたあと,正常に完了していることを確認してください。

Device Manager GUIの場合
データ収集タスク]タブの「ストレージシステム更新」タスクの[状態]が完了になっていることを確認してください。

Device Manager CLIの場合
AddStorageArrayコマンドの実行が正常に終了していることを確認してください。
参考
Device ManagerサーバとTuning Managerサーバが同じマシンにインストールされている場合,tuningmanager.propertiesファイルを編集しなくても監視対象のストレージシステムをリフレッシュすれば,[分析]タブを利用できます。この場合,システムは次の設定で動作します。
  • htnm.servers=1(接続するTuning Managerサーバの数)
  • htnm.server.0.host=127.0.0.1(接続するTuning ManagerサーバのIPアドレス)
  • htnm.server.0.protocol=http(Tuning ManagerサーバとHitachi Command Suite共通コンポーネント間の通信方式)
  • htnm.server.0.port=22015(接続するTuning ManagerサーバのHBase 64 Storage Mgmt Web Serviceのポート番号)
モビリティ]タブを使用する場合や運用環境が上記と異なる場合は,上記の4つのプロパティに適切な値を指定してください。

関連タスク

関連参照

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