Hitachi Command Suite システム構成ガイド
次の場合は,config.xmlファイルおよびconfigforclient.xmlファイルの設定内容を変更します。
- Tuning Managerの管理サーバとDevice Managerの管理サーバの間にファイアーウォールが設置されている場合
デフォルトでは任意の空きポート番号が使用される設定になっているため,特定のポート番号が使用されるように,ownPortパラメーターの設定を変更してください。それぞれのファイルのownPortパラメーターには,それぞれ異なるポート番号の設定が必要です。指定できる値は1024~65535です。
なお,ほかのプロセスで使用されるポート番号との競合を避けるため,OSの自動割り当てポートは指定しないでください。ここで指定したポート番号は,ファイアウォールで例外登録が必要です。- Device Managerの管理サーバにNICが複数搭載されている場合
ownHostパラメーターに,Device Managerの管理サーバのIPv4アドレスまたはホスト名のうち,Tuning Managerの管理サーバに接続されているネットワーク側の情報を指定してください。config.xmlファイルとconfigforclient.xmlファイルで,ownHostパラメーターには同じ値を設定してください。- 13台以上のストレージシステムから性能情報を取得する場合,または1日に2回以上性能情報を取得する場合
config.xmlファイルのlogFileSizeパラメーターの値を30に変更してください。- Device ManagerにRMI通信できるホストを制限したい場合
Device ManagerにRMI通信できるホストを制限する事で,外部ホストからのサービス妨害攻撃やバッファーのオーバーフローを狙った攻撃を防ぐのに役立ちます。
以下の設定をしてください。以下の全ての設定についてconfig.xmlファイルとconfigforclient.xmlファイルで,同じ値を設定してください。
- Tuning Manager サーバとDevice Manager サーバを同一ホストにインストールしている場合
ownHostLoopbackパラメーター※の値をtrueに指定してください。また,ownHostパラメーターにループバックアドレス(127.0.0.1 またはlocalhost)を指定してください。
注※ ownHostLoopbackパラメーターの定義は,<vserver-connection>タグ配下に追加してください。- Tuning Manager サーバとDevice Manager サーバを別ホストにインストールしている場合
allowHostsパラメーター※に,Tuning Manager serverのIPアドレスまたはホスト名を指定してください。IPアドレスの指定は,IPv4アドレスまたはIPv6アドレスが使用できます。
また,ownHostLoopbackパラメーターをtrueに変更していた場合は,ownHostLoopbackパラメーターにfalseを指定してください(デフォルト:false)。
Tuning Managerの管理サーバにNICが複数搭載されており,かつホスト名ではなくIPアドレスを指定する場合,Device Managerと通信可能な全てのIPアドレスをコンマ(,)で区切って指定してください。
Device Manager サーバが複数のTuning Manager サーバと通信する場合は,すべてのTuning Manager サーバのIPアドレスまたはホスト名をコンマ(,)で区切りって指定してください。
Device Manager サーバと同一ホストにインストールしているTuning Manager サーバについては,指定は不要です。
注※ allowHostsパラメーターの定義は,<vserver-connection>タグ配下に追加してください。config.xmlファイルおよびconfigforclient.xmlファイルの格納先を次に示します。
- Windowsの場合
- <Hitachi Command Suiteのインストールフォルダ>\DeviceManager\HiCommandServer\vsa\conf
- Linuxの場合
- <Hitachi Command Suiteのインストールディレクトリ>/HiCommandServer/vsa/conf
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.