Hitachi Command Suite システム構成ガイド
ストレージシステムの性能情報を収集するには,Tuning ManagerサーバやTuning Manager - Agent for RAIDを設置する必要があります。
図6-1 ストレージシステムの性能情報を収集するためのシステム構成例
ストレージシステムや各マシンで必要な設定を次に示します。
- ストレージシステム
- Tuning Manager - Agent for RAIDがストレージシステムの性能情報を収集できるように,ストレージシステムでの設定が必要です。
- 性能情報を収集するホスト
- 次の設定が必要です。
- Tuning Manager - Agent for RAIDおよび前提プログラムのインストール
- 監視対象ストレージシステムごとのインスタンス環境の設定
- Tuning Managerサーバのインストールマシン(接続先PFM - Manager)の設定(Tuning ManagerサーバとTuning Manager - Agent for RAIDが異なるマシンにインストールされている場合)
- 設定が完了したら,jpcspm startコマンドを実行して,Tuning Manager - Agent for RAIDのインスタンスを起動します。Tuning Manager - Agent for RAIDは,インスタンスの起動後から性能情報の収集を開始します。なお,初回のデータ取得には最大1時間掛かることがあります。
- Tuning Manager - Agent for RAIDの設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager - Agents」を参照してください。
- 管理サーバ
- Device Managerサーバ
- Tuning Managerとの連携に関するプロパティの設定が必要です。設定が完了したら,Device Manager GUI/CLIで監視対象のストレージシステムをリフレッシュします。
- 必要に応じて,Tuning Managerサーバとのリモート接続や,ヘルスチェック結果をEメール通知するための設定などを実施します。
- Tuning Managerサーバ
- Tuning Managerサーバおよび前提プログラムのインストールが必要です。
- Device ManagerサーバとTuning Managerサーバが異なるマシンにインストールされている場合は,Tuning ManagerサーバがDevice Managerサーバに接続できるように設定します。
- Tuning Managerサーバの設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager インストールガイド」を参照してください。
- 管理クライアント
- [分析]タブからTuning ManagerのPerformance Reporterをラウンチする場合は,レポート定義ファイルをインポートします。
- SMTPサーバ
- ヘルスチェック結果をEメール通知する場合は,Device ManagerサーバがSMTPサーバに接続できるように,SMTP認証の設定が必要です。
All Rights Reserved. Copyright© 2014, 2020, Hitachi, Ltd.