Hitachi Command Suite システム構成ガイド

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1.15 コピーペアを管理する場合のシステム構成(一括管理構成以外)

一括管理構成以外のシステム構成を次に示します。

重要
コマンドデバイスの認証モードが有効に設定されている場合,および仮想コマンドデバイスにSVPを使用していて,かつ構成定義ファイルでコピーペアを定義している場合,Device ManagerのGUIまたはCLIからコピーペアに対する操作を実行する前に,ストレージシステムに対してユーザー認証が完了している必要があります。
次の両方の条件を満たす場合,Device Managerサーバから取得したユーザーアカウントで自動的にユーザー認証が実行されます。
  • Device Managerエージェントのバージョンが8.0.1以降のとき
  • Device Manager サーバとDevice Manager エージェント間の通信にSSL/TLSを利用しているとき
そのほかの場合,RAID Managerのコマンド(raidcom -login)を実行して,手動でユーザー認証を行ってください。手動でユーザー認証を行う場合は,次の点に注意してください。
  • ペア管理サーバのOSがWindowsの場合は,Device Managerエージェントのサービス(HBsA Service)の実行ユーザーでユーザー認証を行ってください。
  • ユーザー認証を一度実行すれば,同一ストレージシステム内のすべてのコマンドデバイスにアクセスできるようになります。
  • 認証モードを無効から有効に変更した場合,コマンドデバイスを認識しているほかのホストがあれば,そのホストでもユーザー認証を行ってください。
重要
  • SVPを使用した構成(Out-of-band方式)でコピーペアを管理する場合,物理コマンドデバイスを使用した構成(In-band方式)でコピーペアを管理する場合に比べて,RAID Managerのコマンドの応答時間が増加する傾向があるため,Replication Managerの処理時間も増加することがあります。
  • SVPを使用した構成の場合,GUIでは,デバイスグループとして定義されたコピーペアの構成の確認とペア状態の変更もできます。

関連概念

関連参照

この節の構成
1.15.1 各ホストでコピーペアを管理する場合のシステム構成
1.15.2 仮想コマンドデバイスサーバ構成でコピーペアを管理する場合のシステム構成
1.15.3 SVP構成でコピーペアを管理する場合のシステム構成(構成定義ファイルでコピーペアを定義した場合)
1.15.4 SVP構成でコピーペアを管理する場合のシステム構成(デバイスグループとしてコピーペアを定義した場合)

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