Hitachi Command Suite ユーザーズガイド

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14.3.1 ストレージシステムの性能分析とは

分析]タブで,ストレージシステムの性能を確認できます。[分析]タブを使用するには,Tuning Managerのライセンスの登録が必要です。Tuning Managerについては,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager ユーザーズガイド」を参照してください。

次の場合に,ストレージシステムの性能を確認します。

分析]タブで確認できる情報よりも詳細な情報を確認したい場合は,Performance Reporterを起動すると,分単位での分析や長期間の分析ができます。Performance Reporterに事前にレポート定義をインポートしておくと,性能問題特定ウィザード,ヘルスチェックレポート,およびMPブレード/ユニット分析画面で表示される項目に対応した項目のレポートが表示されます。

ストレージシステムの性能を分析するためのしきい値は,あらかじめ推奨値が設定されています。しきい値は運用に合わせて変更することもできます。設定したしきい値に従って,分析結果のグラフが色分けされて表示されます。[注意]のしきい値の範囲は黄色,[警告]のしきい値の範囲はピンク色で表示されます。

重要
  • 分析対象のストレージシステムにフラッシュドライブ(FMD,FMC,およびSSD)を搭載している場合の注意事項を次に示します。ただし,次のストレージシステムは対象外です。
    ・VSP 5000 シリーズ
    ・80-04-25-XX/XX以降のVSP G1000
    ・80-05-01-XX/XX以降のVSP G1500およびVSP F1500
    ・83-04-20-XX/XX以降のVSP Gx00およびVSP Fx00
    フラッシュドライブのパリティグループの利用率およびコントローラの使用率からその負荷状況は判断できません。フラッシュドライブの特性上,負荷状況に関係なく値が大きく表示されることがあります。そのため,次の分析結果では,注意や警告のステータスが表示されることがあります。
    ・性能問題特定ウィザードのパリティグループおよびドライブ
    ・ヘルスチェックレポートの[使用率がビジーなPG]および[PG 最大使用率(しきい値超過)

関連項目

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