Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
Universal Storage Platform V/VMまたはHitachi USPの場合に,ヘルスチェックレポートで表示される性能を分析するための各項目について,評価の目安になる値を説明します。
ヘルスチェックレポートに表示される情報よりも詳しい情報を参照したい場合は,Performance Reporterを起動すると,分単位での分析や長期間のトレンド分析などを実施できます。
ヘルスチェックレポートでは,設定したしきい値を超える項目がある場合,[注意]または[警告]のステータスになります。ステータスが[注意]または[警告]となる値の目安を次に示します。
表14-6 Universal Storage Platform V/VMまたはHitachi USPのリソースの性能指標(ヘルスチェックレポート)
種類 メトリック [注意]または[警告]となる値 説明 キャッシュ合計(ストレージシステム全体),キャッシュ(CLPR) 書き込み待ち率 [注意]:30%より大きい
[警告]:70%より大きい
- 30%以下である場合は正常と考えられます。
- 頻繁に,または連続して40%を超える場合は注意が必要です。
- 頻繁に,または連続して50%を超える場合はすぐに改善が必要です。
- 70%に達した場合は,流入制御が行われます。
サイドファイル使用率 [注意]:10%以上
[警告]:20%以上
- この値は,TrueCopy Asyncに対してだけ適用されます。TrueCopy Asyncを使用していない場合は影響ありません。
- この値が高いと,ダウンストリームに負荷が集中していることが考えられます。
チャネルプロセッサー 利用率 [注意]:40%以上
[警告]:80%以上- パリティグループ 最大利用率 [注意]:40%以上
[警告]:80%以上- ディスクプロセッサー 利用率 [注意]:40%以上
[警告]:80%以上-
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