Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
VSP 5000シリーズ,VSP G1000,G1500,VSP F1500,VSP Gx00モデル,VSP Fx00モデル,Virtual Storage PlatformまたはHUS VMのボリューム(基本ボリューム,DPボリューム,および外部ボリューム)の場合に,性能問題特定ウィザードで表示される性能を分析するための各項目について,評価の目安となる値を説明します。
DPボリュームを分析する場合,DPボリュームに関連するすべてのキャッシュおよびMPブレードまたはMPユニットが対象となります。パリティグループは,DPプールを構成しているDPプールボリュームが所属するパリティグループが対象です。 外部ボリュームを分析する場合,内部ストレージシステムと外部ストレージシステムの両方が対象となります。
性能問題特定ウィザードに表示される情報よりも詳しい情報を参照したい場合は,Performance Reporterを起動すると,分単位での分析や長期間のトレンド分析などを実施できます。
性能問題特定ウィザードでは,設定したしきい値を超えている項目がある場合,ステータスが[注意]になります。ステータスが[注意]となる値の目安を次に示します。
種類 メトリック [注意]となる値 説明 ポート 利用率 100%以上 デフォルト値では,ステータスが[注意]となりません。 キャッシュ(MPブレード/ユニットごとのCLPR) 書き込み待ち率 30%より大きい
- 30%以下である場合は正常と考えられます。
- 頻繁に,または連続して40%を超える場合は注意が必要です。
- 頻繁に,または連続して50%を超える場合はすぐに改善が必要です。
- 70%に達した場合は,流入制御が行われます。
- この値が高いと,バックエンドに負荷が集中していることが考えられます。
MPブレード/ユニット 利用率 40%以上 - パリティグループ 利用率 40%以上 パリティグループの利用率は40%未満である必要があります。 Read Hit率 25%以下 -
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