Hitachi Command Suite ユーザーズガイド
ヘルスチェックレポートの注意事項を次に示します。
- ヘルスチェックレポート内のテーブルでは,チャートにプロットされた値の平均値と最大値が表示されます。
チャート内のプロットの値は,次のレポートを除いて,指定した[間隔]の単位で平均された値です。
次のレポートでは,指定した[間隔]の中で最大の値が表示されます。
- [PG最大使用率(しきい値超過)]
- [MPB/MPUごとのCLPR最大書き込み待ち率]
- ヘルスチェックレポートに含まれるストレージシステム全体レポートの値を次に説明します。
- ストレージシステム全体フロントエンドIOPS:接続しているホストによるストレージシステムへのIOPSの総数(読み取りおよび書き込みを含む)
- ストレージシステム全体フロントエンドMB/s:接続しているホストによるストレージシステムとの読み取りおよび書き込み速度(MB/s)
- ストレージシステム全体バックエンドIOPS:ストレージシステム全体フロントエンドIOPSのうち,ストレージシステムのキャッシュメモリーで取り扱われなかった部分
- クローン属性のThin Imageのコピーペアまたはカスケード構成に対応したThin Imageのコピーペア(副ボリュームがDPボリュームのコピーペア)に使用されているボリュームが含まれる論理グループは,[影響する論理グループ]に表示されることがあります。表示された場合は,Performance Reporterで詳細を確認してください。
- [ヘルスチェック結果]に「一部不明」と表示される場合は,次の内容を確認してください。
番号 原因 対処 1 次のすべての条件に該当する場合
- 分析対象のストレージシステムのポートに割り当てられていないボリュームが存在する。
- Tuning Manager - Agent for RAIDのインスタンス環境の設定について,Unassigned Open Volume Monitoringの設定がNである。
Tuning Manager - Agent for RAIDのインスタンス環境の設定について,Unassigned Open Volume Monitoringの設定をYに変更してください。 2 分析対象のストレージシステムにボリュームが1つも作成されていないパリティグループが存在する。
パリティグループから作成されているボリュームの数は,[リソース]タブから,対象のストレージシステムのパリティグループの一覧で[ボリューム数]を確認してください。対象のストレージシステムのすべてのパリティグループについて確認してください。パリティグループからボリュームを作成してください。 3 Tuning Manager - Agent for RAIDのバージョンがv5.9.0より前である。 Tuning Manager - Agent for RAIDのバージョンを,ヘルスチェックがサポートするv5.9.0以降にバージョンアップしてください。 注 Tuning Manager - Agent for RAIDの設定方法については,マニュアル「Hitachi Command Suite Tuning Manager - Agents」を参照してください。
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